今日6月9日、皇太子ご夫妻の御成婚記念日に、およそ200年ぶりとなる生前退位(譲位)の根拠となる退位特例法が成立した。
リークで始まりリークで終わった この法案は、リークしたところが最大限の旨味を得たという、何とも後味の悪いものであるが、それが 本法案の成立過程(リーク)と無関係な皇太子ご夫妻の御成婚記念日に成立しただけでなく、その’’負’’を背負って新たな時代を切り拓かねばならない未来を思う時、一層 苦々しさが増してくる。
そんな苦々しさを一瞬忘れさせてくれるような今日6月9日の満月は、「ストロベリー・ムーン」と呼ばれ「愛する人と見ると幸せになれる」とも云われるそうだが、この月を皇太子ご夫妻はご一緒に見ておられない。
皇太子様は地方公務で石川県をご訪問されているが、雅子妃殿下は先月下旬から急性扁桃炎にともなう微熱が続くため東宮御所にて治療をされているからだ。
歴史上見たこともない敬称と予算・人員の倍増だけが決まり、安定的な皇位継承問題は置き去りとなっている困難な状態で、船出の準備をされねばならない皇太子御一家の新たな旅路が幸多いものとなるよう、心から祈りたい。
そんな時いつも私の心にこだまする歌がある。
中島みゆき氏 作詞作曲の「宙舟(そらふね)」は、私自身の応援歌でもあるし、誰かを応援する時に届けたい曲の一つでもある。そんな「宙舟」には、謂われ無いバッシングの数々に黙って耐えておられる皇太子御一家を応援するとき、特に強くシャウトしたい歌詞がある。
今日という日は、ここにもそれを記しシャウトしたいが、胸に収め、応援する力へと変えていきたいと思っている。
それを後押ししてくれる記事を見つけた。
<退位特例法成立 皇位継承へ 人柄にじむ皇太子さま> 毎日新聞2017年6月9日 21時09分配信より引用
天皇陛下の退位を実現する特例法が成立し、皇位を継承される皇太子さまにも注目が集まる。公務をこなす一方、趣味の登山や研究活動にも積極的な皇太子さま。温厚でユーモアに富む人柄が、親交のある人々をひきつけている。
皇太子さまは5歳の時、長野・軽井沢近くの山を天皇陛下に連れられて登って以来、山歩きが好きになった。幼少期のご一家の登山の思い出を山岳雑誌に寄せている。
<父は山登りの途中、たとえ花のない植物であっても興味を抱いて足を止め、おもむろにリュック・サックから三分冊の分厚い「原色日本植物図鑑」を取り出す。その度に頂上に早く着きたいという私の望みは絶たれるのであった>
日本山岳会の会員で、これまでに登った山は170あまり。山岳写真家の白籏史朗さん(84)の著書を愛読し、交流もある。白籏さんは「山の話をする時の皇太子さまは天真らんまんな笑顔。山は自由になる時間の少ない皇太子さまが心を解き放てる場所なのだと思う」と話す。
皇太子さまは学習院大学で日本中世史を専攻し、現在も大学史料館の客員研究員をしている。学生時代には試験監督のアルバイトを経験。問題用紙を配布し、受験票の写真と受験生の顔を照合した思い出を史料館の講座で語ったことがある。
<張り詰めた会場の雰囲気に圧倒されてしまいました>
自身を護衛する警察職員が大学の腕章を付けてその場に溶け込み、バイト体験に協力してくれたという逸話も感謝の気持ちとともに明かした。
歴史研究に加え、近年の研究テーマは水問題。水を通して貧困や環境などを考察し、国内外の治水・防災関連の施設に足を運ぶ。国際会議などで度々、講演してきた。
研究を通じて交流のある国土交通省OBの広木謙三さん(57)は「穏やかでいてユーモアに富み、場を和ませて相手をリラックスさせてくださる。海外の水の関係者にも皇太子さまのファンは多い」と人柄を語る。研究者としての皇太子さまに実直な姿勢を感じるという。「歴史に学び、今と未来に生かすことを考える姿勢が一貫していて、講演などで語られる内容は説得力がある」
『歴史に学び、今と未来に生かすことを考える姿勢が一貫して』おられる皇太子様が、ご自分のオールで正しいと信じる道を歩んでいかれるように、心から応援したいと思っている。
追記
「心をあわせ’’聖域’’を目指せ」で、「聖域」で大倉氏の登山経験の有無が判明したと書いたが、その答えを記し損なっていた・・・・・。
恐ろしいことに、大倉氏は学習院大学で山岳系同好会に属していたと云う。
『山にばかり登っていた。山に行きすぎて、卒業するまでに五年かかった』(本書 著者による後書きより)
つまり大倉氏は、「ズブの素人」を槍ケ岳に登らせるための訓練を心得ている人であった。
ズブの素人のうえに、体力の減退をひしひしと感じつつある私、そんな私が今年もまた無鉄砲にも山の計画を立て始めている。
もう一度「夏雷」を読み返し、そこに書かれていた「2~3ヶ月でズブの素人が槍ケ岳に登れる訓練」を研究しなければならないと思う、6月9日である。
「ずぶずぶの素人 その壱」 「ずぶの素人改めダメな素人」 「ダメ素人のアルペン踊り」
