何を見ても何かを思い出す

He who laughs last laughs best

いい湯だなが目印だよワンコ

2016-12-11 18:07:15 | ひとりごと
流石にこの時期になると気忙しく -実態として忙しいかはともかく -「気」忙しく、長編を読み通す時間がないが、チョビっと面白いものを読んでいる。

「動物のお医者さん」(佐々木倫子)

まだ2巻しか読んでいないので、これからどのように展開するのかは分からないが、本書は北海道を舞台に、H大の獣医学部の学生を主人公とする漫画である。(2巻だけ借りたものらしく、以後 私に読む機会があるかどうか分からないので、今のうちに記しておく)

主人公・公輝(まさき)は、彼をキミテルと呼ぶ祖母と、賢く聞き分けの良いシベリアンハスキーのチョビと、乱暴だが人情家でもある猫のミケと、獰猛なオスのニワトリのヒヨちゃんと、その他大勢のスナネズミと一緒に暮らしている。
本書は、公輝と二階堂(公輝をハムテルと呼ぶ高校時代からの友人にして同じ獣医学部の学生)が、H大獣医学部で学び立派な?獣医師になるまでをコメディタッチで描く漫画のようだが、とにかく動物の心理描写が良い。

レポート提出で忙しいハムテルに「(散歩は)あとで」と言われると、頭をカックシと落としながらも指示に従い部屋から出て行く、素直なチョビ。 ’’ドアノブが動けば、ハムテルが出てくる’’と思いながら、ひたすら黙ってドアノブを見つめている健気なチョビ。
『人が何か食べていても欲しがってはいけません。でももしその人がくれたら、食べてもいい』と躾けられているため、美味しそうなものを食べている人を見ても、奪うことはしないが、顔いっぱいに’’くれたら食べてもいい’’という期待を表し、食べている人を見つめ続ける食いしん坊なチョビ。
『何をされてもチョビは絶対怒らないもんな』と言われ、’’そ、そうかな’’と軽く悩むチョビ。
あれもこれも、「あぁワンコもそんな感じだった」と目をうるませ読んでいるのだが、おそらくペットと暮らした経験がある者なら誰でも’’アルアル’’と思うエピソード満載なだけでなく、その時々にピッタリな動物の気持ちが吹き出しで書かれているので、ホロリとさせられたり笑わされたりと慰められている。

とは云え、この冬はワンコが天上界の住犬になってしまい元気の供給源が絶たれたので、ちょっとやそっとのことでは元気は出ない。せめて体のコリをほぐそうと週末には日帰り温泉に出かけているのだが、そこで偶然わんこを亡くした人が話しているのを聞くともなく聞いてしまい、尚更しんみりしている。

温めの炭酸風呂でいい気分になっている私の隣で話し込んでいるのは、どうも幼馴染らしい二人の若者だ。
一人が「明日、四十九日(法要)があるのだが、出席するのが鬱陶しい。親戚のおじさんが、仕事や結婚のことなど何かとうるさく聞いてくる」と言うと、もう一人が「そういう鬱陶しい人が、親戚には必ず一人や二人はいる」と相槌を打ちながら「で、誰の四十九日だ?」と訊ねている。
わんこの四十九日らしい。
それを聞いた友人は、「わんこの四十九日なら絶対に出席しないとイカンだろ、というか出席したいだろう」 と訊ねると、「わんこのためには出席したいけど、自分が出席したくない気持ちを一番わかってくれるのも、わんこだと思うんだな。進学とか就職とか、その他の色々とか、わんこにだけは本音を話して来たからな」
「・・・・・」
二人、しばし無言。

家族皆が楽しく喜んでいる時、犬はその真ん中で喜びを倍増させてくれるけれど、家族それぞれがひっそり悩んだり悲しんだりしている時に、黙って隣で一緒に泣いてくれるのも犬だというのは、犬と暮らす人は皆経験していることなのかもしれない。

寒さが厳しくなってくる今日この頃。
ワンコ、ワンコの温かい体温に触れられないのが辛いだけでなく、その優しさに甘えられないのが一層淋しいよ ワンコ

そういえば、ワンコは本当に人の気持ちと言葉を分かっていたのだと教えてくれるニュースをコピペしていたんだよ 
ちょっと古いニュースだし、ワンコにとっては分かりきったことだろうけど、貼っておくよ ワンコ

<イヌも右脳と左脳で言葉理解…ハンガリーで実験> 読売新聞 8月30日(火)18時28分配信より一部引用
犬は人間と同じように、人間の話し言葉の内容を左脳で、抑揚を右脳で把握しているとする研究結果を、ハンガリーの研究チームがまとめた。
抑揚をつけた褒め言葉で話しかけられた時だけ、喜んだことを示す脳の反応がみられ、犬が抑揚も含めて言葉を理解していることが確認できたという。論文は9月2日付の米科学誌サイエンスに掲載される。
研究チームは脳の活動を調べる機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)と、測定中に動かないよう特別に訓練した13匹の犬を使って実験した。犬に褒め言葉と意味のない言葉を、それぞれ抑揚有りとなしで話しかけ、脳の活動を記録した。

「愛情ホルモン&’’快’’感覚」にあるハンガリーの研究チームと読売記事のチームは同じなのかな ワンコ
海外でも、わんこと人との絆が研究されているんだな ワンコ
これほど人の気持ちと言葉が分かるワンコなのだから、ねぇワンコ 分かっているんだろう? 私達の気持ちを
帰ってきておくれよ ワンコ
帰宅が遅くなってしまった一昨日の夜、門をあけると、鳴き声で迎えてくれたろう? ワンコ
11か月ぶりのワンコの声が、嬉しかったよ
クリスマスには姿も見せておくれよ ワンコ
チーズとササミをプレゼントとして用意しておくからさ 帰っておいでよ ワンコ
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