ニュースの中のJW

WEB上のニュースや新聞などで扱われたエホバの証人のニュースを取り上げます。シリアスな話題から笑えるニュースまで。

無輸血手術の医療コーディネーター

2011-07-27 22:01:06 | 医療系
医療コーディネーターという仕事を聞いたことがありますか?日本医療コーディネーター協会のサイトによると、「医療コーディネーターとは、医療サービスを提供する側(医療者)と医療サービスを受ける側(患者さん、ご家族を含めたすべての医療消費者)の間に立って、治療法、医療サービス、医療システム、医療倫理など様々な面で「立場の違い」から出来る隙間を埋める新しい形態の21世紀型医療ソリューションビジネスです」だそうです。

つまり、患者と医師との間に立ち、多様化する治療の選択肢と患者の状況や価値観をもとに患者にとって最善の治療をコーディネートする人たちと言えます。

患者がエホバの証人の場合、ほとんどは輸血をしないという前提のもとで治療が行われますが、アメリカのある病院で、エホバの証人専門の医療コーディネーターの募集をしていました。まあ、簡単に言うと病院の求人なんですが、内容が興味深かったので記事にしてみました

求人していたのはコネチカット州にあるハートフォード病院です。急性期病院で病床数約1000ほどあり、州で2番目に大きな病院とのことです。

残念ながらリンク元の求人期間はすでに終わっています。(キャッシュだけは残っていましたが)

以下、求人の内容です。

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職種 : 無輸血治療と手術のコーディネーター
場所 : ハートフォード病院
時間 : 日勤/夜勤 シフト
仕事内容・求められる資格 : エホバの証人の組織と信条に対する知識が必要。高校卒以上が必須だが、関連する分野での病院経験があり学士以上が望ましい。血液と血液製剤、また輸血の代替療法に関する知識が必要。患者の世話及び、仕事上の管理とマーケティングの経験。優れたコミュニケーションスキル。患者と家族、医療スタッフ、手術医と他の分野の人々とのスムーズな連絡係として機能し、コミュニケーションや協働作業によって患者の前進を助ける。患者が「医療上の事前の指示」を完成させるように助け、患者のケアのために医療提供者と問題についてよく話し合い、患者と患者の権利を擁護し、医療計画を助ける。入院患者の身の回りの世話をし、承認された手順とガイドラインのもとに病院のスタッフに無輸血管理治療法を準備する。ハートフォード病院によって確立されたインフォームド・コンセントの方針を支持し、患者の事前指示書を管理する。無輸血手術に関係するすべての問い合わせを適切に処理し、電話でのサポートを提供する。病院に掛かってきた電話に答える。十分に資格があることを知識と行動で実証し、患者の年齢に応じて個々の必要に応える。
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血液の知識のみならず、証人たちの組織や信条への深い理解が必要なので、おそらくエホバの証人でなければ出来ない仕事ですが、内容を見ると体力的にも精神的にもタフさが求められます。やりがいは大きいと思いますが、相当忙しい仕事であることも事実でしょう。

ちなみに、アメリカの無輸血医療手術センターがペンシルバニア州ピッツバーグにありますが、そこでは無輸血手術を希望する患者のために「事前の医療上の指示」が作られています。-Advance Medical Directive/ Release-

このあたりも調べると結構深くなりますので、そのうち記事にしたいと思います。

ブルガリアでのエホバの証人への攻撃の背後にいる国家主義者たち

2011-07-18 22:05:25 | 迫害・反対
今年の4月の記念式の日に暴徒が王国会館に押し掛け、人々に暴力を振るった事件がありましたが(ブルガリアのエホバの証人が記念式の日に襲撃される)、その続編です。どうやら、デモを組織した指導者が罰せられる可能性があるようです。詳しくは記事をどうぞ。

Novinite.com

ブルガリアの極右政党VMROは黒海の町ブルガスの地域の指導者に対する告発に対して抗議の声を上げている。その指導者は、エホバの証人に対する暴力行為を組織したとされている。

ブルガスの国家主義者たちの地域指導者、ジョージ・ドラカレイブは、宗教的信条を理由として市民たちを襲うため暴徒を組織したとの告発で、最高5年の実刑判決を受ける可能性がある。

