~16回目の一人旅~

いつもより少し長めの一人旅。。求めるものはお酒と世界遺産!デッカいカメラでバシャバシャ撮ってます。

八方塞がり?<179日目> in タシケント

2011-08-22 23:00:00 | 中央アジア
 5時半に起きて、眠い中トルクメ大使館へ向かった。今回はちゃんと名前を書くリストがあった。ウズベク人用とトルクメ人用と2つのリストがあって、どっちか分からなかったので、とりあえず両方に書いておいた。7番目と8番目。後から分かったんだけれど、ウズベク人用だけに書けば良かったと思う。たぶん…


 宿に戻って朝食を食べた後、ヤマザキくんとミワコさんと3人で大使館へ向かった。2人はカザフ大使館へ。2人はカザフのアクタウから船でバクーへ行くつもりなんだけれど、その船が不定期でいつ出るか分からないので、ビシュケクで取ったダブルビザの有効期限が切れてしまうかもしれないから、タシケントで取り直すため。

 メトロの駅で2人と別れて、トルクメ大使館へ到着。すでに30人くらいのヒトが集まっていた。話しかけてきたトルクメ人たちと喋りながら、入館が始まるのを待った。11時からと聞いていたけれど、実際は10時半頃から始まった。2人ずつくらい順番に呼ばれて入っていく。リストをチラッと見るとどうやら5番目くらいに名前があった。

 そして、11時くらいになってついに名前が呼ばれた。第一関門クリア! 中に入って係官に話しかけたら、なんと英語をほとんど喋れない。「トランジットビザ?」と聞かれたので「ダー(Yes)」と答えると、「ノーエクスプレス!20デイズ!」と言われた…orz

 20日も待つと、ウズベクビザの期限が残り5日くらいになってしまう。少し悩んだけれど、トルクメニスタンなんてこの機会を逃したらいつ行けるか分からないので、申請を頼むことにした。

 そしたら今度は、「通過先のビザを持ってるか?」と聞いていた。通過先のビザは受け取りのときに必要で今回は要らないと思っていたので大ピンチ。もちろん通過先のイランもアゼルバイジャンも両方持っていない。食い下がろうにも言葉も通じない。で、結局、申請することができなかった。

 明日にアゼルビザの受け取りだから、トルクメを申請するなら明後日。そうすると、20日でホントに受けとれたとしても、ウズベクビザは残り3日。20日という日付も怪しくて、外で待っていたヒト達は「25日かかることもあるよ」とか言っていた。もうどうしようもない。


 打ちひしがれた気持ちで2人の様子を見ようとカザフ大使館へ行った。カザフ大使館では、トルクメ以上の人だかり。2人も中に入れず外で待っていた。一緒に待っていたが、やっぱり時間切れで入れなかった。

 トルクメに行けず、陸路&水路にこだわるならおれもカザフビザが必要。2人は明日もう一度カザフビザにチャレンジするらしいので、おれも便乗した方が良いかもしれない。けれど、やっぱりトルクメは捨てがたい。とりあえず考えなければ…


 少しだけ街をブラブラした。

 公園の路上で土産物が売られていた。


 絵もたくさん。


 ロシアで買った大統領マトリョーシカセットがここにも…


 レトロカメラも…


 ピンバッジ。


 昼食。


 3人分の昼食代金。


 昼ご飯を食べた後、2人はアゼルビザの受け取りにアゼル大使館へ行くので、それに付いていくことにした。上手くいけば、おれもビザが取れるかもしれないし、取れないまでもせめて申請だけでもできるかもしれなかったからだ。2人に確認して分かったんだけれど、やっぱり最初に行ったときに申請書を書いて、2営業日後に受け取りが普通らしい。金曜に行ったときは、単に申請書が見当たらなかっただけみたいだ。


 アゼル大使館では、まずはミワコさんが入館。無事にビザをゲットして戻ってきた。次にヤマザキくんと思っていたら、おれとヤマザキくんのパスポートを持って受付のオジサンが中へ入っていってしまった。ホントは明日のくせに今日来てしまったおれのことで、何か問題が起きたのかもってドキドキしながら待った。

