検証・電力システムに関する改革方針

「自然エネルギーですべての電力をまかなう町」の第2部です。

再び現れた「町おこしたい」 連載小説 121

2012年10月05日 | 第2部-小説
  その話を聞いた将太は、松本の案内で占部林業を訪れたとき、占部林業の活性化のため町として活性化計画を持ち、すすめていることを聞いた。そこで将太は松本に「占部林業の活性化計画を貝田さんといっしょにすすめているでしょ。その計画はどうなっているのですか」と聞いた。

松本「第三セクター構想は、今いったようにまぼろしになり、その判断はよかったと貝田も評価した。そして自分ひとりで経営を考えるのは限界がある。この際、いっしょに考えてほしいと貝田からいわれ、活性化計画をつくることにしました」
将太「その計画書はあるのですか」
松本「話し合っている最中ですから、まとまったものはありません」

将太「話し合っているというのは町として委員会を立ち上げてとか」
松本「いいえ、そうした公のものでなく任意で集まり、検討している段階です」
将太「集まる方々というのは」
松本「有力メンバーは京香さんがしている『町おこしたい』の方々です」
将太「京香さんたちですか」
松本「そうです。貝田さんを訪問した時、彼はとても明るかったでしょ。あれは京香さんたちと話し合う場ができてから、彼も変わった」
将太「何が貝田さんを元気づけたのですか」