ひげ爺さんのお散歩日記-2

日々新た、今日は今日、明日は明日の風が吹く

「モモ(桃)」 バラ科 

2016年04月06日 19時55分09秒 | 日記
          「モモ(桃)」 バラ科 ☆3月3日の誕生花☆
       花言葉は… あなたに夢中・気立ての良さ・天下無敵



 今朝の最低気温は午前3時の9.4℃。  最高気温はお昼正午の20.9℃。
今日はほぼ快晴でした。 良く晴れたと云う事で昨夜は久し振りに10℃を切りました。
しかし日中は日差したっぷり、ポカポカ陽気を通り越して、汗ばむ陽気でした。

  《朝散歩…  包近公園周辺  6,5km  9,340歩  1時間30分》
散歩に出た9時の気温は16.0℃。 今年は桜の開花中に雨が降る事も無く、
強い風も吹きませんでした。 なのでまだ満開。 花びらがハラハラと散る中の散歩でした。
ですが、明日は一日中雨。 しかもたっぷり降る予報です。

写真は自治会遊歩道の桜並木です。 今日が見納めになりそうです。


散歩中に竹林を歩くと掘り上げたばかりの筍が…(笑。 私は無類の筍好きです。
ですが今年はまだ食べていません。 美味しそうですね。 早く誰かくれないかなぁ(笑。

 今日も11時過ぎに母を見舞いましたが、今日の母は…(汗。
口を半開きにしてベッドに寝ていました。 ほっぺたを叩いても反応が有りません。
まさかこのまま逝ってしまうのでは… と心配するほど。
とても昼食どころでは有りません。 どうも夜になると元気になり過ぎて、
強い薬を飲まされているようです。

 昼食は残しておいて貰う事にして、一旦引き揚げて2時過ぎにもう一度訪れる事にしました。
その間、コンビニでお弁当を買ってリサイクル公園で時間をつぶしました。
2時過ぎに再び訪れるとまだ寝てはいましたが、話し掛けるとちゃんと反応し、
むっちゃん、よっちゃんも判ってくれました。 遅い昼食もいつもの量を食べてくれました。
どうも夜間飲まされる睡眠剤が強過ぎるようです。 
看護婦さんに量を減らすか、もっと弱い薬に替えてもらうように頼んでおきました。
夜に付き添っていればどうなのかな… と思います。

  《朝散歩…  包近公園周辺  6,5km  9,340歩  1時間30分》
3時過ぎから昼散歩。 今年初めて帽子の後ろにUVカット布を付けて歩きました。
そろそろ紫外線対策が必要な季節になりましたね。 Tシャツ1枚ですがそれでも暑かった。


     「ひげ爺の春休みの自由研究~!」 …12日目
約10日で収穫出来ると云う 「かいわれ大根」 の水栽培に挑戦してみました。

日除けの箱を取って3日目。 双葉はすっかり緑色になりました。
そして、茎も市販されているカイワレと遜色ない無い位に伸び、暴れて来ました。
どうやら収穫時期になったようです。 明日サラダと豚肉の生姜焼きでいただきます(笑。

 今日の花は 「桃の花」 です。





包近(かねちか)地区は大阪府最大の桃の産地で、「包近の完熟桃」 として有名です。 
ですが、大都会(消費地・大阪)が近いので、出荷ぎりぎりまで木に実らせたままで熟させ、
頃合をみて収穫するため、全国のスーパーに出回る事はあまり有りません。


出荷時が食べごろと云う訳です。 その 「桃の花」 が今満開を迎えています。
桃畑が車道の両側に広がる場所も有り、たまに車を道路の脇に停めて花を眺めたり、
写真を撮っている人が有ります。 ちょっと危ないなぁと思う事も有ります。 


 岸和田の広報誌に載った “包近(かねちか)の赤鬼伝説” を紹介します。 
因みに… 近くに “父鬼(ちちおに)町” の名も有り、また今は “春木(はるき)町”
の名になっていますが、以前は “母鬼(ははき)” だったと云う町名や “九鬼町” と云う
町名も残っています。 文中に出てくる “神於山(こうのやま)” は包近の南に位置します。

          『包近の赤鬼伝説』
【昔なぁ、包近の辺りはなだらかな草の丘でなぁ、桃は1本も無かった頃のことやぁ。
ナミと云う名の可愛い少女がひとりで春菜を摘んでた。 ナズナ・ハコベラ・ホトケノザ、
籠の中は七草のええ香りでいっぱいやったぁ。 帰ろ、と目ぇ上げてびっくりした。 
鬼が3匹立っちゃぁるんやもん。 いちばん大きな赤鬼がニターッと牙をむき出して、
「お前、えらいべっぴんやなぁ。なんて名ぁや?」 牛のような太い声で尋ねた。
「うち、ナミ」 「ナミ、お前、俺の嫁になれ」  とたんに、後ろで青鬼と黒鬼が、
「そうや、兄きの嫁になれ!」 「決ぃまった、決ぃまった!」って、囃し立てた。
「うち、いやや」 ナミは泣きもって家へ飛んで帰った。

3匹の鬼はナミの家まで押しかけて来て、どうでもナミを嫁にくれ、いうて聞けへんかった。
親どもは土間に額をこすりつけて鬼に頼んだ。 「堪忍してくれぇ!ナミはまだ子供や!」
「年、なんぼや?」 「13、いや、12や・・・・・」 「そら、ちっと若すぎるなぁ」
赤鬼は、えらそに腕を組んで、「ほな、3年待っちゃろ。夏祭りの太鼓が聞こえたら、
嫁取り行列こしらえて迎えに来るでぇ… よう覚えとけよ!」 弟鬼どもがすごんだ。
「約束破ってみぃ、村の娘ども、みぃんなさろうて、食てまうぞ!」 やっと鬼は帰った。