 そして、しばらく待つと「2人とも入れ」と言われた。中に入ると、ヤマザキくんにはビザが渡され、おれには申請書が渡された。記入して渡すと、サラサラっとビザを仕上げて渡してくれた。ラッキー♪。ダメ元でも来るもんだ。これで明日にカザフビザの申請をすることができる。トルクメでは全然ダメだったけれど、埋め合わせに良いこともあるもんだ(笑)。


 夜、3人でご飯を食べようと歩いていると、なんとサクライくんに再会。やっぱり似たようなルートを通っていると結構会うもんだ。世間はやっぱり狭い(笑)。
 ハドラホテルからの夕焼けの風景。


 <宿泊地>グルナーラB&B ドミ 15ドル
 詳細は昨日と同じ。

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2人と再会<178日目> in タシケント

2011-08-21 23:00:00 | 中央アジア
 今日も休養日。最初は日曜にしかやってないバザールへ行こうかと思ったけれど、結局めんどくさくなってやめてしまった。

 朝から宿でのんびりしていると、昼前になってヤマザキくんがやってきた。それで一緒にビールを飲みにチョルスーバザールへ出かけた。宿の周りにはビールが全然売られていなくて、宿でのんびりビールを飲むということができなかったからだ。


 ビールを飲んだ後、ミワコさんもタシケントに戻ってくるらしいと聞いたので、ついでにミワコさんの泊まっていたホテルまで行ってみた。宿のレセプションで居るかどうか聞いてみたけど、うまく伝わらなかったのか、「コピー、コピー、5分待ってろ」と言われた。何のことかいまいち分からなかったけれど、実際に5分程待っていたらなんとミワコさんがやってきた。どうやらホテルの人に言われて、パスポートのコピーを取りに出かけていたらしい。

 ところが、レジストレーションのコピーも必要だと突き返されたらしく、もう一度出かけるハメになったらしい。やることもないので、一緒に付いて行ってそのままシャシリクとビールをつまみに色々と話をしていた。


 気付けば夕方になったので、ホテルに戻って中庭で休憩。いつの間にか寝てしまっていた。

 明日はいよいよトルクメニスタン大使館。結局、名前を書きに行く必要があるのかどうか分からなかった。まぁ、無駄足でも良いから行くしかない。


 <宿泊地>グルナーラB&B ドミ 15ドル
 詳細は昨日と同じ。

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休養日<177日目> in タシケント

2011-08-20 23:00:00 | 中央アジア
 この土日は休養日。

 何もしない。

 どうせ大使館も閉まっているから。


 なので、日記に書くことがない。


 ただちょっとだけ…

 夜ご飯を食べに出かけて、シャシリクで足を止めたら1人のウズベク人が英語で話しかけてきた。少し話をして「4年前にブハラへ行った」って言うと、「どこに泊まったか?」と聞いてきた。

 ホテルの名前を答えると、なんとそのウズベク人はそこのホテルのヒトだった。ビックリだ。偶然って怖い。しかも結局、ビールを1杯奢ってもらってしまった。


 今回はブハラに行くつもりはなかったけれど、行くべきかな?


 <宿泊地>グルナーラB&B ドミ 15ドル
 詳細は昨日と同じ。


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大使館巡り<176日目> in タシケント

2011-08-19 23:00:00 | 中央アジア
 朝一でトルクメニスタン大使館へ向かった。4年前にもウズベクで会ったヒト達のトルクメビザの受け取りについていったから2回目。ところが、場所が変わっていた。

 前回は住宅街の中にあった小さい建物だったけれど、今回は大通りに面した大きなキレイな建物に変わっていた。大使館っぽくなっていた(笑)。

 入館には名前をリストに書かないといけなかったはずなので、7時に名前を書きに行ったんだけれど、どうやら今日は休みらしい(おれのロシア語が合っていれば…)。ムダ足。ガードマン(警察?)に「月曜の11時においで」と言われた。名前を書くシステムはなくなったんだろうか?

