勝利を呼び込む ６月９日

朝、時計がわりにつけているNHKラジオの「今日は何の日？」をけっこう楽しみに聞いているのだが、それによると今日は日本史上重要な日だそうだ。

２００２年　６月９日　日本がサッカー・ワールドカップで記念すべき初勝利をあげた日

「ドーハの悲劇」でサッカーの存在に気付き応援するようになった私が、サッカーの面白さを初めて知ったのは、あの試合かもしれない。
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=3706

ドーハの雪辱を果たし、次のフランス大会には初出場を見事果たしたものの、私のような素人サッカーファンでさえ知っているサッカー界最大の立役者がＷカップ直前の遠征先から帰国させられるという非情な采配と、負けはしないだろうが勝ちそうにもない試合運びで終わったため、それ以後しばらくの間、サッカーと云うと、後味の悪さと消化不良のような印象ばかりが強かった。

それが、日本開催をまえに日本代表チームの試合運びがそれまでとは異なっていることが素人目にも明らかになり、迎えたＷカップ第一戦の引き分けで欧州と互角に戦えることが示され、弥が上にも期待が高まったところでの、本国での初勝利だった。

ドハーの悲劇から足掛け１０年、６月９日　日本中が喜びにわいた歴史的初勝利だった。
長い時間を要しようとも、困難を極めようとも、諦めず努力を続け、夢を繋いでいくことの大切さを教えてくれる６月９日の勝利だった。

おそらく・・・この試合を日本代表のユニフォームで応援されであろうお姫様が、敬宮様だ。

おそらく・・・というのは、引き分けとなった第一戦、皇太子ご夫妻は対戦相手のベルギーの皇太子ご夫妻とともにロイヤルボックスから観戦されていたことから、ご家族お揃いでの応援は６月９日の初勝利の一戦ではなかったかと拝察しているのだ。

そう、６月９日は皇太子ご夫妻の御成婚記念日である。
初めての出会いから７年の月日を経ての御成婚。
その間に時代が昭和から平成へと変わり、皇太子様の御立場も公務も重みをまし、雅子妃殿下も外交官としてキャリアを着実に歩まれ、一度は途切れたかに思えた御縁だったが、それぞれに研鑽を積まれ、７年の歳月をへて満を持しての御成婚に国民の喜びも大きかった。

努力がすぐ実ることばかりではない
願いが叶うことばかりでもない
でも、
諦めず努力を続ければ
夢を繋いでいけば
いつか必ず報われる日がくる
日本に　勝利を呼び込む６月９日

この春は、思いがけない結果や事態に驚き悩み落ち込む話が多かった。
思わぬ学校へ重い足をひきずり向かう子や、持病を抱えたうえに厳しい病気と闘わねばならなくなった人もいる、私自身もなかなか思うようには歩めていない。
だが、
勝利を呼び込む６月９日に
諦めず前を向いて行こう、努力することを止めないでいようと気持ちを新たにしている
諦めず前を向いて頑張っている人を応援していこうと、決意を新たにしている