「えらいことになったなぁ」 親子3人抱き合うて泣いていると、お寺の五郎がやってきた。
五郎は孤児で、小さい時分から和尚さんに引き取られて育ったけど、元気のええ若い衆や。
わけ聞いて、目ぇ釣り上げた。 「悪いやっちゃ。俺、捕まえて退治しちゃる!」
「やめとき。鬼に逆ろうてみぃ、八つ裂きにされてしまうでぇ」 しかし五郎は止めるのも
聞かずとび出した。 丘越え、野越え、林を抜けた。牛滝の川を渡り、槇尾山の麓を走って
国分の峠にさしかかったころ、日が暮れた。  ヤブの向こうに火が見えた。
焚火や。用心しぃもって近付くと、煙の中に大きな鬼の影が浮かんでた。
血ぃのしたたる猪肉をさかなに瓢箪の濁酒をぐびぐび飲んで、青鬼が吠えた。
「兄きぃ、べっぴんの嫁さん見つかって、よかったなぁ。次はオラたちの番やでぇ」
「おう、わかってらぇ。あの村ぁ、桃が一本もないよって、なんぼでも行けるがな」
「そやっ! 桃みたいなもん植えられたら、もう、うかうかと行かれへん。桃の実ぶつけ
られたら死んでまう」 3匹の鬼どもは、恐ろしいげに顔見合わせた。 ―そうか!―
五郎は大きくうなずいて、その場を離れた。

「桃の苗木が欲しいて? ほな、紀州の知り合いに仰山作ってる人がおるよって、
たのんじゃろ」  和尚さんに手紙書いてもろうて、五郎は旅に出た。
「ナミよ、待っていや。桃の木いっぱいお前の家の周りに植えて、鬼めら追っぱらっちゃる。
大事なお前を鬼なんぞに盗られてたまるか!」 紀州についた五郎は桃屋敷ちゅう
大きな家に住み込んで、桃作りを手伝うた。 朝早うから日暮れまで、草むしって、
肥やしやって、虫取った…。 薄桃色の花咲いて、やがて小さい実がなって、ひと雨ごとに
ふくらんだ。1番肥え、2番肥え、3番肥えと肥えやった。 大きな桃をとるにゃあ余分な
実ぃは摘まんならん。 鳥に食われんように袋も被せんならん。 五郎はそんな仕事をひとつ
ひとつ、しっかり胸にきざみ込んだ。

空いっぱいに鱗雲が広がる秋になった。 苗木入れた籠を背負うて、五郎は帰り道を急いだ。
「ナミ、もどったでぇ。桃の苗木や。はよ植えよ」  神於山(こうのやま)の紅葉が
日に映え、ナミの頬も赤く染まったがやぁ。 ふたりして畑を作り桃の苗を植えた。
野分けが吹きはじめるころ、やっと全ての仕事が終わった。 一本も枯らしたらあかん。
どうでもこの冬を越ささんならん。 毎日見廻って水やった。
身ぃ切るような吹雪が吠えてる夜遅くに、五郎はナミを畑で見付けて驚いた。
「なにしてるんや。風邪ひくやないか」 ナミは、凍えそうな苗木を見つめて、
目にいっぱい涙を溜めていた。 「うち、死んでも鬼の嫁にいくのいやや。苗枯れたら
どないしょう」 五郎はクシュンと鼻すすって言った。
「よっしゃ。藁で囲っちゃろ。心配いらん。枯らしてたまるかぇ!」


春になった。桃の木は幹もしっかり太くなって、ぐんぐん枝のばし、葉も茂ったが、
ナミと五郎はびくびくしながら夏祭りの太鼓を聞いた。
   ―あと1年。それまでに、どうでも桃を実らさんならん・・・・・・―
また秋が来、寒い冬が過ぎ、3年めの春。 桃の花が咲いた。いっぱい、いっぱい実がなった。

「何なら、ありゃぁ?」 「桃や。村間違たんちゃうか?」 鬼の嫁取り行列は丘の上で
止まってしもうた。 ナミの家は、屋根も見えへんほど桃の木が茂ってるんや。
「俺の嫁さんはどこなら? 3年も待ったんやぞぉ。ナミー、ナミーッ」
赤鬼は火だるまみたいになって駆け出した。 ほかの鬼たちも、どっと村へ駆け込んだ。
と、バラバラバラ・・・・・・雨あられと桃の実が飛んできた。 赤くなった大きな桃の実や。
「ギャーッ、桃や、桃やっ」 逃げも避けもでけへん。おでこにビシッ、お尻にビシャッ、
胸板にバシーン! 「アッツ、ツツ・・・・・・」 「イテッ、テ、助けてくれぇ」
あわをくった鬼どもみんな、命からがら逃げ散ってしもうた。

「やった、やったぁ」 「やったぞう」 木陰から飛び出したんは、五郎、ナミ、おっとうに
おっかあ、助っ人にきた若い衆や。 鬼どもを追い散らした後、皆んなナミの家に集まった。
「おう、こら、うまい」 みな、桃をかじった。 「こないにうまい桃、はじめてや」
「いやぁ、ほんまや」 「ほんまにうまいぞう」 「よかったなぁ、ナミ」 
「おおきに、五郎」 桃の木陰で、ふたりはしっかりと手を握り合うた。
その秋、五郎とナミはめでたく祝言をあげた。 
それから、包近の村じゅうどっこでも、いっぱい桃を作るようになったんやてぇ】

今日の歩数     16,633歩 (名残り桜の朝散歩+小野田式帽子で昼散歩)
4月総歩数     56,878歩=  39.8km(1歩を70cmに換算)
今年総歩数   1,094,514歩= 766.2km