4月17日、証人たちの教義に反対するデモ行進によって触発され起こった衝突で、何人かのエホバの証人たちが負傷した。その事件は、ブルガスにあるエホバの証人のまさに崇拝の場所の前で起こった。

VMROは、暴徒たちはサッカーのフーリガンであると後から説明した。その政党は静かな抗議活動をするつもりだったと述べている。

水曜日には、VOMRは2008年5月以降に行われた21件の組織されたエホバの証人への抗議行動の日付を書いたリストを発表した。

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宗教と政治と民族主義が複雑に絡み合った地域ですから、すんなり有罪に出来るかは疑問ですが、不当な暴力に対しては法の下に公正な裁きを行なって欲しいです。

アルメニアのエホバの証人が良心的兵役拒否の裁判で歴史的な勝利を得る

2011-07-08 20:32:16 | 法的勝利
JWオフィシャル・メディアサイトのトップニュースです。2011年7月7日、欧州人権裁判所は、アルメニア政府が兵役を拒否した一人のエホバの証人を有罪とし刑務所に入れたことは、彼の良心の自由の権利を侵害する行為だとする判決を出しました。

記事に入る前に、アルメニアにおける近年のエホバの証人の状況を確認しておきましょう。

--1975年 アルメニアでエホバの証人の活動が始まる
--1991年 旧ソビエト連邦から独立する。宗教組織の登録のために国家宗務評議会が設立されるが、エホバの証人の登録は拒否され続ける。その後、2003年までに100人以上の若いエホバの証人が兵役に関する聖書に基づく立場ゆえに有罪判決を受け,大半が投獄された。
--2004年10月 15回目の提出でようやく宗教組織としてエホバの証人が登録される。
--2005年6月 アルメニアに正式に送られてきた最初の輸入文書が税関を通り証人たちの手元に文書が届く。
--2006年 19人の兄弟たちが代替奉仕を拒んだことで刑事訴訟を起こされた。しかし、2006年9月に,刑事訴訟が取り下げられたことを知らせる手紙を検事総長から受け取るも、引き続き可能な代替奉仕が取り決められていないため、投獄状態が続く。2007年の半ばまでに71人の若い兄弟たちが最高3年の刑に服していた。

その中の「バハン・バヤティアンは,アルメニアで起訴され投獄された多くの若い兄弟たちの一人です。1年半の刑の宣告後に検事は,兄弟の良心的兵役拒否は「根拠がなく,危険」であるとして,さらに厳しい刑を求めました。上訴裁判所はこれを受け入れ,刑期を1年延ばし,それは最高裁判所によって確定されました。そのためバヤティアン兄弟は,ヨーロッパ人権裁判所に提訴しました。同裁判所はその訴えを受理し,事情を詳細に調査する姿勢を示しました。この件において有利な判決が下され,バヤティアン兄弟や同様の問題に直面している他の人たちの助けとなることを,わたしたちは期待しています」(年鑑2008年19P)

--2007年4月-2008年4月 聖書や聖書文書7トンが差し止められ、法外な関税を要求される。結局法外な関税を支払い文書を受け取った。
--2009年8月 74人の兄弟が刑務所に入っている。また、引き続き外国から受け取る宗教文書に対して法外な付加価値税が課されている。
--2011年7月 69人の兄弟たちが服役。欧州人権裁判所によりアルメニア政府による投獄は違法とされる。

今回の判決につながるのは、バヤティアンによって提訴されていた訴訟です。ではニュースの記事をみて見ましょう。

欧州裁判所大法廷による良心的兵役拒否の権利を保護する画期的な判決

7月7日、欧州人権裁判所は、16票という圧倒的大多数の賛成によって、アルメニアがバハン・バヤティアン氏の良心の自由の権利を侵害していると結論した。バヤティアン氏はアルメニアのエホバの証人であり、良心的に兵役を拒否したため有罪とされ刑務所に入れられていた。この判決は良心的兵役拒否者の権利を保護する点で、過去44年間のこの問題に関する判決を覆す分岐点となるだろう。

