ニュースの中のJW

WEB上のニュースや新聞などで扱われたエホバの証人のニュースを取り上げます。シリアスな話題から笑えるニュースまで。

ものみの塔研究のためのお役立ちサイト

2012-01-19 20:25:30 | JWお役立ち系
またまたニュースとは関係ないのですが、JWお役立ち系を何回かやることにしました。

今回は、特にものみの塔研究に役立つ、自分もよく使わせてもらっているサイトを紹介します。

サイト名もずばり、 「聖書の個人研究の助け」 (Personal Bible Study Assistant)です。

このサイトの最も大きな特徴は、ものみの塔研究の各記事の聖句がすべて載っているということでしょう。

ワッチタワー・ライブラリーと併用しますと、ものの1分で各記事のすべての参照聖句と引用聖句が印刷できます。

さて、使用方法を図で説明しましょう。ワッチタワー・ライブラリーも立ち上げておいて下さい。

まず、サイトを開きますと以下のような画面が出ます。



画面の左側を見ますと Watchtower Study のタイトルで、日付順に E S F G と並んでいます。これは、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語のことです。とりあえず、1/22の週のものみの塔の聖句を印刷してみましょう。

01.22 の列の E をクリックする。

すると、画面の真ん中に、その週に扱われる研究記事で使われる聖句がすべて出てきます。



この聖句を範囲指定してコピーをします。



ワッチタワー・ライブラリーの左上に、検索用の文字入力ボックスがあります。
ここにカーソルを持ってきて、貼り付けをします。



すると、英語で聖句がペーストされました。



こんどは、そのまま文字入力ボックスの右横にある虫メガネを押して検索を開始します。

するとなんと!
すべての聖句が日本語になって下の欄に表示されるではありませんか!



その聖句の欄のどこかでマウスを右クリックすると、[印刷]の選択肢が出てきますので、それを選択し、後は印刷ウィンドウでOKをクリックしますと、印刷が始まります。



ちなみに私は、A4用紙1枚に2ページ入るように設定して印刷しています。

英語や他の言語で印刷したい場合は、その言語のライブラリーを立ち上げて、同じようにやれば印刷できます。全く同じ手順です。

予習をする時は、実際に聖書を開いた方が良いと思いますが、集会ではこうした印刷物が非常に役に立ちますよね。

ちなみに、極まれにですが、聖句が違っていたり、欠けていたりすることがありますので、どうしても正確なものが必要な時は、事前に聖句をチェックすることをお勧めします。

出来れば近いうちに、iphoneやipad、androidといった、スマートフォンやタブレットでのJWの役立ちアプリやツールを検証したいと思います。協会も電子出版物にはかなり力を入れて来ているように感じますので、今後、個人研究や会衆の集会のスタイルもずいぶん変わるかもしれませんね。



一ヶ月の間に4回も狙われた王国会館

2012-01-13 23:30:43 | 事件・事故
場所はサンディエゴの中心部に近いユニバーシティ・ハイツ。レストランや喫茶店、ブティックなどが軒を重ねるにぎやかな街だ。その一角、アダムズ通りにエホバの証人の王国会館がある。

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始まりは去年の12月20日のことだった。火災報知機が真夜中に鳴り響いているのを警察が聞いた。彼らが王国会館に着いた時には、建物から煙が出ている状態だった、消防隊員がすぐに駆けつけて、火は間もなく消し止められた。火は会館内部のステージ辺りから出ており、その付近にマッチが見つかった。辺りに火の気は無く、当初から放火と見られていた。音響設備が壁からむしりとられ、玄関の辺りに置かれていた。犯人が盗みの証拠を消そうとして意図的に火を付けたのだろう。しかし、物を持ち去る前に、火災警報が怖くなって置いていったのだ。

サンディエゴ消防署のチャック・アダムスによると、「初期消火の後で調べてみたが、火事の直接原因は分からなかった。詳細な調査が行われるだろう」とのことだった。

火は小さかったが、煙と水のために内部の損傷はひどく 7万ドル(540万円)の損害と見られている

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それから10日の12月30日の真夜中に、王国会館はまた放火された。今回は一回目よりもダメージが大きかった。



会館後部に位置する第二会場と倉庫が燃えた。火自体は15分ほどで消し止められたが、炎は激しかった。消防隊員は、1つのドアを押し開けて中に入ったが、別のドアは放火犯によってすでに破られていた。



今回の火事では、放火のみならず、玄関の壁に「666」という数字がスプレーで落書きされていた。そのため、この事件は、単なる放火からヘイト・クライム(憎悪犯罪)と判断された。ヘイト・クライムとは、「人種、民族、宗教、性的指向などに係る特定の属性を有する集団に対しての偏見が元で引き起こされる口頭あるいは肉体的な暴力行為」という意味を持つ。

