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WEB上のニュースや新聞などで扱われたエホバの証人のニュースを取り上げます。シリアスな話題から笑えるニュースまで。

アルメニアのテレビ局がエホバの証人への間違った報道を撤回する

2012-06-10 19:46:03 | その他の話題
アルメニアの公共放送が、残虐な事件を起こした容疑者がエホバの証人であるとして非難するニュースを報道しましたが、それが誤りであったことを認めました。このことは、6月5日付けの協会のメディア用サイトで取り上げられています。

また別なニュースですが、アルメニアがエホバの証人の裁判を含む3件の裁判で敗訴し、ヨーロッパ人権裁判所より3万ユーロの支払いを命じられている件も同時に取り上げます。

ちなみに、エホバの証人への反対が強い国としてよく名前が上がるアルメニアですが、西暦301年、世界で一番最初にキリスト教を国教とした国でもあり、アルメニア教会が強い影響力を持っています。


■アルメニアのテレビ局がエホバの証人への間違った報道を撤回する

jw-media.org 2012/06/05

「HAYLUR」ニュース番組を見ていた人たちは、6月5日に非常に珍しい場面を見ることとなった。エホバの証人に対する間違った報道を撤回するという場面である。

5月15日にサインされている合意書に従い、アルメニア公共放送とその代表者たちは、セバンという場所で年老いた両親を惨殺した若者とエホバの証人との関係について間違った発表をしたことについて、撤回する放送を行なった。

その合意書によるとアルメニア公共放送は6月5日の午後5時と9時のプライム・ニュースの最初の20分の間に、撤回のコメントを流すことになっていた。また、公式ウェブサイトにもその内容が掲載された。1tv.am/

世界中のエホバの証人たちは、この喜ばしい結果に注目している。

「誰も、自分たちについて間違った放送をして欲しくありませんし、我々も例外ではありません。アルメニアの一般の人々がエホバの証人について真実を知るのは重要なことで、アルメニア公共放送が事態を正すために行動を起こしてくれたことを我々は喜んでいます」と、エホバの証人の世界本部で広報を担当するデビッド・セモニンは述べた。

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ちなみに、この和解合意書によると、事件の放送は2010年11月8日に始まり、アルメニアのメディアは、年老いた両親を殺害した若い男は元エホバの証人だったと繰り返し報道されたようです。

さらにこの事件を報道する際に、エホバの証人を非難・中傷し、ある番組ではエホバの証人たちに対して身体的な暴力に訴えるようにと視聴者に提案するようなものまでありました。実際にいくつかの町では、エホバの証人に暴力が加えられました。

間違った報道をやめるようにとアルメニア人権委員会が要求したものの、TV局側は聞く耳を持たず、訂正の報道もしなかったため、証人側は裁判を起こし、間違った報道の訂正を求めました。今年の6月に訂正ニュースがあったようですが、それまでに1年半以上かかっています。

メディアの対応の遅さは万国共通なんでしょうかね。

■アルメニア政府は3万ユーロをヨーロッパ人権裁判所の判決で失う

NEWS AM

ヨーロッパ人権裁判所の判決により、アルメニア政府は3件の裁判で合計3万ユーロを補償として支払うことになった。

ガスパー・ポゴシアンは詐欺と強盗の罪で起訴されてた。、ハーク・バタヤン、アスホット・ツツアヤンの二人はエホバの証人であり、兵役を拒否していた。

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ちなみに、この詐欺と強盗を働いたとされるガスパー・ポゴシアンについては、なぜ人権に違反しているとの判決が出たのでしょうか。

ヨーロッパ人権裁判所の2011年12月付けの発表書類によると、2007年4月に詐欺と強盗の罪で彼が逮捕された後、彼の拘留について多くの抗議が行われた。6月13日から7月2日までの間に裁判前の拘留で判事の下にすぐに連れて行かれなかったことが法律に反していることや、拘留に関する嘆願が調査されたなったことなど3点が違反しており、アルメニア政府が1万ユーロを彼に支払うように判決が下った。

これが、この裁判所のリリースの画像です。



こんな感じで裁判の進展が発表されるんですね。
この時には33件の裁判で17件が最終的な判決となっています。

ちなみに兵役拒否のバタヤンのケースは、協会のメディア用サイトで特集されていましたね。

性犯罪者は未成年者と共に集会に出席できますか?