「ずぶの素人orナチュラリスト 比較」 「ずぶの素人と玄人の境界、その先へ」
リークで始まりリークで終わった この法案は、リークしたところが最大限の旨味を得たという、何とも後味の悪いものであるが、それが 本法案の成立過程(リーク)と無関係な皇太子ご夫妻の御成婚記念日に成立しただけでなく、その’’負’’を背負って新たな時代を切り拓かねばならない未来を思う時、一層 苦々しさが増してくる。
そんな苦々しさを一瞬忘れさせてくれるような今日6月9日の満月は、「ストロベリー・ムーン」と呼ばれ「愛する人と見ると幸せになれる」とも云われるそうだが、この月を皇太子ご夫妻はご一緒に見ておられない。
皇太子様は地方公務で石川県をご訪問されているが、雅子妃殿下は先月下旬から急性扁桃炎にともなう微熱が続くため東宮御所にて治療をされているからだ。
歴史上見たこともない敬称と予算・人員の倍増だけが決まり、安定的な皇位継承問題は置き去りとなっている困難な状態で、船出の準備をされねばならない皇太子御一家の新たな旅路が幸多いものとなるよう、心から祈りたい。
そんな時いつも私の心にこだまする歌がある。
中島みゆき氏 作詞作曲の「宙舟(そらふね)」は、私自身の応援歌でもあるし、誰かを応援する時に届けたい曲の一つでもある。そんな「宙舟」には、謂われ無いバッシングの数々に黙って耐えておられる皇太子御一家を応援するとき、特に強くシャウトしたい歌詞がある。
今日という日は、ここにもそれを記しシャウトしたいが、胸に収め、応援する力へと変えていきたいと思っている。
それを後押ししてくれる記事を見つけた。
<退位特例法成立 皇位継承へ 人柄にじむ皇太子さま> 毎日新聞2017年6月9日 21時09分配信より引用
天皇陛下の退位を実現する特例法が成立し、皇位を継承される皇太子さまにも注目が集まる。公務をこなす一方、趣味の登山や研究活動にも積極的な皇太子さま。温厚でユーモアに富む人柄が、親交のある人々をひきつけている。
皇太子さまは5歳の時、長野・軽井沢近くの山を天皇陛下に連れられて登って以来、山歩きが好きになった。幼少期のご一家の登山の思い出を山岳雑誌に寄せている。
<父は山登りの途中、たとえ花のない植物であっても興味を抱いて足を止め、おもむろにリュック・サックから三分冊の分厚い「原色日本植物図鑑」を取り出す。その度に頂上に早く着きたいという私の望みは絶たれるのであった>
日本山岳会の会員で、これまでに登った山は170あまり。山岳写真家の白籏史朗さん(84)の著書を愛読し、交流もある。白籏さんは「山の話をする時の皇太子さまは天真らんまんな笑顔。山は自由になる時間の少ない皇太子さまが心を解き放てる場所なのだと思う」と話す。
皇太子さまは学習院大学で日本中世史を専攻し、現在も大学史料館の客員研究員をしている。学生時代には試験監督のアルバイトを経験。問題用紙を配布し、受験票の写真と受験生の顔を照合した思い出を史料館の講座で語ったことがある。
<張り詰めた会場の雰囲気に圧倒されてしまいました>
自身を護衛する警察職員が大学の腕章を付けてその場に溶け込み、バイト体験に協力してくれたという逸話も感謝の気持ちとともに明かした。
歴史研究に加え、近年の研究テーマは水問題。水を通して貧困や環境などを考察し、国内外の治水・防災関連の施設に足を運ぶ。国際会議などで度々、講演してきた。
研究を通じて交流のある国土交通省OBの広木謙三さん(57)は「穏やかでいてユーモアに富み、場を和ませて相手をリラックスさせてくださる。海外の水の関係者にも皇太子さまのファンは多い」と人柄を語る。研究者としての皇太子さまに実直な姿勢を感じるという。「歴史に学び、今と未来に生かすことを考える姿勢が一貫していて、講演などで語られる内容は説得力がある」
『歴史に学び、今と未来に生かすことを考える姿勢が一貫して』おられる皇太子様が、ご自分のオールで正しいと信じる道を歩んでいかれるように、心から応援したいと思っている。
追記
「心をあわせ’’聖域’’を目指せ」で、「聖域」で大倉氏の登山経験の有無が判明したと書いたが、その答えを記し損なっていた・・・・・。
恐ろしいことに、大倉氏は学習院大学で山岳系同好会に属していたと云う。
『山にばかり登っていた。山に行きすぎて、卒業するまでに五年かかった』(本書 著者による後書きより)
つまり大倉氏は、「ズブの素人」を槍ケ岳に登らせるための訓練を心得ている人であった。
ズブの素人のうえに、体力の減退をひしひしと感じつつある私、そんな私が今年もまた無鉄砲にも山の計画を立て始めている。
もう一度「夏雷」を読み返し、そこに書かれていた「2~3ヶ月でズブの素人が槍ケ岳に登れる訓練」を研究しなければならないと思う、6月9日である。
「ずぶずぶの素人 その壱」 「ずぶの素人改めダメな素人」 「ダメ素人のアルペン踊り」
「ずぶの素人orナチュラリスト 比較」 「ずぶの素人と玄人の境界、その先へ」