今朝のNHKニュースで、ウォン高による、韓国人旅行者が急増していることを取り上げていました。青森など、日本の温泉や自然がとてもうけているそうです。
で、旅館には、韓国人留学生など、韓国語ができる人材を活用しているそうですが、その担当者に、韓国人旅行者が、食事を韓国スタイルにできないかと相談していました。
そこで、では一体、旅行って何のためにするのかと、考えてみました。自国のスタイルで過ごしたいのなら、なんで旅行に出る必要があるのかしら?たしかに、かつての日本人旅行団体にもそういった傾向はありましたよね。あれは、農協ツアーが盛んだった頃。あれも、円高でだれもかれもが、ただ団体で海外に行くというのが流行していた昔の話。
海外旅行というのは、訪れる国の文化や生活、風習などを学ぶことでもあるんじゃないでしょうか?だからこそ、少しでも現地の言葉を覚えて、直接コミュニケーションをとりたいものなんですよ。そこに旅行の楽しさや面白さがあるんです。
そういう姿勢がなければ、旅行なんて、全然意味ないんじゃないかな。インターネットでバーチャル体験すればそれですんじゃうじゃない。
自分の肌で感じて舌で感じる、それこそが旅行の醍醐味です。
そもそも、ミシュランガイドって、旅行者のためのものだそうです。星いくつとか、本来の目的とはかけ離れて、昨日もミシュラン東京版の出版記念パーティーに、招待されたシェフたちが集まってご満悦だったとか。でも、レストランは、ガイドブックに載るよりも、店に来た客のほうが大事じゃないの?営業そっちのけでそんなとこに行っていいのか??
ま、私はそんなガイドブックに載っている店には絶対に行かれないけれど。セレブ気取りの成金が、目の色変えて予約しまくるでしょうね。このミシュラン東京版については、大好きなグルメ辛口評論家の友里氏がブログで書いています。ぜひ、お読みください。
私が持っているミシュランガイドは、レストランのではなくて、パリの地図と、イタリアのガイドブック。けっこうためになりました。地図では、もっているヴァイオリンの工房の住所も見つかったことだし・・・。