2010-10-01 20:02:00 | その他の話題
答えはいいえです。少なくともアメリカのニューハンプシャー州では・・・。このジョナサンという男性は、児童ポルノ所持で性犯罪者となり、会衆への参加と集会の出席を禁じられました。また、コンピュータに触ることすら許されていません。どの時点でエホバの証人となったのか、あるいは、なっていなくて集会に出たいだけなの分かりませんが、こんな人が集会に定期的に来たら、複雑な気持ちですね。


■ Concordmonitor.com 2010/9/18

州最高裁判所は、2008年に刑務所から仮出所し、エホバの証人のマンチェスター会衆の崇拝に参加したいという性犯罪者の訴えを却下した。

昨日出された意見によると、裁判官は、36才になるジョナサン・パフェットの訴え、つまり、仮釈放の条件として、17才以下の未成年との接触を禁じることが信教の自由を侵しているという主張を退けたのである。

「被告の信教の自由は制限されてはいない」と裁判官は書いた。「彼はこの判決の条件を侵さない範囲で、引き続き自分の宗教を行えるだろう」。本やビデオ、あるいは録音したものなどを用いることも含めてである。

パフェットは、聖書研究に参加することが出来るし、子供がいないところで会衆の長老たちと会うことも出来る、と裁判官は述べた。

また裁判官は、パフェットに課された未成年者との接触を禁ずる制限は、彼の社会復帰という目的にかない、可能な限り最小限の制限(これはパフェットが争ったところだが)よりも公共の安全を守ることになるのであれば正当化されると認めた。

パフェットのケースでは、課された制限は適切なものであると裁判官は述べた。

彼は2002年に、61件の児童ポルノ所持で逮捕された。裁判官は「子供との彼の接触を禁じ、彼によって利用されたのと同じくらいの子供たちに保護を与え、彼に再犯の危険を与える状況を制限することによって、彼を社会復帰させる」と書いた。

上告では、裁判所が最初、子供たちも来る宗教的な集まりへの性犯罪者の出席を制限することが、憲法の個人の信教の自由を侵害するかどうか考慮した事が書かれている。ニューハンプシャー市民自由連合の弁護士であり、パフェットの事件を担当しているバーバラ・キーシャンによると、裁判所の意見書が、執行猶予中の性犯罪者と他の人たちにどんな意味があるのがよく分からなかったと述べている。

「判決の中でよかった点は、裁判所が、ジョナサンが基本的な人権を主張していると認めてくれたことです」とキーシャンは語った。

しかし、「意見書は、憲法上保障されている人権が侵害されていると争っている性犯罪者が、裁判の中でそれらの主張を裁判官に聞かせることが出来るのかはっきりとは述べていない」と、彼女は言う。

去年、彼自身が出席したヒルズボロー郡の裁判では、彼はエホバの証人のマンチェスター会衆に交わらせて欲しいと頼んだ。彼は、会衆の長老たちが、彼の保護者になることに同意しており、会衆では彼らの監督下に置かれると述べた。

しかし、ヒルズボロー郡弁護士事務所は、会衆の集会で常に誰かの監督の下に置かれることはほとんど無理だとして、聴聞なしでパフェットの訴えを退けた。

パフェットの主張、すなわち、会衆内の多数の未成年者に関する証言や再犯の可能性についての証言を、裁判所が決して聞こうとしなかったことで当然の権利の行使が侵害されたという主張について、裁判官は、パフェットは最初の申し立てでは、これらの点を持ち出したことがなかったと述べた。

さらに、「被告は今、聴聞で触れる事の出来たと思われる点を持ち出しているが、この状況で我々は結論を出すことはしない。適切な手続きには聴聞が必要だ」と語った。

キーシャンは、再審議の申し立ての根拠となるものを持っているわけではないと言った。

パフェットは、3年半-7年の刑期で2008年10月に仮出所した後、コンコルド公園のガレージに住んでいる時に世間の注目を集めた。現在は、同房者に対して虚偽の訴えをしたとして、ヒルズボロー郡刑務所で1年の刑期を終えたところだ。

2002年の児童ポルノ所持での有罪判決は、3年半~7年の刑期であり、ある条件の下で執行が猶予される。その条件の一つが、17才以下の未成年との接触を禁じるものである。また、彼はコンピュータを所有したり、アクセスしたりすることも禁止されている。





第二次世界大戦での不発弾が王国会館の敷地で見つかる

2010-09-19 15:51:10 | その他の話題
王国会館の建設で、基礎工事の最中に爆弾が見つかったら・・・現場は大騒ぎになりそうですが、最近、イギリスで現実にあった話です。ただ、QBなのか、業者による一般的な工事なのかは分かりません。第二次大戦での爆弾らしいので、約70年近く前のものですが、そんなに古くても爆発出来るものなのでしょうか。

