郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

自衛隊員募集パンフを笑顔で受け取る母子

2018年04月02日 | 日記
先日、川崎市溝の口駅前で、迷彩服の自衛隊員が、ティシュつきの自衛隊員募集のパンフを配っていた。
少し後ろの柱に背広をきた上官らしき人。
通りがかりの人は、老若男女を問わす、普段見慣れない迷彩服の自衛隊員に、一瞬足を止め、差し出されたパンフをうけとって行く。

子ども連れの親はわざわざ近寄ってパンフをもらったり、若い自衛隊員は子どもに何か話しかけ頭をなでたりしている、母親は「ありがとうございます」とお礼をいい、子どもも嬉しそうに笑顔で、自衛隊員を見上げる。



路上のチラシ配りで、20人に1人受け取ってくれるかどうか、とりわけ子ども連れの若いママたちは受け取ってもらえないのに…この違いは何だろう。


アベさんは言う「国を守る為命をかける自衛隊員に、9割の憲法学者は違憲だという、それであまりに自衛隊員諸君に申し訳ない。だから、憲法で自衛隊をみとめて、違憲論争に終止符をうつのは、われわれ世代の責任」。

学者の違憲論争なんて、アベさん達には痛く痒くもない、普段、憲法学者なんて歯牙にもかけないのに、空々しい。


1994年村山連立内閣で社会党党首の村山首相は、「自衛隊合憲」と言ってしまったし、しまって、防衛庁から防衛省に格上げされている。
何が困るの? 

第一、街をゆく老若男女、フツーの人達は、自衛隊員を受け入れている・・・
毎年日本のどこかで大きな自然災害に遭遇し、地域の消防、警察とともに自衛隊員が救助に当たっているニュースを繰り返し見ているから、「自衛隊員さん、ありがとう」という気持ちになります。



その自衛隊員が、何か配っている・・・うけとってしまうよな。


でもね、アベさんの言う通り、自衛隊を憲法に明記したら、1項で交戦権は認めない、2項戦力放棄という9条に、3項で自衛隊を書入れたら、後から書き入れた文言で9条の1項2項は上書きされて有名無実になる。

アベさんは、1項2項は残すから、心配いりませんよ、なんにもかわりませんと言うけど、真っ赤なウソ。
ペテン師の仕立て屋さながら、私達をだまくらかし≪裸の王様≫にする手口。



そもそも自衛隊の本務は戦争すること、災害救助は手が空いているから、余技のサービスといったところ、自衛隊が憲法で承認されてしまったら、今後、自衛隊は、アメリカ軍の要請のままに本務の戦争に駆り出されていく。
忙しくて災害救助なんてする暇がなくなります。


アメリ軍にくっついて、アフリカや中東、アフガンで、戦闘したり、基地に駐屯しパトロールをしたり、そんな自衛隊になってほしいですか? 

災害救助に活躍してくれて「ありがとう、自衛隊さん」と言えるために、自衛隊員の若者だって、お礼を言われて生き甲斐を感じるといっているのだから、「戦争する自衛隊」にしないために、憲法に自衛隊明記をストップさせましょう。

アベさんの改憲にはNO です。


-Ka.m-


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