ニュースの中のJW

WEB上のニュースや新聞などで扱われたエホバの証人のニュースを取り上げます。シリアスな話題から笑えるニュースまで。

2011年 地域大会プログラム

2011-05-28 22:20:51 | 大会
いよいよエホバ証人の地域大会の時期となりました! 日本ではちょっと早いですが、アメリカでは既に最初の地域大会が始まっています。という訳で、今回はニュースではないですが、夏の地域大会のプログラムをお知らせしておきます。(日本語訳の表現が多少異なる場合があるかもしれません)

当日の楽しみにしたい方は見ないでおいて下さいね

ちなみに地域大会のスケジュールはJW.orgのサイトで見れます。
地域大会スケジュール


2011年 地域大会主題『神の王国が来ますように!』

□ 金曜日:天の王国は近づいた! マタイ4:17

-----午前

9:20 音楽
9:30 5番の歌と祈り
9:40 司会者の話:なぜ私たちには神の王国が必要なのか
10:10 神の王国がまもなく到来することはどのように分かるのか
10:30 多くの患難を経て王国に入らなければならない
10:50 18番の歌と発表
11:00 シンポジウム:契約は王国にどのように関係しているか
エホバの目的は挑戦を受ける
   種を指し示す契約
   神の民を解決へと導く
   完全な解決策
11:40 基調の話:誰が王国の良いたよりを宣べ伝えていますか
12:10 31番の歌と休憩

------午後

1:50 音楽
2:00 30番の歌
2:05 王国についての質問に答える
2:25 あなたは王国のために犠牲を払いますか
2:45 希望を鼓舞する真実の物語
3:15 86番の歌と発表
3:25 シンポジウム:キリストの奇跡は王国の豊かな祝福を予示する
   あなたは上等のぶどう酒を今まで取って置いた
   すべての者が食べて満ち足りた
   彼は具合いの悪い者すべてを治された
   ラザロよ、出て来なさい!
   大なぎになった
   人の内に何があるかを,ご自身が知っておられた
4:25 神の王国が到来すると何が過ぎ去りますか
4:55 19番の歌と結びの祈り

□ 土曜日:神の王国と義を第一に求めなさい マタイ6:33

-----午前

9:20 音楽
9:30 93番の歌と祈り
9:40 あなたの光を輝かせなさい
10:00 シンポジウム:王国の例え話-あなたの宣教にどのように影響しますか
   からしの種粒
   パン種
   商人
   眠った種まき人
   引き網
   放とう息子
11:00 40番の歌と発表
11:10 物ではなく王国を追い求めなさい
11:30 来て、王国を受け継ぎなさい
12:00 59番の歌と休憩

------午後

1:25 音楽
1:35 24番の歌
1:40 上にある事柄に自分の思いを留めなさい
2:00 シンポジウム:王国の敵に注意しなさい
   サタンと悪霊たち
   大いなるバビロン
   背教者たち
   肉の不完全さ
2:45 89番の歌と発表
2:55 親の皆さん - 子供たちを王国の祝福へと導いて下さい
3:15 劇 「これらの言葉をあなたの心に置かねばならない」
4:20 あなたは王国の市民として行動していますか
4:55 134番の歌と結びの祈り

□ 日曜日:永遠の王国に入る機会が豊かに与えられている ペテロ第二1:11

-----午前

9:20 音楽
9:30 109番の歌と祈り
9:40 シンポジウム : メシアなる王の魅力的なご性格に感謝を示す
   謙遜
  優しさ
   近づきやすさ
   道理にかなう
勇気
   寛大
   自制
   識別力
11:00 99番の歌と発表
11:10 公開聖書講演 「人類はこの地球を滅ぼしてしまうのか」
11:40 ものみの塔の要約
12:10 133番の歌と休憩

------午後

1:30 音楽
1:40 69番の歌
1:45 劇 「若い人たち - 思慮深く賢くありなさい」
2:45 64番の歌と発表
2:55 神の王国は他のすべての王国を打ち砕く - いつですか
3:40 2番の歌と結びの祈り

