郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

人の話を聞こうとする人

2018年04月10日 | 日記
「話を聞かせてほしい。」
と、近づいてくる人がいる。

その人自身は「善意」でいるのかもしれない。
しかし、大抵の場合、はた迷惑である場合が多い。

本人の話をはじめのうちは聞くのだが、全部聞く前に
「何が正しくて、何が間違いなのか。」
勝手に決めつける。
善悪を決めてほしいなどと頼んだ覚えもないのに、「全ての正解は自分が決める」と言わんばかりに。

それはまだいい方で、中には本人の話を聞く前から、「結論ありき」で話を聞こうとする人はもっと困る。

話を聞いているようでいて、ほとんどを自分の用意した「結論」に本人からの話を持っていく。
だから、内容などははなから聞いていない。
端々の言葉を自分の中でつなぎ合わせている。
そして、つなぎ合わせた話について、自分の用意した「結論」に合わせて「説教」をはじめる。
そうしてなされる「説教」は、大抵話した本人の非難をする内容になる。

説教をした本人は「言いにくいことを言ってやった。」とご満悦だろう。
しかし、実際にははじめから「結論ありき」であり、自分の決めたとおりに物事を進めただけだから、「一丁上がり!」といったところだろう。

「親身に聞いてもらえる」
と少しでも期待した本人は、一層損をした気になる。
「話さなければよかった。」
「話して損をした。」

「話のきき方」いや、「話のきいてもらいかた」というのは、本当に難しい。

しかし、それ以上に
「誰に話を聞いてもらうのがいいのか。」
それを判断するのは、もっと難しい。


-K.O-

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