■ Chronicle Online 2010 September

土曜日の昼頃、バーンズリー通りの家々のすぐ裏側で、エホバの証人の王国会館の工事をしていた作業員が爆弾を発見した。

爆弾処理班が数時間後に到着し、爆発の恐れがないことを確認した。第二次世界大戦当時の爆弾であると考えられている。

敷地の近隣の道路は警察によって閉鎖され、万が一に備え、近隣の住民は家の中の前の方で待機するようにと言われた。

基礎工事の監督、ロン・アッパーディーンは「最初、私たちはそれが鉄パイプか何かの一部だと思いました。そしてよく見ると、そうではないことが分かりました。それが何か分かった時、驚きと衝撃が走りました」と語った。

「仲間の何人かはそれを持って写真を撮っていましたが、その影響を考えて見ると、ちょっと恐ろしいですね」

バーンズリー通りに住むジョージナ(23)は、彼女の家から、すぐ裏にある例の敷地を見下ろせる。「警察が私の家に来て、爆弾があるから子供たちを避難させて下さいって言ったんです」と述べた。

同じくバーンズリー通りに住んでいるベッキー(20)はこう語った。「子供たちは泣いていました。これから死んでしまうんだと思ったからです。でも私はすごく興味を引き立てられました。みんながThe Blitz(1940年から1941年にかけてのドイツ軍によるイギリス空襲)ついて話し始めたんです」

一方、クレア(33)はこう語った。「私は家の中の玄関のあたりにいました。警察の方が、万が一爆弾が爆発したら、家の裏側のガラスが吹き飛ばされると言っていたからです。」

警察によると、爆弾には爆発能力がないことが確認された。

野に放たれた性犯罪者 その2

2010-07-18 17:01:02 | その他の話題
私は彼を支えます。 イギリス - 2007/9/17

前回、会衆内で性的虐待を行っていた男が釈放されたニュースを取り上げましたが、SUN紙がその後の追跡記事を載せました。妻の立場としてはかなりつらいでしょうね。今、彼どうなってるんでしょうか。

■ The Sunday Times

恥ずべき小児愛者のエホバの証人、マイケル・ポーターの妻は夫を支えると述べた。

38才になるポーターは、赤ん坊やその他12人の少年たちに性的いたずらをしていたが、甘い裁判官によって先月釈放された。

サン紙は、彼の新しい家を突き止めた。そこは、彼の忠誠な妻ジョアンナと二人で手をつないで歩いているところの近くだ。

二人は買い物客にまぎれているのか?子供たちもいる場所だろうか? 北ロンドンのエジウェアーでのことである。

ある家族の友人はこう語った。「ジョアンナは、結婚には楽しいことだけでなくつらいこともある。それを理解してマイケルと結婚したと、言っていた」

「彼は変わった。彼女は彼と共に出歩けることを誇りに思っている。彼女の愛が彼を救ったんだ」

しかし、ポーターが出歩いているのを見かけたある母親は、ショックを受けてこのように述べた。「彼はしっかりと紐に繋がれているべきで、自由な人として街中を歩くべきではないわ。恥を知るべきよ」

ジョアンナの忠誠は、面汚しの俳優クリス・ロングハムの妻とよく似ている。彼は小児ポルノの所持で10ヶ月の禁固刑を受けた。

裁判官は、この俳優の54歳になる妻クリシーからの手紙を読んで心を動かされ、情状酌量した。

ポーターはどうだろうか。彼はかつて奉仕の僕であり、またクレブドンでは長老だった。少年たちと「ふざけっこ」をしながら、ズボンの中に手を入れていたずらした。ある被害者は寝ている最中に目が覚めると、ポーターが彼の上に乗っているのを見つけた。

彼は少年たちを性的虐待したのだろうか?18ヶ月から7才に至るまで?彼が子供たちの世話をすることを任されていた時、彼は子供たちをキャンプに連れて行ったり、一緒にお泊り会をした。ジョンンナに法廷では助けられた?1980年代から1990年代の14年間にかけて子供たちを襲っていたのだ。

裁判官のトム・クローザーは彼の24件の不適切な行為に対して刑務所送りにすることをやめた。彼が自分の問題に対して治療を受けていたことを聞いたからだ。そしてその判決に人々は憤慨した。

