検証・電力システムに関する改革方針

「自然エネルギーですべての電力をまかなう町」の第2部です。

妙な達観は権力の横暴を許す  連載小説139

2012年10月27日 | 第2部-小説
  将太「電力会社は地域独占企業でしょ。国民は電力会社を選べない。どんなに不満があっても料金を払わなければ、電気を止められる。それで裁判を起しても絶対勝つことはない。独占禁止法の地位濫用にあたると思うが独禁法違反容疑で国が動いた様子はなかった。国民は電力会社に完全に支配されている」
公平「冨田さんは電力会社に相当、頭にきていますね」
将太「あなたはこういうことをやられていた平気」
公平「平気ということではありませんが世の中、まあそんなものだろうと」
将太「そういうことではダメです。妙な達観は問題をうやむやにして結局、権力の横暴を許す」
公平「すみません」
将太「毎週金曜日、首相官邸前で原発やめろ!の集会が続いているでしょ」
公平「ええ」
将太「あれはすごいと思いませんか」
公平「一度、いきたいと思っています」
将太「わたしは3回いってるよ」
公平「ええ、そうなんですか」