牛の血液で救われた命

2011-05-16 18:54:42 | 医療系
世界で一番最初に輸血が行われたのは、17世紀のこと。当時は羊の血液を人間に輸血していました。死亡例も多かったのですが、成功例もあるそうです。やがて、動物の血を人間に輸血するのは危険だとわかり、19世紀後半には行われなくなりました。

というのが簡単な輸血の歴史ですが、ついに21世紀、動物の血液が人間に輸血されて、命を救うのようになりました。牛の血液が、その血漿を加工した人工血液ですが、事故で多くの血液を失った女性の命を救いました。

以下、記事を訳しておきます。

■ News Com AU

あるオーストラリア人女性の命は、牛の血漿から作られた人工血液成分によって救われた。

世界で最初の例となったが、メルボルンのアルフレッド病院は33才になるタマル・コーカリーを交通事故による深刻な血液流出と心臓停止の危機から救い出した。

彼女の脊髄はほとんど切断され、肺はつぶれ、頭蓋骨は陥没し、肋骨、頬と顎の骨は折れ、秘蔵は破裂していた。

病院についた時には、彼女はかろうじて生きていた状態だった。

「私は、わずか1リットルの血液しか体にありませんでした」と彼女は述べている。

※ 通常、人間の血液は体重の8%と言われています。そのうち30%以上の血液を急激に失うと命の危険な状態になるそうです。彼女が仮に50Kgだとすると、血液量は4Kg(4L)で、事故により75%の血液を失っていたことになります。

コーカリーの命を救う最大限の努力が払われ、ヘモグロビンをベースとした酸素運搬物質であるHBOC201がアメリカから10単位空輸された。

この合成物質には、牛の血漿から作られた分子が含まれている。これは酸素を組織に運ぶ働きがあり、彼女のヘモグロビンのレベルを回復させた。

フィッツジェラルド准教授は、これは世界的な血液不足に応える、実際に可能な血液の選択肢として重要な一歩となったと述べている。

人間の血液と違って、事前に適合を調べる交叉試験をする必要がなく、冷蔵せずに3年に渡って保管が可能である。

フィッツジェラルド准教授は「ちょっとしたSFのようなものだ」と言う。

エホバの証人であるコーカリーは輸血を受けることは出来ないが、代用血液を受け入れることは出来る。

教授は、アメリカ海軍で研究されてきたこの合成血液製剤に精通していた。というのも、彼が第三者として5年前にこの有望な研究にアドバイスを与えていたからである。

彼はその夜、製薬会社のOPKバイオテク、オーストラリア保健省薬品・医薬品行政局(TGA) 、オーストラリア衛生検査局や航空会社と夜通しで交渉を行なった。

アルフレッド病院の倫理委員会はゴーサインを出した。許可はTGAの特例審査によって出され、製薬会社が支払いをした。

HBOC21は、世界中で研究開発されている数ある代用血液のひとつである。

メルボルン大学小児科部部長のポール・モナゴル医師は、合成血液は患者への血液供給の問題を緩和し、僻地に住む人々に救命治療の機会を与えることになると述べている。

モナゴル教授は、どんな合成血液にせよ、実験段階から実務的な使用に供するためにはしっかりとした検査やテストを受ける必要があると述べた。

前述のコーカリーは、昏睡状態の中で瀬戸際の手術を受けていたが、彼女はどれほど死ぬ寸前だったかを理解している。

「彼らは出来ることをすべて行なってくれました。私はとても嬉しいです」

---------

なんにしても、彼女の命が救われたことは良かったことです。

ところで、ペットの動物用にも輸血用の人工血液があることをご存知ですか?
言われてみると、「そうかもしれない」と思うかもしれません。
アメリカではイヌ用の人工血液が承認されています。なんとこの犬用の人工血液にも牛の血液が使われているそうです。日本の獣医さんも使っていたようですが、BSE(牛海綿状脳症)の問題もあり、現在のところこの牛由来の人工血液を輸入することがほとんど出来ないようです。