この王国会館で41年間交わってきた長老のテッドは、金曜日の朝に被害の様子を見にやって来た。焼けた聖書や他の出版物の残骸が道路に置かれていた。彼は、その夜の真夜中に電話でたたき起こされたが、再び放火されたことを信じることが出来なかった。ただただ、ショックと落胆があったという。

煙を見て通報した人によると、「後ろ側のドアがボコボコいうような音がした。今にも吹き飛びそうだった」とのことだった。

今回防犯アラームは作動していなかった。前回の放火以降会館は使われておらず、電源が切られていたからである。

すぐに、自発奉仕者による修理作業が行われた。カーペットはきれいにされて、イスや書籍類は全部外に出された。また、天井から落ちたタイルもみな取り除かれた。

王国会館は4つの会衆で、300名ほどの成員によって使われていた。英語会衆が2つ、フランス語が1つ、タガログ語が1つである。最初の火事の後、すべての会衆は別の王国会館を使って集会を開くことになった。

この放火の後、放火特別対策チームによって捜査が続けられていた。

しかし、事件はこれで終わらなかったのである。

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3回目の放火が起こったのは1月3日の真夜中の事だった。今回、侵入者は外側のフェンスを切断して中に入り、火を付けようとして会館内にガソリンを撒いた。しかし、前回までの火事で内部の物がみな外に持ち出されており、火がつかなかった。放火未遂で終わったのは不幸中の幸いだった。現場からはマッチの跡が見つかっている。



また、犯人は王国会館の前方に掲げられているいくつかのサインから「エホバ」に相当する文字を剥ぎ取り、近くの燃えた残骸の辺りに捨てていった。

今回は目撃者がいた。彼は会館の外側のフェンスが切断されているのに気付き、外に立っていたのである。そして、誰かが中から出てくるのを見つけ、その後を追いかけた。しかし、残念ながら逃げられてしまった。

目撃者によると、その男は身長約180cm、暗い色の服を着て、顔には白いフードかマスクを被っていたとのことだ。

この地区を担当するサンディエゴ市議会のトッド・グロリアは「サンディエゴの市民はこの非常識な行動に断固として立ち向かう。この犯罪について何か知っている人は、当局に連絡して下さい」と呼びかけた。

クライム・ストッパーとATFからの犯人情報への懸賞金は1万ドル(77万円)に達している。

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4回目は1月9日のことだった。警察と消防は夜の8時頃に王国会館へと向かった。警備員が、屋根に人影を見かけて何か燃えるような臭いがすると通報したのだった。建物内外の調査が行われたが、不審者の侵入の形跡は無かった。消防は、以前の火事の燃えかすがゴミ箱の中に入っていたのだろうと考えている。



一連の事件で近隣の住民はとても不安を感じている。隣に住むエリザベスはこのように語った。

「ほとんどそれに取りつかれています。私の身を守るために会館を見守っています。もし、会館から火が出れば、間違いなく私たちの家も燃えて無くなってしまいます」

「私は、犯人がまた戻ってくると思っています。それが、私がまだ油断していない理由です。彼らは今、ある自尊心というか強い自己信念を持っていて、成功するまでそれが無くなる事がないと思います」

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事件の調査は続いており、逮捕につながる情報提供者には1万ドルの賞金が渡されることになっている。

Cops Swarm Kingdom Hall Plagued by Attacks



世界のキリスト教徒はヨーロッパから他の地域へ

2012-01-10 10:00:00 | 興味深いキリスト教一般
キリスト教の歴史はイエスの宣教によって中東で始まりましたが、その発展の中心地は常にヨーロッパでした。キリスト教がローマの国教となり、教皇が国王よりも強い影響力を持った時代を経て、カトリックに疑問を持ったルターによる宗教改革によってプロテスタントが始まりました。つい近年までキリスト教といえば、ヨーロッパのバチカンや立派な教会を思い浮べたことでしょう。

しかし今日、その傾向に大きな変化が生じています。ピュー・リサーチセンターの調査によって、世界のキリスト教徒数がヨーロッパで減少し、他の地域で顕著に増加していることが明らかになりました。そして興味深いことに、エホバの証人が増加している国もこのリストと多く重なっています。あまり詳しくは見ていないのですが、今後、証人数が増加する地域も、ある程度推測出来るかもしれません。

■世界のクリスチャン人口は21億8千万人
Prw Forum Study 2011/12/19

ピュー・リサーチセンターによる、世界のクリスチャン人口とその詳細な内容が発表された。その調査によると、世界には200以上の国々のあらゆる年代で、21億8千万人のクリスチャンがいる。2010年の世界人口は69億人なので、そのおよそ3分の1はクリスチャンということになる。クリスチャンは地理的に世界中に存在しており、どの大陸、あるいはどの宗教だとしても、自分たちが世界のキリスト教の中心だということが出来ないのは、疑問の余地が無い。