2002年に、バヤティアン氏は武器を取ることを拒んだため、2年半の懲役を言い渡された。彼の聖書によって訓練された良心が個人的決定の動機となった。2001年1月に欧州評議会に対して、兵役に代わる代替市民奉仕制度を設立し、やがて有罪とされたすべての兵役拒否者たちを赦免すると公約したにも関わらず、アルメニア当局はバヤティアン氏を懲役処分に科した。バヤティアン氏はこの件を欧州人権裁判所に提訴した。有罪判決は欧州人権条約の第9条に違反している、というのが彼の訴えだった。2009年の小法廷での判決はバヤティアン氏に不利なものだったが、大法廷はその判決を逆転して、「申立人の有罪は、ヨーロッパ人権条約の第9条の意味するところに含まれる民主社会に必要なものではない干渉によって構成されている。したがって、そこには侵害が存在している」とした。大法廷は、「第9条は軍務に関係することに、例え武器を取らない兵役だったとしても、反対する信念を持っている宗教グループを守るものである」と説明した。

欧州人権裁判所にとって、良心的兵役拒否者の権利が欧州人権条約第9条のもとで完全に保護されているとの認識を示した、歴史上初めての判決となった。またその結果として、良心的兵役拒否者を投獄することが民主社会において基本的人権の侵害と見なされることになった。

里程標とも言うべきこの判決は、ヨーロッパ評議会のメンバーであるアルメニア、アゼルバイジャン、トルコにも、兵役に従事すること許さない深い宗教的信条を持つ者たち個人への迫害や投獄を止めるという義務を課すことになる。良心的に兵役を拒否して刑務所に入れられた69人のエホバの証人たちは、刑務所からの速やかな釈放を待っている。証人たちは、この画期的な判決を人権の保護のための大きな一歩と考えており、欧州人権裁判所によって支持されたこの現在の国際的な人権に対する基準に従って、例えば韓国(800人以上が服役している)のような国が、良心的兵役拒否者を開放することを望んでいる。

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さらに、以前このブログでも取り上げた Forum 18 も早速この判決を記事にしています。背景説明や調査も詳しく読み応えあるのですが、かなり長い記事なので、興味深いと思える部分だけをまとめて見ます。

欧州裁判所は良心的兵役拒否者が不当に有罪とされ投獄されたと認める-しかし政府はどうするのか

■票決

・17人の裁判官中16人が判決に賛成。アルメニア人の裁判官1人だけが反対票を投じた。

■アルメニア政府関係者の判決への反応

・Forum18の質問に対して司法省の報道官は「もしそれがヨーロッパ裁判所の判決ならば、補償を支払わなければならないだろう。政府はこれまでいつもこのような判決が出た時には補償を支払ってきた」と述べている。しかし、現在の服役者たちへの判決の影響を聞かれると、副大臣に聞くようにといった。また、匿名を希望した政府の上級職員は「判決を実行するときには、政府は良心的兵役拒否者の状況を見直すだろう」と言った。

■賠償

・政府はバヤティアンに賠償金として3ヶ月以内に10,000ユーロを支払うこと。これに加え、これまでの裁判費用として、さらに10,000ユーロを支払うこと。欧州人権裁判所に指摘された侵害となる理由を除き去ること。これには法律の変更も含まれる。

■代替奉仕制度は存在しているのだが・・・。

・代替奉仕法は2003年に制定されている。2004年と2006年に修正されているが、それでもヨーロッパ評議会に対してアルメニアが公約した「代替市民奉仕」の選択が可能にはなっていない。エホバの証人とモロカン派は最初、代替奉仕法の受け入れを表明したが、すぐにそれを撤回した。なぜなら、その奉仕とは、軍の管理・監督下に置かれたものだったからである。そして、現在、良心的兵役拒否のため刑務所に入っているのは69人で全員エホバの証人である。彼らは兵役と、軍の管理下での代替奉仕を拒んでいる。69人中、4人が3年の刑、35人が30ヶ月の刑、1人は27ヶ月、28人は2年の刑で、1人は18ヶ月である。7人が今年に入ってから投獄され、最も最近では4月の二人である。彼らは4つの刑務所に入れられている。2011年4月には、3人のエホバの証人たちが、残りの刑期を代替奉仕に切り替える申し込みの機会が与えられた。申し込みに際して刑務所からは、彼らの良い態度やリスクが少ないことを記した推薦状が書かれたそうだが、是非を判断する独立した委員会との面談後、3人全員不合格となった。現在、引き続き修正案が作られているが、不明な点も多く、証人たちにとって有益なものかまだ分からない。42ヶ月という兵役より長い期間も大いに問題だ。