裁判官は、ポーターに3年間の矯正プログラムを受けるようにという命令を出した。18才以下の子供と働くことを禁じ、性的犯罪者として登録させた。

裁判官は、ポーターが子供のときに起きた「個人的な問題」が、これの行動を説明するものとなったと述べた。しかし、ポーターの実の姉、ティナは、この緩い判決をゴミのようなものとして、彼女の弟を非難した。

彼女は、弟のことを「心を持っていない邪悪なモンスターです。彼は人間でありません。彼は肉的で、私とはもはや血のつながりもありません。私にとって彼はすでに6フィート下にいます。死んでいるのです」と述べた。

弁護士のジェネラルは判決を控訴するか考えているところである。

野に放たれた性犯罪者 その1

2010-06-30 22:08:36 | その他の話題
 エホバの証人の性犯罪者が釈放される イギリス - 2007/8/24

3年ほど前のニュースです。ある奉仕の僕のエホバの証人が、会衆内で性的虐待を長年に渡って行っていましたが、裁判の結果、刑務所には送られず保護観察ということで事実上自由になりました。その判決は軽すぎるとして、大きな話題を呼んだようです。「その1」の今回はニュースの内容をさらっと扱いますが、サン誌はその後の彼も取材しており、なかなか興味深い記事が後に続きます。こう、ご期待。

■ The Sunday Times

会衆内での立場を利用して子供に性的虐待を行っていたエホバの証人が、昨日裁判所から晴れて自由の身となった。

ミッシェル・ポーターはイギリス・クレブドンの会衆で奉仕の僕として子供たちを預かる立場にあった。ブリストンの裁判所で彼は子供たちに対する24の不適切な行為を認めた。そのうちの一人、18ヶ月になる赤ちゃんは14年間に渡って虐待された。

裁判官のトムは、ポーターを刑務所に送るのではなく、3年間、観察保護に置かれながら矯正プログラムを受けるようにという命令を出した。

38才になるポーターは、18才以下の年齢の人と共に働くことが禁止されており、性的犯罪者として登録される。警察は、判決を不満として上告することを考えており、ポーターの姉のティナも、判決を批判している。

「弟は、自分の子供時代に受けた虐待が自分をそうさせてしまったのだと言いました。でもそんな事実はありません。裁判官は、彼のうそを鵜呑みにしてしまったのです」 彼女は続けた。「これでは被害者の正義はどこにもありません。彼には、法廷を出て行く権利なんてないんです」

彼女は、弟のことを「心を持っていない邪悪なモンスター」と表現した。

被害者の一人が警察に行くようにと半ば脅迫的に迫った時に、ポーターは逃げ道がないと悟った。彼は2000年にロンドンからクレブドンに引っ越しており、そのバーネットにあるミル・ヒルの王国会館で彼は長老になるものと思われていた。

労働党のドン・ノリスは、アメリカのメーガン法(地域社会に小児性犯罪者がどこにいるかを伝える)をイギリスにも導入するための活動をしており、彼は昨日の判決について、いかに裁判官の感覚がずれているか人々に気付かせることになった、と述べた。

ノリス氏は元児童保護官であり、「子供たちに重大な性犯罪を行った犯罪者を刑務所に行かせない事は、深い問題を巻き起こしている。この裁判官の決定は、性的犯罪が軽くみなされて、裁判官がいかに一般の人々の感覚と外れているかが、改めて明らかになった」と述べた。

「犯罪被害者トラスト」の創設者であるノーマン氏は、この判決を、犯罪の免許を与えたと、揶揄した。

ノーマン氏は、「もし我々が親を安心させ、小児愛者たちに強い抑止力の警告を出すとしたら、こうした犯罪者たちには実刑が与えられるべきであり、それは罰と予防の両側面を持つ」と語った。

「もし司法がこうした厳罰を与えないとしたら、彼らは小児愛者たちに、犯罪の免許証を発行しているようなものです」

エホバの証人の教団の厳しい道徳基準に従わない人は、会衆から放り出されるというリスクを負っている。それは「排斥」と呼ばれ、証人たちの中では最も厳しい処罰の形態である。

サモセットとエーボンの警察の報道官は、「私たちは、この男が自分の重大な犯罪の責任を負い、法の下に裁かれない限り、被害者にとって区切りが付くことはないと考えています」と述べた。

「上告があるかないかは今の段階ではなんとも言えません。これはCPSで論議されるべきことでしょう。多数の被害者がおり、彼らは何とか問題に区切りを付けたいと考えています」