ニュースの中のJW

WEB上のニュースや新聞などで扱われたエホバの証人のニュースを取り上げます。シリアスな話題から笑えるニュースまで。

ワッチタワー・ライブラリーのオンライン版が公開される

2012-06-20 21:08:00 | 組織
jw.orgのサイトで、6月15日よりワッチタワー・ライブラリーがオンラインで利用出来るようになりました。これは、日本語のjw.orgでも紹介されていますが、今のところ、英語とロシア語のみのが利用可能となっています。出版物は2000年から2012年までが含まれます。

Watchtower ONLINE LIBRARY

このサイトを見ているということは、オンライン・ライブラリーも見れるということなのであまり詳しい説明はしませんが、ざっと見てみましょう。

デザインは日々の聖句がホーム画面に来て、その上に 「聖書」、「出版物」、「日々の聖句」 の三つのアイコンが並びます。(モバイル版ではホーム用のアイコンがこれに加わる)

「聖書」は、使いやすいです。特にスマートフォンの場合、聖書の各巻から章、節を選択するのがワンタッチで出来ます。協会のメインのサイトのオンライン聖書は節までは選択できず、いくつかあるアンドロイドの新世界約アプリはプルダウン式なので使いにくく、これが一番スマートですね。間違いなくタブレット・スマートフォンの使用を念頭に置いて作られています。

「出版物」はどうでしょうか。

まず、「出版物」のアイコンをクリックすると、参照資料付き聖書、洞察、出版物索引、ものみの塔、目ざめよ、書籍、年鑑、ブロシュアー、小冊子、トラクトが選択出来ます。

「日々の聖句」の項目では、その週の神権宣教学校の予定と研究用ものみの塔の表紙(その号が使われる各週の記事の主題と範囲、歌の番号が分かる)、裏表紙の研究記事の目的が書かれています。

また、シンクロナイズも出来るようになっており、いま読んでいるところを簡単に別の言語で表示することが出来ます。まだ英語とロシア語だけですけど、いずれ他の言語も増えるでしょう。

セッティングの項目では、シンクロ言語、サーチスコープの設定、フォントサイズが変更出来ます。

検索もシンプルかつ強力なもので、ある語句に対して全出版物を通しての検索結果から、出版物のカテゴリーごとの検索まで絞り込めます。また、検索結果の中からボタンを押す度にその語句を含んでいる資料にジャンプするおなじみの機能もあり、快適に目的の資料を探すことが出来ます。また、検索ワード予測機能もあるので、はっきり覚えていない言葉でも大丈夫です。

これからもいろいろな機能が追加されて行くと思いますが、最初のスタートとしてはなかなかの出来となっています。今までもうわさは出ていましたが、ついに公開されました。日本語版が出来るのが楽しみですね。

プリンスは下品な言葉が嫌い

2012-06-17 19:56:00 | 芸能・スポーツ
今年の6月で54才になったプリンス。5月には、コンサートツアーでオーストラリアを回りました。シドニーやメルボルン、ブリスベーンといった大都市でコンサートをこなし、夜には、当日まで場所を伏せておいた、いわばサプライズ的な夜中のミニ・コンサートをホテルで行なったりと、素晴らしいパフォーマンスで大いに盛り上げました。そのプリンスについて、シドニーの大手紙、シドニー・モーニング・ヘラルドの中に記事が載りました。独特の感性で、厳格な信仰と音楽活動を両立させていることは大変興味深いですね。

■プリンスは下品な言葉が嫌い
  smh.com.au 2012/5/19

先週末プリンスは、シドニーでの幾つもの素晴らしい公演を行い、彼のほとんどすべてのヒットソングを披露した。さらに、火曜日の夜のオールフォンズ・アリーナ(オリンピック・スタジアム)でのショーでは、誰が偉大な紫色の冠の上に座っているのかを、はっきりと知らしめたのだ。

過去10年以上に渡ってエホバの証人であることにより、ステージの裏では、彼はより保守的になっている。

彼は、自分の信仰が教えている事とその行ないを厳格に守っており、そのどれもが、いわゆるロックンロールとは程遠いものだ。

まず、彼のコンサートのクルーたちには、汚い言葉(swear words)を使わないようにという厳しいルールを与えている。

あるオーストラリア人のバンド・メンバーは、このように語った。

「オーストラリアでは、バンドをやっている奴だったら誰でも汚い言葉を使うよ。エルビス・プレスリーがまだ有名になる前からの、いわばロックンロールに付き物ってやつさ。でも、もし汚い言葉を使ってそれをプリンスが聞いたら、すぐに首にされるって何度も言われたよ。彼は、そのことにはとても敏感なんだ」

プリンスのツアーがオーストラリアの大都市を回って大々的に行われた時、彼がいかに筋金入りであるかという証言が幾つも出てきた。その一つは、Nudie juices(フルーツジュースの有名なブランド)がコンサート会場の控え室に運ばれてきた時の話だ。

