近所に、評判の婦人科クリニックがあります。とてもいい先生ですが、だからこそ、とても混むのです。それに、産婦人科が減っているのも拍車をかけているんだと思います。
今月に入って、不正出血が3日続きました。いままでなかったことなので、気になり、そのクリニックに行き、待ちますよといわれながらもがんばって3時間待ちで検査してもらいました。超音波でも子宮をみてもらって、そのときに、子宮内膜症だったことが判明、生理痛も多出血もそのせいだったのでした。で、閉経に向かえば症状は当然改善するので、特にそのための治療はしなくていいそうです。そして、ホルモンのバランスも見ましょうということで、血液検査もして、一週間後にまた診察を受けることになったのです。で、一昨日、ちょっとクリニックに行ってみたら、相変わらず混んでいたので、早々に諦めて家でパンを焼きました。
今日、思い切って、家事もそこそこに出かけて、診察券を渡して名前を書き(行列のレストランの順番待ちみたいです)、ちょっと家に戻る旨つたえて、帰宅しました。そのときで、2時間以上待ちますという案内が出ていました。
そして、洗濯機掃除や、掃除機がけなどして、ご無沙汰していた友人への手紙もしたため、1時間半後に戻りました。私のように、途中で用事を済ませて帰ってくる人も多く、待合室は比較的空いていました。
今度は本格的な「待ち」の体勢で、「カラマーゾフの兄弟」3巻目を読んですごしました。やっと、殺人事件が起こったところです。
待つこと1時間ちょっと、ようやく、検査結果を聞くことができました。やはり、ちょっと更年期モードに入っていました。子宮頸がん検査は異常なし。血液検査の結果で、ホルモンが少しずつ変化してきていましたが、更年期障害の症状が出るほどにはなっていなくて、子宮内膜を厚くするエストロゲンを出すために脳が必死で性腺刺激ホルモンを出すそうです(生理とは、内膜がある程度の厚さになってから起こるものです。つまり、赤ちゃん用のベッドを用意し、それが必要なくなったので、ベッドを片付ける、それが生理)。でも、いうことを聞かないから、どんどん出し続ける、そういうことで更年期障害の諸症状が出るようですが、私の場合は、それが今始まったばかりで、これから生理が不順になって来るそうです。それで不正出血があったわけです。
私の診察は、日常に問題になるわけでもなく、「安心」をもらったんですが、そうじゃなくて本当に大変な患者さんを待たせたとしたら、なんだか申し訳ないような気がします。それに、先生も毎日毎日、大勢の患者さんを見て、いつトイレに入るんだろうとか、余計な心配をしてしまいます。膀胱炎にならないでくださいね!?いつまでも健康でいることが、医者本人の務めでもあるわけです。今日はお世話になりました。
更年期、誰にもやってくるものですが、それぞれ違うように体に現れるものなのでしょう。そういえば、母がいつも毎月のように、たった一日、ヒステリーで家事を拒否していたのは、更年期障害のせいだったのかもしれません。座り込んでトースターに足をぶつけて、「主婦になんかなるもんじゃない!」と喚いていました。
最近は、切れる老人も増えているといいます。なんとか、セルフコントロールをして無事に穏やかに過ごしたいものです。