 朝食。


 結局、今日はトルクメビザの申請も何もできなくなったので、ホテルに戻って朝食を食べた後、アゼルバイジャン大使館へ行った。こっちはスムーズに入館できた。係官の質問に簡単に答えた後、「火曜の午前に来てビザの申請で、午後に受け取りね」と言われた。「今日は無理なのか?」と聞いたが、やっぱり無理。あまりしつこく言って嫌われたら終わりなので素直に引き下がった。アゼルバイジャン大使館だけでも3回も往復しないといけないなんて…orz

 昼からはホテルで引きこもり。少なくとも火曜日まではタシケントに居ないとダメなので、今日はもう何もする気がない。ひたすらマンガを読んでいた。

 夕食。



 <宿泊地>グルナーラB&B ドミ 15ドル
 詳細は昨日と同じ。

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英語三昧<175日目> in タシケント

2011-08-18 23:00:00 | 中央アジア
 何か音がする。

 最初は何だか分からなかったけれど、部屋のドアを叩く音だった。まだ7時前だというのに何なんだと思ってドアを開けると、ホテルの従業員が立っていて「チェックアウトしろ」って言ってきた。どうやら24h制のホテルだったみたい。

 でも、昨日チェックインするときにはそんな話を全くしてなかったし、もらった朝食券は8時からって書いてある。「朝食は8時からのくせにチェックアウトさせるってどういうことやねん」って食い下がったけれど、さすが元ロシア圏、全然聞く耳持たなかった。チェックアウト時間を確認してなかったおれが完全に悪いんだけれど、雑な態度にマジでムカついた。


 イライラしたまま国境行きのマルシュルートカが出るコロスというところまで移動。乗り合いタクシーの値段を聞いてみたけど、手持ちのテンゲを100Tgほどオーバーしている。なんとか手持ちのお金で行ってくれる車はないかと探してみたが見つからない。

 そのとき1人のイタリア人が話しかけてきた。どうやら彼も国境へ向かうらしい。2人で車を探していたところにちょうど国境行きのマルシュルートカがやってきて乗ることができて助かった。

 車内ではパウロがずっと話しかけてくる。話の内容は女の話ばっかり。日本人の友だちから日本語を習ったらしく、ことあるごとに「ヤリたいなぁ~」ばっかり言ってくるし、どこの女が良いかとかそんなんばっかり聞いてくる。正直めんどくさい。


 ようやく国境に到着すると、建物の前にすでにかなりのヒトが並んでいる。なぜか中に入れないみたいだ。そうすると現地のヒトが「10ドルで先に入れてやる。このままだと3h待ちだぞ」って言ってくる。確かに時間はかかりそうだけれど、金を払うのは癪なのでとりあえず待ってみることにした。

 すると、わずか10分ほどで中に入ることができた。全く、適当なことばっか言いよって…


 中に入ったものの、次の建物の入口でまた行列。今度は待つしかなかった。ようやく中に入って荷物検査を受けた後、さらにイミグレでも行列。もう少しスムーズに進まんもんかと思ったけれど、仕方ない。結局、カザフスタン側の出国だけで1.5hくらいかかった。

 そして、次はウズベキスタン側。入国のイミグレはスグに終わった。問題は税関。フォームを受け取ったがロシア語&ウズベク語でさっぱり分からん。とりあえず適当に埋めてまた並ぶ。よく分からん割り込みとかがあって(どうやら子連れなら先に行けるっぽい?)なかなか進まない。

 ようやく税関のハンコももらって全て終わったと思ったら、呼び止められて荷物検査。「全部出せ」って言ってきた。めんどくさいので1つずつ小出しにしながら諦めるのを待ったが、全然諦めない。「スパイ?変な動画持ってるでしょ?」とかをずっと言ってくる。なかなかオモシロい係官だったので適当に相手しながら検査が終わるのを待った。