ペットポータルというサイトの中で紹介がされていました。
ペットポータル

そうなると、人間に輸血された牛由来の血液から狂牛病などが発生する可能性はあるのだろうかと考えたくなりますね。おそらく、狂牛病の元となるプリオンを不活性化させる処理が行われているのでしょう。
現在、献血された血液は基本的に放射線を通しています。これで輸血後GVHDを防いでいるわけですが、牛の血液でも同様の作業がされているのでしょうか。研究者からすると、血液も詰まるところ様々な分子の集合体に過ぎないと見えるのかもしれません。

ブルガリアのエホバの証人が記念式の日に襲撃される

2011-05-11 16:27:07 | 迫害・反対
久しぶりの更新となります。これまで、基本的にひとつのニュース記事を取り上げ、その和訳を載せるというスタイルでしたが、多少変更することにしました。
長い記事を和訳していると時間がかかることもありますが、話題を深く掘り下げたり、発展させることが出来ないので、どうしようかと考えていました。
主に海外でエホバの証人が関係するニュースを取り上げることは変わりませんが、より柔軟に、より幅広く関係情報を扱って行きたいと思います。
それに伴い、いくつか過去の記事も整理しましたのご了承下さい。m(_ _)m

第一段は、ブルガリアのエホバの証人の記念式の記事です。既にご存知の方も多いかもしれませんが、2011年4月17日のイエスの死の記念式の日に暴徒が王国会館に押し掛け、兄弟たちに暴力を振るうという事件が起きました。これは協会の公式メディアサイトでも取り上げられました。

事件は、ブルガリア第四の都市ブルガスで起きました。夜7時半から始まるイエスの死の記念式のために、人々が静かに集まり始めていました。記念式の20分前に、約60人の男たちが王国会館にやってきました。ある者たちはVMROという政党の旗を持っています。彼らは大きな石を玄関に投げつけていましたが、やがてドアを蹴破って中に入ろうとしました。

証人たちはすぐに警察を呼びましたが、警察はすぐには対応しようとしませんでした。襲撃があった時、100人以上の人々が中にいました。女性や子供、お年寄りも含まれています。襲撃によって怪我をした人がおり、5人が救急車で病院に運ばれました。なかには脳しんとうを起こした人もいました。

VMROの政党のメンバーたちはこれまでにも、度々エホバの証人の集会を妨害し、メディアを使って証人たちを攻撃してきました。証人たちは何度も刑事告訴をしてきましたが、彼らの攻撃は続いています。いまや、国際社会がこれらの不法な犯罪的な行為に対して、ブルガリア政府がどのように対応するのか見守っています。

ブルガリアでは、去年は4000人近くの人がイエスの死の記念式に集まりました。

ということです。

この襲撃の様子はYoutubuでも公開されています。
襲撃されたブルガリアのエホバの証人

しかし、これはひどいですね。完全に弱いものいじめというか犯罪です。主張があるなら法に従って行わなければなりません。

VMROとは、一体どんな政党なんでしょうか。日本語では、内部マケドニア革命組織と呼ばれており、1893年にオスマン・トルコ帝国の支配下にあったマケドニア地方で、マケドニア人の独立を目指して作られた政治組織です。この時期のバルカン地方は政治的・民族的にものすごい対立がありましたが、この右派政党はそうした時代背景の中でマケドニア人の民族意識をうまく利用しながら勢力を拡大して来ました。特に戦争時期にはテロや闘争をもってその理想を現実しようとして、多くの血を流したようです。

その後、共産主義体制下では抑圧されていましたが、マケドニア共和国が独立を果たしブルガリアも民主化された後に、再びVMROの名前を冠した右翼政党がいくつか誕生しました。必ずしも現在のVMROが、テロやクーデターに明け暮れていたかつてのVMROと同じではないと思いますが、民族主義の右翼政党として知られており、今回の事件から目的の達成には暴力もいとわない集団であることがわかります。

