クレーマー対応マニュアル:県作成に精神障害者などの項目 /長野
◇「木で鼻をくくった回答を」
県が作成した「クレーマー」(繰り返し不当な苦情や注文を付ける人)の対応マニュアルに、精神障害者などの項目を設けて、その電話対応に「事実でない限りは木で鼻をくくったような回答をする以外はない」と記述していることが13日、分かった。
県人事課の小池茂見課長は、同日の県議会総務企画委員会で「誤解を招きやすい表現があり修正したい」と釈明、マニュアルを見直す考えを示した。
マニュアルは不当な苦情への電話対応などをまとめたもので、人事課が今月作成した。民間企業向けの書籍を参考に作ったとし、県職員のみが閲覧できるコンピューターの庁内LANに掲載されていた。
県議会総務企画委で取り上げられ、小林伸陽氏(共産党県議団)が記述を問題視していた。【神崎修一】