検証・電力システムに関する改革方針

「自然エネルギーですべての電力をまかなう町」の第2部です。

町おこしはボトムアップ  連載小説128

2012年10月15日 | 第2部-小説
  公平「京香たちのやっているのを見ていると、彼らは生き生きしている。やつていることが生きるエネルギーになっているように思う。ああれはすごいと思う」
将太「町おこしの原点はあれだと思う。この店も飾らない気安さが人を惹きつけていると思うが京香さんたちも飾らないで話し合っている。だが話し合っている中味、やっていることはいつも占部町を良くする話」
公平「そうなんですよね。そのためにすごい時間を使っている」
将太「それがもっと多くの人に広がれば、これはすごいことになる」
公平「確かにそうですが・・・・」

 公平は猪口の酒をグイッと飲み干すと猪口をテーブルに置き、口を結んだ。そうはいうものの、それを成し遂げるのは至難の業だからだ。将太は公平の気持ちがわかった。
将太「こういう問題は頭で考えてもダメ。実践して築くしかない。住民は社員でもなんでもないんだから。みんな自由人だから」
公平「保守や革新の人もいる。そしてみんな一国一城の主」
将太「号令をかければ動く人じゃない。トップダウンではダメ」
公平「ボトムアップですね。町おこしは」
将太「住民主人公でなければ町おこしはできない。それを住民も行政も理解する」