1910年には、世界のキリスト教徒の3分の2はヨーロッパに住んでいた。今日、世界のクリスチャンのうち、ヨーロッパに住んでいるのはわずか26%に過ぎない。37%はアメリカに住んでいる。24%はサハラ砂漠以南のアフリカに住んでおり、8分の1にあたる13%はアジアと太平洋諸島に住んでいる。

過去100年で、世界のクリスチャンの数はおよそ3倍増加した。1910年には約6億人と見積もられていたが、現在、それは20億人以上となった。しかし、世界の人口もまた急激に増加している。1910年には18億人だったが、2010年には69億人となった。その結果、2010年の世界人口に対するクリスチャンの比率は32%であり、1910年当時の35%とほぼ同じ比率となっている。

ヨーロッパとアメリカは引き続き世界の大多数のクリスチャンが住んでいる地域であるものの、クリスチャン人口が増加している地域は、明らかにそして着実に変化している。1910年、同地域には93%のクリスチャンが住んでいたが、現在、63%にまで減少している。ヨーロッパにおけるクリスチャンの人口比率は1910年には95%だったが、2010年には76%と減少した。一方アメリカでは(北米、中・南米を含む)、クリスチャンの人口比率は96%から86%へと低下した。しかし、同じ時期、サハラ以南のアフリカとアジア・太平洋地域では顕著な増加が見られた。それらの地域では、20世紀初頭はほとんどクリスチャンはいなかった。1910年、サハラ以南のアフリカには、人口比率で9%のクリスチャンしかいなかったが、2010年には63%に増加している。アジア・太平洋地域では、3%から7%に増えている。

更に、以下の点も今回の調査で明らかになっている。

・キリスト教徒は、地理的のみならず神学的にも変化している。カトリックが全体の約50%、プロテスタントは37%を占めており、オーソドックスは12%に甘んじている。他のクリスチャン、例えば、モルモン教やエホバの証人などは、世界のクリスチャン人口の1%を構成している。

・世界全体で見ると、キリスト教は世界でもっとも大きな宗教である。イスラム教は2番目に大きな宗教で、世界人口の4分の1をわずかに下回る信者数がいる。

・ほぼ半数(48%)のクリスチャンは、10の国に住んでいる。北・中央・南アメリカで3ヵ国(アメリカ、ブラジル、メキシコ)、ヨーロッパで2ヵ国(ロシア、ドイツ)、アジアに2ヵ国(フィリピン、中国)、アフリカに3ヵ国(ナイジェリア、コンゴ共和国、エチオピア)である

※ 順位とクリスチャン人口、国内人口比率、世界人口比率は以下の通り

1. アメリカ --- 2億4678万人 - 79.5% - 11.3%
2. ブラジル --- 1億7577万人 - 90.2% - 8.0%
3. メキシコ --- 1億0778万人 - 95.0% - 4.9%
4. ロ シ ア --- 1億0522万人 - 73.6% - 4.8%
5. フィリピン    -- 8679万人- 93.1% - 4.0%
6. ナイジェリア  -- 8051万人- 50.8% - 3.7%
7. 中 国      -- 6707万人- 5.0% - 3.1%
8. コンゴ共和国 -- 6315万人- 95.7% - 2.9%
9. ド イ ツ     -- 5824万人- 70.8% - 2.7%
10. エチオピア   -- 5258万人- 63.4% - 2.4%  

(興味深いことに、エホバの証人の伝道者数が多い国とよく重なっています。2010年度のエホバの証人の伝道者数上位の国々は 1.アメリカ、2.ブラジル、3.メキシコ、4.ナイジェリア、5.イタリア、6.日本、7.ドイツ、8.コンゴ共和国、9.ロシア、10.ザンビア です。イタリア、日本、ザンビアを除く7カ国は世界のクリスチャン人口比率の上位国と重なっています。また中国のキリスト教人口がかなり多いことも注目できます。もし門戸が開かれたら、伝道者数で一躍上位に入るかもしれません。)

・キリスト教は中東で始まったにも関わらず、その地域は最もクリスチャン人口比率が少なく(13%)、他のどの地域と比べてもクリスチャン数が少ない(1300万人)。

・ナイジェリアでは、プロテスタントの発祥の地であるドイツの2倍以上のプロテスタント信者がいる。

・全クリスチャンの90%は、キリスト教が多数派を占める国に住んでいる。わずか10%のクリスチャンが、キリスト教が少数派といわれる国に住んでいる。


※ 以上はレポートの概要です。詳しいこの調査の内容について関心のある方は、こちらをご覧下さい。
  new comprehensive demographic report
   Global-Christianity-exec

