上のグラフ・表はおおい町と滋賀・竜王町、埼玉・長瀞町の固定資産税、地方交付税、国・県支出金の実額(単位千円)です。竜王町の町人口は1万2千人、おおい町8千600人、長瀞町は7千9百人(いずれも22年国勢調査)。
竜王町がおおい町より4千人多いのですが、おおい町の3つの歳入合計は竜王町の2.1倍、長瀞町の3.1倍です。しかし国・県支出金を見るとおおい町は竜王町の5.2倍、長瀞町の6倍です。「支出金」とは、国・県からの補助金や交付金などですが「電源立地地域交付金」は、この支出金に含まれています。「電源立地地域交付金」の使途は公表されています。
おおい町も暦年「電源立地地域交付金事業評価報告書」をHPで公表しています。最新の「報告書」は平成23年度。その報告書を整理したのが今回の資料です。
48事業を実施、充当割合は85%
おおい町が「電源立地地域交付金」で実施した事業は48事業にのぼり、内訳は表の通りです。25億7800万円の事業費のうち、21億8200万円を「電源立地地域交付金」で充当し、充当割合は85%です。 一方、竜王町や長瀞町に原発は立地していませんから「電源立地地域交付金」はありません。単純に比較してもそれだけの違いがあり、おおい町はいろいろな事業ができます。原発から入る固定資産税も巨額です。しかし固定資産税は減価償却資産ですから年々減少します。「電源立地地域交付金」は原発が廃炉にならない限り、毎年交付されます。しかも金額は固定資産税に匹敵する金額です。この「交付税」はとても魅力です。だがアリ地獄に似たワナがあります。
(1月15日まで正月休みします。またのご訪問、お願いします)
竜王町がおおい町より4千人多いのですが、おおい町の3つの歳入合計は竜王町の2.1倍、長瀞町の3.1倍です。しかし国・県支出金を見るとおおい町は竜王町の5.2倍、長瀞町の6倍です。「支出金」とは、国・県からの補助金や交付金などですが「電源立地地域交付金」は、この支出金に含まれています。「電源立地地域交付金」の使途は公表されています。
おおい町も暦年「電源立地地域交付金事業評価報告書」をHPで公表しています。最新の「報告書」は平成23年度。その報告書を整理したのが今回の資料です。
48事業を実施、充当割合は85%
おおい町が「電源立地地域交付金」で実施した事業は48事業にのぼり、内訳は表の通りです。25億7800万円の事業費のうち、21億8200万円を「電源立地地域交付金」で充当し、充当割合は85%です。 一方、竜王町や長瀞町に原発は立地していませんから「電源立地地域交付金」はありません。単純に比較してもそれだけの違いがあり、おおい町はいろいろな事業ができます。原発から入る固定資産税も巨額です。しかし固定資産税は減価償却資産ですから年々減少します。「電源立地地域交付金」は原発が廃炉にならない限り、毎年交付されます。しかも金額は固定資産税に匹敵する金額です。この「交付税」はとても魅力です。だがアリ地獄に似たワナがあります。
(1月15日まで正月休みします。またのご訪問、お願いします)