 ようやく検査が終わったと思ったら、「PCつけて」って言ってきた。仕方なく言う通りにすると、なんとおれのPCを使って他人の持っていたDVDのソフトが怪しいものかどうかのチェックを始めた。それはないやろ…orz

 全てが終わるのに3h。結構めんどくさい国境だった。


 国境からはタクシーに乗ろうと思っていたんだけれど、さっきのイタリア人がマルシュルートカが良いと言い出した。確かに安いからその方がいいんだけれど、なかなか見つからない。ちなみにマルシュルートカなら1人0.5ドルで、タクシーなら1人2.5ドル。こんなに苦労するなら2ドル多めに払ってタクシー乗った方が絶対楽なのに… それでもおれの荷物検査が終わるのを待っていてくれたから1人でタクシーに乗るとは言い出せなかった。


 結局、ローカルのヒトにタシケント市内まで乗せてもらうことができた。で、市内からは市バス。たまたまウズベクスムをおれが持っていたからいいけれど、持ってなかったら結局タクシーに乗らないとダメになってたはずなのに…

 バスを降りてからは徒歩。ホテルの場所は大体分かっていたから、そっち方面へ歩き出したんだけれど、イタリア人は付いて来ずに地図とにらめっこ。「こっちやって」って言っても、何か目印になる建物ばかりを探している。あ~めんどくさい。。

 歩いている途中も女性を見るたびに「あのコはどう?」って聞いてくる。悪いヤツじゃないし、オモシロいんだけれど、ただただめんどくさい(笑)。

 ホテルには無事チェックインできた。日本人が居ればビザの情報を聞きたかったけれど、誰も居ない。ロンプラに載っていて有名なだけあるせいか欧米人ばかりだ。

 ちなみにビシュケクで会ったタカダさんに再会した。タカダさんといってもマレーシア人で、格闘家の高田に似ているから勝手にそう言ってるだけ(笑)。

 夕方ネットに行ったカフェで、いきなりTVの撮影のようなものが始まった。




 何かはよく分からなかったが、上の写真に載っている机の上にある電球を早く光らせたら勝ち!みたいな勝負をやっていた。
全く意味が分からない(笑)。

 夜は中庭でくつろぎながら喋っていた。もちろん英語。しんどい。疲れる。今日は朝からずっと英語かロシア語ばかりで頭がパンクしそう。いつになったら英語がスムーズに理解できるようになるんだろう? たぶん一生無理な気がするけれど…

 夕食に飲んだビール。ちょっと酸っぱくてあまり美味しくなかった。


 <宿泊地>グルナーラB&B ドミ 15ドル
 ロンプラに載っている。オゾド通り40。チョルスーバザールから東へナヴァーイ通りを進んで(たぶん)2本目の通りを右に曲がって少し歩くと左側にある。小さな看板が出ているけど、分かりにくいのでヒトに聞いた方がいい。
 ホットシャワー。Wi-fiなし。ネットに接続できるコンピューターが1台ある。朝食付き。トイレとかもかなりキレイに掃除されている。

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訪れた世界遺産:キルギス&カザフスタン

2011-08-18 17:00:00 | 世界遺産&ルート:ユーラシア横断編
今回の旅で訪れた世界遺産のまとめです。

今までの日記の最後に書いたものをまとめたもので、特別新しい情報はないですが、
まとまってる方が分かりやすいので、まとめてみました。
何かの役に立てば幸いです。
ただし、この情報通りに行こうとして行けなかった場合でも責任取れませんので、あしからず…m(_ _)m

くれぐれも参考程度にしておいて下さい(笑)


<3ヶ国目>キルギス (2011.7.25~8.14)


<訪問済み>
27.聖なる山スラマイン=トゥー - (2009年、文化遺産)

 2011.7.26訪問
 オシュ市内。クルマンジャン・ダトカ通り沿いの大シルクロード博物館の少し北側の通りを西へ曲がったところに入り口がある。30分もあれば頂上まで登れる。

<未訪問>
なし。


<4ヶ国目>カザフスタン (2011.8.14~8.18)


<訪問済み>
28.タムガリの考古的景観にある岩絵群 - (2004年、文化遺産)