Wikipedia によると、ブルガリアの宗教は、ブルガリア正教会が82.6%、イスラム教が12.2%、ローマ・カトリックが0.6%、プロテスタントが0.5%、その他ユダヤ教の信者もいるそうです。10人訪問したら、その内8人が(多分)ガチガチのブルガリア正教会員、1人は敬虔なイスラム教徒。後の1人がどんな反応か・・・。これが毎日ですから、それは大変なことでしょう。本当によくやっておられると思います。

以前のニュースでも取り上げましたが、ロシアを含む東ヨーロッパでは、エホバの証人の活動が制限される事例が相次いでいます。今後の動きに注目して行きたいと思います。

カンザス州のあるエホバの証人と無輸血肝臓移植

2011-05-01 10:05:22 | 医療系
肝臓の臓器移植を無輸血手術で行なうことと、州の医療保険制度が論点となっています。どのような司法的な判断が下されるのでしょうか。ちなみに、日本では生きている方から肝臓の一部を移植する手術が主流ですが、アメリカでは亡くなった方からの肝臓移植が年間6000件もあり、より身近な問題となっているようです。


■ Kansas City Star

メリー・シュタインメッツ(64)は、生きたいと願っているのと同じほど、信仰のために命を落とすことを受け入れようとしている。

彼女は末期の肝臓病を患っており、移植を必要としている。しかし、手術の費用は $250,000 (約2,000万円)以上見込まれており、家族にとっては手の届かない金額だ。

彼女が移植を受けられるかどうかは、彼女が自分の信条のために裁判でどの程度まで戦うことが出来るのかにかかっているが、それは今日カンザス高等裁判所で明らかになるだろう。

シュタインメッツは西カンザスの小さな街ヒル・シティに住んでいるが、彼女はカンザス大学病院で医療保険を使って、肝臓移植を受けることが可能だった。

しかし、それは同時に彼女のエホバの証人の信条に妥協することをも意味していた。というのも、その手術によって、彼女の信条によれば神の律法に反するもの、輸血を受け入れなければならないからである。

ネブラスカ州のオハマであれば、彼女は無輸血の手術を受けることが出来た。しかしカンザス州は、州内で移植が可能なのであれば、州外での手術に対して医療保険を支払うことを拒否している。

こうした状況は、カンザス州の医療保険制度に対する彼女の信教の自由の行使という、憲法上の論争へと発展した。いまや彼女の命は両者のバランスの上にある。

「私は生きたいです。でも私たちの創造者の命令に関しては、私は自分が何かをする前に、創造者の命令に従いたいと思います。なぜなら、彼は命を私たちに与えて下さったからです。彼の律法に従わなければなりません」と、カンザス・シティ・スター紙に電話で語った。

シュタインメッツは、州の医療保険制度を監督するカンザス州健康保険機関を訴えており、信仰を行使する権利である米国憲法修正第1条を、州は侵しているとして争っている。彼女は、12月にグラハム地方裁判所で行われた裁判では敗訴している。

州当局は今日の聴聞に先立ってコメントすることは避けた。しかし、先に提出された訴答書面によると、州側は、州が保険の支払いを拒んだことが彼女の権利を侵害しているという証拠を、彼女側が何も提出していないという事を主張している。

「保険受取人が無輸血手術を受けなければならないという、医療上の必要性はない。通常の肝臓移植はカンザス内で受けることが可能だし、それは医療上の必要として見なされるだろう。無輸血手術を受けなければならないという保険受取人の宗教上の選択と、医療上の必要性は一致しない」と州当局は述べた。

州にアドバイスを行っている医者のウェイン・ワレスは、患者が無輸血手術を受ける事を決めた場合に、手術医たちが倫理上の問題に直面すると警告している。

外科的な手続きはどちらの移植でも同じであったとしても、外科医にとって無輸血手術は、輸血が患者の命を救うかも知れない状況でも患者の死を進んで受け入れなければならないことを、暗に意味している、とワレスは述べた。