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ドイツでは7月1日から徴兵制が廃止になり、台湾でも3年後には廃止になります。様々な理由がありますが、ドイツでは、兵役を良心的に拒否する何万人も人たちが奉仕活動を選択し、わずかな報酬で社会福祉を支えてきた大きな働き手でした。兵役の廃止と共にそのような有益な働き手もいなくなるので問題となっているようです。徴兵制度は世界的に時代遅れの感がありますが、アルメニアでそれを残すなら、せめて良心的に兵役に就きたくない者たちを使って社会的に有用な仕事をさせれば、刑務所に閉じ込めて税金で食べさせるよりはるかに生産的だと思いますけどね。いずれにせよ、一日も早くアルメニアの兄弟たちが刑務所から出てくることを祈りましょう。

ちなみに欧州人権裁判所はどのくらいの影響力を持っているのかウィキペディアを見てみました。

◎欧州社会に対する影響

欧州人権裁判所は人権問題に関する限り、フランスの破毀院やドイツの連邦憲法裁判所といった、日本で言えば最高裁判所の判決さえ覆すことのできる国際裁判所であり、その判決が欧州加盟各国に与えた影響は甚大なものがある。詳しくは直接リンクでどうぞ。欧州人権裁判所

いや、これはすごい。むちゃくちゃ強力な影響力じゃないですか。イギリスやフランスでさえここの判決が出ればそれに従うという・・・。これは確かに心強い判決です。

エホバの証人がフランスで大きな法的勝利を勝ち取る

2011-07-04 19:07:51 | 法的勝利
エホバの証人への法外な課税で問題となっているフランスで喜ばしいニュースです。ヨーロッパ人権裁判所はフランス政府の不当な課税を違法としました。これをきっかけにエホバの証人に対する処遇が正常化することを願います。


■ ヨーロッパ人権裁判所はフランスでのエホバの証人を擁護する
   jw-media.org 2011/06/30

ストラスブール・フランス  今日ヨーロッパ人権裁判所は、フランス政府がエホバの証人に対して、1993年から1996年の間のエホバの証人たちの寄付について遡及的に60%の税金を科したことは、エホバの証人の権利を侵害しているとの判決を下した。

フランス政府は、フランスのエホバの証人の協会に対して総額5800万ユーロ(約68億円)の支払い義務があるとしていたが、これは協会のすべての資産を足してもはるかに及ばない金額である。フランスの他のどの主要な宗教もこれほど法外な税金を納めたことはかつてない。

裁判所は、政府の行動がヨーロッパ人権条約によって保障されているエホバの証人の信教の自由を侵害しているとして満場一致で判決を下した。

論点となった税によって協会の必要な資金を削減させることになり、結果として信者たちが実質的な意味で彼らの宗教活動を自由に行うことがもはや出来なくなってしまった。税は協会の存続を脅かし、また少なくとも組織内部、協会の運営、宗教活動に重大な阻害を生じさせるものである。また裁判所は、フランスの課税当局が課税の根拠としている法律が不正確であり、その適用が十分に予期できるものではなく、証人たちの信教の自由の侵害は正当化されないと指摘した。

この件についてエホバの証人は、差別的な課税はフランスにいる12万3000人のエホバの証人たちの崇拝活動を出来なくさせるために課されたものだと主張し続けてきた。これは、エホバの証人を誤って性格付け、疎外するために反セクトの議員たちによって取られて来た多くの手段の一つである。今日の裁判所による判決は、すべての市民に対する信教の自由を支持するようにとの、フランス政府への強力なメッセージとなるだろう。