「彼は、ブランド名のラベルが付いているのを好みませんでした。それで、すべてのジュースのラベルをはがしたんです」とある内部関係者は語った。

プリンスは、舞台裏で働く際には、十字架のアクセサリーを身に付けたり、書かれた服を着たりすることがないようにとクルーたちにハッキリと言っている。エホバの証人は十字架が異教のシンボルであると信じており、崇拝において使うことはない。

また先週の土曜日のコンサートでは、色っぽい曲であるクリームを何とか歌った一方で、Dance Music, Sex Romance, Darling Nikki や Sexy Mother F****r といった、淫らな曲を歌うことを禁止した。

しかし、53才になるこの小柄なスターが(身長1.57mはカイリ・ミノーグとまったく同じ)、いまでもヒールの高いシューズをはいてステージを飛び跳ねているのは、うれしい限りである。

退職して、底の低いサンダルをはく事なんて、まだまだ先のようだ。



アルメニアのテレビ局がエホバの証人への間違った報道を撤回する

2012-06-10 19:46:03 | その他の話題
アルメニアの公共放送が、残虐な事件を起こした容疑者がエホバの証人であるとして非難するニュースを報道しましたが、それが誤りであったことを認めました。このことは、6月5日付けの協会のメディア用サイトで取り上げられています。

また別なニュースですが、アルメニアがエホバの証人の裁判を含む3件の裁判で敗訴し、ヨーロッパ人権裁判所より3万ユーロの支払いを命じられている件も同時に取り上げます。

ちなみに、エホバの証人への反対が強い国としてよく名前が上がるアルメニアですが、西暦301年、世界で一番最初にキリスト教を国教とした国でもあり、アルメニア教会が強い影響力を持っています。


■アルメニアのテレビ局がエホバの証人への間違った報道を撤回する

jw-media.org 2012/06/05

「HAYLUR」ニュース番組を見ていた人たちは、6月5日に非常に珍しい場面を見ることとなった。エホバの証人に対する間違った報道を撤回するという場面である。

5月15日にサインされている合意書に従い、アルメニア公共放送とその代表者たちは、セバンという場所で年老いた両親を惨殺した若者とエホバの証人との関係について間違った発表をしたことについて、撤回する放送を行なった。

その合意書によるとアルメニア公共放送は6月5日の午後5時と9時のプライム・ニュースの最初の20分の間に、撤回のコメントを流すことになっていた。また、公式ウェブサイトにもその内容が掲載された。1tv.am/

世界中のエホバの証人たちは、この喜ばしい結果に注目している。

「誰も、自分たちについて間違った放送をして欲しくありませんし、我々も例外ではありません。アルメニアの一般の人々がエホバの証人について真実を知るのは重要なことで、アルメニア公共放送が事態を正すために行動を起こしてくれたことを我々は喜んでいます」と、エホバの証人の世界本部で広報を担当するデビッド・セモニンは述べた。

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ちなみに、この和解合意書によると、事件の放送は2010年11月8日に始まり、アルメニアのメディアは、年老いた両親を殺害した若い男は元エホバの証人だったと繰り返し報道されたようです。

さらにこの事件を報道する際に、エホバの証人を非難・中傷し、ある番組ではエホバの証人たちに対して身体的な暴力に訴えるようにと視聴者に提案するようなものまでありました。実際にいくつかの町では、エホバの証人に暴力が加えられました。

間違った報道をやめるようにとアルメニア人権委員会が要求したものの、TV局側は聞く耳を持たず、訂正の報道もしなかったため、証人側は裁判を起こし、間違った報道の訂正を求めました。今年の6月に訂正ニュースがあったようですが、それまでに1年半以上かかっています。

メディアの対応の遅さは万国共通なんでしょうかね。

■アルメニア政府は3万ユーロをヨーロッパ人権裁判所の判決で失う

NEWS AM

ヨーロッパ人権裁判所の判決により、アルメニア政府は3件の裁判で合計3万ユーロを補償として支払うことになった。

ガスパー・ポゴシアンは詐欺と強盗の罪で起訴されてた。、ハーク・バタヤン、アスホット・ツツアヤンの二人はエホバの証人であり、兵役を拒否していた。

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ちなみに、この詐欺と強盗を働いたとされるガスパー・ポゴシアンについては、なぜ人権に違反しているとの判決が出たのでしょうか。

ヨーロッパ人権裁判所の2011年12月付けの発表書類によると、2007年4月に詐欺と強盗の罪で彼が逮捕された後、彼の拘留について多くの抗議が行われた。6月13日から7月2日までの間に裁判前の拘留で判事の下にすぐに連れて行かれなかったことが法律に反していることや、拘留に関する嘆願が調査されたなったことなど3点が違反しており、アルメニア政府が1万ユーロを彼に支払うように判決が下った。

これが、この裁判所のリリースの画像です。



こんな感じで裁判の進展が発表されるんですね。
この時には33件の裁判で17件が最終的な判決となっています。

ちなみに兵役拒否のバタヤンのケースは、協会のメディア用サイトで特集されていましたね。