しかし、法廷の記録によると、彼女は、使徒の書や創世記、申命記を開きながら、エホバの証人は血を避けるという聖書的な指示に従っていると述べた。

協会の信条では、ある種の輸血や臓器移植に関しては信者の決定に任されている。

ニューヨーク州ものみの塔聖書冊子協会は、シュタインメッツの法廷助言者としての書類を提出している。

彼らの主張は、カンザス州はシュタインメッツに、すべての手術を受けないか、あるいは彼女の信条を侵す治療を受け入れるかを無理に選択させているというものである。

しかし、弁護士が述べたという裁判所の書類によると、彼女は、輸血を受け入れても心から悔い改めれば、教会から排斥されないと認識しているとのことである。

このケースについての憲法的な判断は非常に難しい。なぜなら過去30年間に渡って、最高裁判所の2つの判決が異なった立場を取っているからだ。

1990年以降の最近のケースでは、高等裁判所は、法律がある人々の信条を妨げるとしても、その法律が中立的であり、ある特定の信条をターゲットにしたものでない限り、政府はその法律を採用することができると判断した。

そのケースは、失業保険の受け取りを拒否された二人のオレゴン州の男性に焦点を当てていた。彼らは、宗教儀式のためにペヨーテという幻覚剤を摂取した後に解雇を言い渡されていた。

裁判所は、過去数十年に渡る前例を捨て去るような決定である、ベネフィット(失業保険や医療保険など政府の生活保障)の支払いを拒否することを支持した。

しかし、シュタインメッツの法律チームは、政府は、信教の自由の権利に対する侵害を正当化するという、州の利益を推し進める必要があると司法が規定した1963年の最高裁判所のケースを引用した。

このケースでは、セブンスデイ・アドベンディストの信者が関係しており、彼女は土曜日に働くことを断った後に解雇され、他に仕事を見つけることが出来なかったが、失業保険を受けることを拒否された。

州は、彼女は失業保険を受け取る資格がないとした。仕事を紹介された時、適切な理由なしに、それを受け入れることをしなかったためである。

シュタインメッツは原発性胆汁性肝硬変を患っている。胆管が慢性的に炎症を起こしやがては胆管が消失していまう病気だ。胆管が損傷を受けた時、胆汁が肝臓に蓄積して器官を傷つけ、機能を低下させる。

これは進行する病気で、(彼女は20年間患ってきたが)原因は不明である。移植手術が唯一の治療法である。

「あまり気分は良くありません。私はとても弱くなってきています」と彼女は言った。今日の聴聞のためにトペカに行くことも出来なかった。

病気が進行すると、彼女は急速に体重が減少した。すぐに息が切れ、免疫機能は低下した。腹部は膨張し、過去18ヶ月で少なくとも13回、肺から水を抜いている。貧血なので体が非常に冷える。

彼女はゆっくりと動く。風邪を引いてしまうことが無いように、家の中でほとんどの時間を過ごす。

2009年に彼女が移植手術が必要であることを知った後、検査のためカンザス大学病院に行った。

そこで彼女は、彼女が輸血を伴う臓器移植を受けられないことをカンザス大学の先生に話した。

大学は、彼女にそれ以上の処置を行なわないことを決定し、無輸血手術を行ってくれそうな病院を探すように勧めた。

カンザス大学では無輸血による臓器移植手術を行っていない。というのもドクターたちはそれが患者にとって最善とは考えていないからだ。

ネブラスカ・メディカルセンターの医師、ジーン・ボザによると、無輸血の肝臓移植手術は、わずかここ十年で行われるようになった手術であり、アメリカ国内でわ5~8の病院でのみ行われる。カンザス州にはそういう病院はない。

ボザは、その手術は安全な手術ではないので、通常行われるものではないと認めた。彼によると、手術は主にエホバの証人の患者を助けるために行われるそうである。

一方で、シュタインメッツと彼女の夫は、弁護士が協力してくれる限り戦う決意でいる。しかし、新しい肝臓なしでどれほど持つかは、彼女も確信は持てない。おそらく、2,3年は持たないだろう。

そして、彼女は臓器移植の待機リストにも入ってはいない。

「私は、いまここにいられることだけで驚きなんです。私がエホバの記憶にある限り、私は復活することを知っています。死ぬことは怖くはありません」と彼女は述べた。