ルビエにある協会本部にいる宗教団体のメンバーたちは、この勝利のニュースをもちろん歓迎した。「我々はいつでも、この問題に関する我々の立場は正しいものだと確信していた。フランスで5番目に大きい宗教に対して課税を武器として使用するのは政府にとって正しいことではない」とフランスのエホバの証人の協会の会長、ミシェル・ブレザーは語った。彼はまた、「エホバの証人は納税に関して良心的かつ正直である。証人たちによってなされた寄付は、他の教会での寄付に対する税以上に課税されるべきではない。この件での勝利は、フランスに住むすべての人の人権についての勝利であり、フランスに住むエホバの証人への宗教的ハラスメントの終わりとなることを願う」と付け加えた。

反対者たちが教会とバーを破壊する

2011-07-03 10:43:00 | 迫害・反対
西アフリカのセネガルからのニュース。セネガルには、パル・ダカール・ラリーの終点として有名な首都ダカールがあります。国の人口は1,250万人、イスラム教が大多数、アフリカの伝統的宗教が6%、キリスト教徒は2%だそうです。エホバの証人は約1,000人おり、26の会衆があります。その国で、暴徒と化した反対者たちが教会と近くの酒場を襲いました。

とニュースにはあるのですが、記事を読むとなんとなく違和感があります。また突っ込みどころもあります。まずは、記事をご覧下さい。

■ Herald Sun

数百人のイスラム教の反対者たちが、セネガルの首都に近い保守的なイスラム教徒たちが住む場所にある、エホバの証人の教会と一軒の酒場を襲って火を放った。

こうした宗教的に過激な行動は、比較的穏やかなイスラム国家であるこの国では珍しいことである。

地元のイスラム指導者連盟の代表者であるセィエルノ・メベグンによると、ダカールの保守的なヨフ地区の指導者長が若者たちに、彼らが”信仰に対する攻撃”とみなすものに対して、日曜日にデモ行進をしようと呼びかけた。

彼らは教会を狙ったが、それは教会の成員たちが改宗活動を行っていたからである。また酒場(バー)はアルコールを販売していたからである。

彼は、イスラムの宗教指導者たちは暴力を認めた訳ではないが、教会とバーを破壊した彼らの行動は正しかったと考えているだろうと述べた。

ファヤという24才の暴動参加者は、暴徒たちは教会の成員が祈りをささげている間に教会に火を付け、それから酒場に火を付けたと言った。

しかし、他の目撃者たちによると、数百人の反対者たちは建物に入って缶ビールを飲み始めたそうだ。それから、冷蔵庫やエアコン、家具といったものを盗み出してから火を放ったとのことだ。

匿名でと断ってから話してくれた医者によると、37人が彼の病院に運び込まれ、その中にはひどい怪我を負った警察官も含まれていた。一人は刃物の刺し傷があった。警察は群集を解散させるために催涙ガスを使った。

メベグンは、教会は地元の人々を改宗させようと活発に行動していたと主張する。彼によると、彼女は英語を教える振りをして、十字架とエホバの証人の出版物を渡していたと述べた。

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まず感じた違和感は、これは本当にエホバの証人だろうか?ということです。使われている言葉が、Jehovah's Witness temple(直訳:エホバの証人の寺院)、church(教会)で、kingdom hall(王国会館)という言葉は出てきません。また、地元の指導者が述べている言葉に、「人々に十字架を渡していた」というものがありました。これはエホバの証人とは思えません。また、祈りの最中とありますが、エホバの証人の集会では祈りはごく短い間です。

考えられるケースはいくつかあります。

1.狙っていたのはエホバの証人で、攻撃した建物も王国会館だった。
2.狙っていのはエホバの証人だが、間違って別のキリスト教グループの建物を攻撃した。
3.狙っていたのは別のキリスト教グループだったが、間違ってエホバの証人の王国会館を襲った。
4.狙っていたのは別のキリスト教グループで、攻撃したのもそのグループの教会だが、それがエホバの証人たちのものであると勘違いし続けていた。

といったところでしょうか。あまり下調べしないで、勢いで間違ったところを襲った可能性もありそうです。

また、酒場を襲った暴徒が店のビールを飲んで、売れそうなものや使えそうなものを一通り運び出したところで火を付けるところは、自分で火事を起こす火事場泥棒的な感じですね

本人たちには、真相はどうでもいいのかもしれません。