郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

NHKのテレビで学ぶ『資本論(カール・マルクス)』

2021年01月14日 | 日記


今年は
NHKのテレビで学習することにした。

まずは『資本論』からだ。

新進気鋭の経済思想家である斎藤幸平さんが講師を務め、タレントの伊集院光もツッコミを入れる感じで参加している。

 

パソコンに録画して、時間の都合がつく時に視聴するのだが、テキストが面白く内容もそれなりに豊かだ。

テキストだけ読んでいても学習にはなるが、25分間の番組をのんびり眺めながらさらに理解を深めるというか納得するのである。

 

とっても分かりやすい講座だ。

 

今日は、「100de名著」マルクスの『資本論』第2回目。

「なぜ過労死はなくならないのか」というテーマ。

 

賃上げより労働時間短縮がポイント!

フィンランドの首相が提案しているのは、16時間労働で週休3日というもの

これは夢ではないだろう。

要は豊かな価値をどう考えるかという点である。

 

「労働」を過剰に売り込んで貨幣という「価値」を得ても、「資本」は増殖をやめずにモンスター化する。

社会的な「富」はどんどん減少していく危機に

 

私たちにはいったいどんな「富」が必要なのか?

過労死に行き着くような「労働」の提供では、私たちの求める豊かさ=「富」は得られない。

 

この「100de名著」シリーズは、25分番組を4回に分けて放送する。

まずは『資本論』(カール・マルクス)から始まった。

気軽に学べる(学び直せる)のは、NHKのこのユニークな発想のおかげだ。

 

それにしても、『人新世の資本論』を書き著した斎藤幸平の経済思想には大いに注目したいものだ。

今日の番組では、「労働日(時間)の短縮」を賃金アップより重視していたが、このあたりの発想が日本の左翼に欠けているような感じがするが、どうだろうか

 

-S.S-


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