ノルウェーで聖書が2011年のベストセラーとなる

2012-01-06 21:44:20 | 興味深いキリスト教一般
激動の年2011年も終わり、2012年が始まりました。皆様も、新たな目標を持って励まれていることと思います。個人的には昨年末から忙しく、ブログの更新が約1ヶ月ぶりとなりました。

さて、このブログも2010年の3月に始まって、早2年近くが経ちました。元々は、JWが関係した面白いニュースやジョーク集などを扱いたいと思っていまして、主に証人が関係した話題で新聞(主にWEB上)のニュースになっているものを取り上げました。やがて、ニュースのみならず、エホバの証人の広報室のサイトや医療上の興味深い記事などからも記事を作ったり、組織の調整なども出来る範囲で取り上げて見ました。基本的には、日本であまり知られていないような情報やニュースを記事にしたいと思っています。

ブログの題名が「ニュースの中のJW」なので、やはりJWが関係したニュースを記事にしたいのですが、いろいろなニュースを見ていると、JWが直接記事に出ていなくても、キリスト教として、あるいはクリスチャンとして興味深い様々なニュースに遭遇します。これは是非知って欲しいなというニュースも少なくありませんので、そうしたものも積極的に取り上げたいと思います。また、JWグッズの特集もしましたが、ニュースとは関係なくても、JWとして面白い、興味深いものも扱ってみたいと感じています。そんな訳で、以前より種々雑多の内容のブログになるかもしれませんが、より、「興味深くためになる」ブログにしていければと思いますので、今後もよろしくお願い致します。

今年最初のニュースはノルウェーからのものです。ノルウェーといえば、去年、大量殺人によって90人以上の人が命を失うというノルウェー史上最悪のテロ事件が起きました。聖書が売れたことは、多少なりとも、この事件と関連があるのかもしれません。(記事では直接の原因とはされていませんが)

■ノルウェーで2011年の年間ベストセラーは聖書
The Guardian 2012/1/3

イギリスの2011年のベストセラーのリストは、ジェミー・オリバーの料理本か、デビット・ニコルスのロマンス物で占められていることだろう。しかし、ノルウェーの読者たちは、別の種類の本を選んだ。聖書である。

約30年ぶりとなるノルウェー語での出版となったこの聖書は、10月に発売されてから年末まで、書籍の売上チャートでほとんど毎週トップの売上を記録した。これまでにおよそ8万冊が売れており、これは予想を大幅に上回るものであった。発売された秋頃には、まるでハリー・ポッターの新作を手に入れようと並ぶ人たちのような列が見られた。最初の発売日には、ノルウェー人たちが聖書の新版を手にしようと、書店へと殺到したのだった。

「私たちは、最初2万5千部しか印刷しませんでした。それで、6~9ヶ月は持つだろうと思っていたんです。ところが、10月半ばに販売を始めて年末には7万9千部売れました。信じられませんでしたね」と、ノルウェー聖書教会でこの出版に携わったスティン・スメモ・ストラチェンは述べた。

「販売されてから、たった一度しか売上首位の座を明け渡していないんです。・・・発売日が厳重に決められていたので、その日の前には、店の外で寝ている人たちもいました。今では十分に手に入るので、ちょっと皮肉な感じもしますけどね」

30人の翻訳者、司祭、大学教授たちが、新しい版のために、原語のギリシャ語とヘブライ語をノルウェー語に翻訳した。12人の作家たちもそのチームに含まれており、文脈をスムーズにする仕事を行った。

「正しく翻訳することは当然に重要なことですが、それを読みやすくするということもまた求められています。文学的に良い言語でなければならないのです」とスメモ・ストラチェンは述べた。

「どの作家たちも宗教家ではありません。彼らは、その翻訳作業に参加することを興味深いことと感じた、非常に優秀な作家たちに過ぎないのです」

小説のようには章句を読むことが出来ない、文語体の聖書も同時に発売され、それも驚くほど好調なセールスだと、出版社は述べている。

公式な資料によると、ノルウェーの人口490万人のうち、80%はノルウェー国教会に所属している。しかし、新版を購入した人がみな、厳格な宗教心からそれを購入した訳ではない。「熱心なクリスチャンだけが聖書を買ったとしたら、これほどの数が販売されたことの説明がつきません」とスメモ・ストラチェンは語っている。

この夏に起きたウトヤ島とオスロでの殺人事件は、聖書の記録的な販売の理由とは見られていない。「正確に述べるのは難しいですが、その事件がこの国と人々に大きな衝撃を与えたことは間違いありません。しかし、販売の成功は、この聖書の出版が文化的なイベントとみなされていたことや、その読みやすさあるのでしょう」と、彼は述べた。