はじめまして

今回、新しくブログを開設しました。

残暑の中のホシガラス

2010-09-13 10:30:22 | Weblog
 世の中は残暑と言っていますが、真夏の気候です。何時まで続くのやら老体が持つのか
不安になります。

 9月9日 少し涼しい感じなのでグラゥンドゴルフに出掛けました。風はあるものの
矢張り汗びっしょりです。着て行った衣類全部を洗濯です。
 午後はシャワーを浴びて家の中で最近読み始めました、浅田次郎の【終わらざる夏】の
上巻を読み終えます。下巻とも900頁近い大作です。
 第二次世界大戦末期の軍の作戦計画とずさんな配置、それに伴って一般国民がどんな
思いで戦場に駆り出されて行ったかと言う国民の側に立っての心情を小説にした作品です。
 1951年の生まれの所謂、戦争を知らない作者が良くもここまで調べて書けたと感心
する作品です。作者は嘗て自衛隊に居たことがあると仄聞していますので或る程度は納得
です。

 9月10日 一応は残暑と言う事にしておきましょう。一日ごろごろで夕方出掛けて
友人と暑気払いです。帰宅は24時近くになっていました。取りあえずバタンキュウです。

 9月11日  朝から熱風が吹き、ぎらぎらの太陽が笑っています。
 近くの集会所での吹き矢です。成績はまーまーと言う処です。冷房完備なのでこの季節
本当に楽です。昨夜の飲み過ぎは完全に解消しました。

 9月12日  久々の探鳥会です。然し、暑い事です。私のマイフィールドでなければ
欠席したいぐらいです。この暑いのに5~6Kgのリュックを背負って歩くのは歳にしては
本心きつい事です。然し、ここでやめては、どんどんと衰えて行く事を考えると止められま
せん。もう体力増進は無理ですが専ら維持に努めるだけです。

 藤沢では私以外は一人だけの参加です。途中駅の辻堂から三人が乗りやれやれです。

 それにしても暑くて今日は完歩出来るかと不安になります。
 何時ものように8時半過ぎにJR鴨宮の着き、酒匂川の堤防まで歩きます。

 途中の図書館の庭で準備をしていると二人増え、七名になり探鳥会としての形が整いました。

 8日の台風9号では大分な被害が出ましたが三日経っているので納まったかと思いました
が、その爪痕はまだ強烈に残っていました。
 河川敷の芦は総てなぎ倒され流木も所々に散乱しています。時々、異臭が漂います。



 新幹線の鉄橋越に箱根の山々も暑さに喘いでいます。



 河口方面も川幅が広く、滔々と濁流が流れています。



 サワグルミの実が大分大きくなっていました。



 参加者の一人が茂みのなかにコサメビタキを見付けましたが、動きが速く直ぐに
葉の陰に隠れるので写真に撮れませんでした。

 カワウの編隊が飛んでいきます。総体に鳥の姿は少ないです。



 小田原市の鳥とされているコアジサシの説明看板も無惨にもゴミに埋まっていました。



 飯泉堰の下に、やっとイカルチドリを見付けました。



 そして堰の下には、上流から流されて来た軽自動車が水没しゴミに覆われています。



 時折、川風が吹いて涼しい感じもしますが異臭も一緒なので逃げ出したくなります。
 堰の上のダム湖のフェンス(?)にゴイサギの幼鳥ササゴイが佇んでいました。



 イソシギも尾を揺すりながら歩いて来ます。



 酒匂川は二級河川なので神奈川県が補修しなければならず、財政難の折りから河川敷
の復旧には時間がかかるのでは無いでしょうか。



 鳥も少なく予定していた鴨類もカルガモ以外は皆無で探鳥の歩みも自ずと早くなります。
 大休憩場所にしている勝福寺の境内には11時に着いてしまいました。少し早めですが
昼食休憩にしました。



 ここには以前にも書きましたが大きな銀杏があります。人の身体と比較して見て下さい。



 涼しい木陰でゆっくり休んで11時50分に出発します。
 飯泉橋から見ると中州のような場所に中古のクルマが集まっています。恐らくこの中
の一部が先日の台風で流されたようです。



 酒匂川から別れる狩川(?)の合流点の堤も大きくえぐられて細くなっていました。



 右岸にはゴイサギとその若鳥ホシゴイが40~50羽が並んで休んでいます。
 遠くなので写真では、はっきり見えません。



 赤く濁った水面にカイツブリが浮いて、時折潜ります。



 飯泉橋を渡って右岸に出ます。ここにも台風の被害が現れています。フェンスも滅茶滅茶
に壊されて水草が絡まっています。



 堤防には10~20Cm程の小魚が干からびて無数に散乱しています。先刻からの異臭は、
これが原因だと判りました。浅瀬で泳いでいるうちに、急に水が引いて取り残され、ここ
二三日の暑さで腐敗し異臭を放つようになったのでしょう。このような残骸が各所に見られ
ました。



 オンブバッタか、トノサマバッタか良く判りませんが、この暑いのに子孫繁栄の為に
努力しています。雄が遙かに小さい(雌42mm 雄25mm)所から恐らくオンブバッタ
と思います。



 台風の大水で中洲は殆ど流されてしまいましたが岸の近くには浅瀬が有ります。
 トウネン(体長15Cm)が餌漁りをしています。







 イカルチドリ(体長21Cm)も飛んで来ました。



 河口近くの中洲の先端ではチュウシャクシギ(体長42Cm)が一羽佇んでいます。





 その後、チュウシャクシギは三羽になり、河口付近を飛び回っていました。
 14時半に鳥合わせをしますと、コサメビタキ・アジサシ・アオアシシギ等この時期
にしては珍しい種を含めて37種となりました。

 河口の砂丘も消えて海岸ではサーファーが波乗りを楽しんでいました。

 一国の橋下に幼い燕が蝟集していました。のどがヒリヒリと渇いた一日でした。



 9月13日 暑さも今日までと言っていますが、本当にそうでしょうか?

 NHKのTV番組の、あさいちで複式呼吸についての特集を放映しました。
 その一環として、スポーツ吹き矢も報道されました。我々が常々教えられ、学び、
心がけている事がアナウンスされました。明後日の15日に活用出来るでしょうか?