 2011.8.15訪問。
 イリ川の河畔にある。入場料無料。
 アルマトイのサヤハットバスターミナルからカプシャガイまでバスで約1.5h(サイランバスターミナルからもある)。カプシャガイからは公共の交通機関がないのでタクシーをチャーターして4~50分。カプシャガイからバカナス方面へ舗装道路をしばらく走った後、草原の未舗装道路を突っ切ると到着。

29.ホージャ・アフマド・ヤサヴィー廟 - (2003年、文化遺産)

 2011.8.17訪問。
 トゥルキスタン市内。入場料無料。
 シムケントからトゥルキスタンへは、サマルバスターミナルからマルシュルートカで約2h。サマルバスターミナルへは、シムケントのオルダバス広場から市バスの69番(19番でも行けるらしい)。
 シムケントからトゥルキスタンへ行った場合、左側にヤサヴィー廟が見えるのでそこで降りればいい。降りずにトゥルキスタンのバスターミナルへ行った場合は、マルシュルートカの2番で行ける。

<未訪問>
サリャルカ - 北カザフスタンのステップと湖群 - (2008年、自然遺産)



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訪れた世界遺産:パキスタン

2011-08-18 16:00:00 | 世界遺産&ルート:ユーラシア横断編
今回の旅で訪れた世界遺産のまとめです。

今までの日記の最後に書いたものをまとめたもので、特別新しい情報はないですが、
まとまってる方が分かりやすいので、まとめてみました。
何かの役に立てば幸いです。
ただし、この情報通りに行こうとして行けなかった場合でも責任取れませんので、あしからず…m(_ _)m

くれぐれも参考程度にしておいて下さい(笑)

とか言いつつ、パキスタンでは1つも世界遺産へ行ってないので通ったルートだけ載せてます。
すいません。

<2ヶ国目>パキスタン (2011.6.3~7.20)


<訪問済み>
なし。

<未訪問>
モヘンジョダロの遺跡群 - (1980年、文化遺産)
タキシラ - (1980年、文化遺産)
タフテ・バヒーの仏教遺跡群とサライ・バロールの近隣都市遺跡群 - (1980年、文化遺産)
タッターの文化財 - (1981年、文化遺産)
ラホールの城塞とシャーラマール庭園 - (1981年、文化遺産)
ロータス・フォート - (1997年、文化遺産)

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ジュース4本&ビール3杯<174日目> in シムケント

2011-08-17 23:00:00 | 中央アジア
 結局、ほとんど眠れなかった。

 列車は時刻通りに朝6時に駅に到着した。ちょうど明るくなり始めていた。駅を出てどうしようかと駅前で座って考えていたら、タクシーの運転手が話しかけてきた。いつものようにボッてくる。

 数字だけはカザフ語が喋れるのでカザフ語で応対していると、運転手が「この日本人、カザフ語喋れるぞー!」って周りの人間を呼んでしまった。数字以外は一切分からんし、ロシア語もよく分からんのでもうゴチャゴチャ。ただでさえ夜行明けで話をするのに疲れたのでタクシーに乗ってホテルへ行った。
 ホテルのあるオルダバス広場の塔。空が白んできた。


 ホテルに着いて少し休憩した後、トゥルキスタンという街に向かった。ホントは夜行明けの日はゆっくりしたいんだけれど、外国人登録をしていないおかげで明日にはカザフスタンを出ないといけない。だから今日中に予定通り観光してしまわないといけなかった。嬉しいことにお腹の調子は随分とマシになった。

 マルシュルートカはメッチャ飛ばした。シムケントとトゥルキスタンは160kmくらい離れているはずなのに、わずか2h。パキスタンで160kmとかなら8hくらいかかっていたのに… これだけでもカザフスタンが好きになる(笑)。ただ、事故ったら間違いなく死ぬけれど…

 トゥルキスタン市内に入るとしばらくして目的のホージャ・アフマド・ヤサヴィー廟(マザール)が見えた。そこで降りれば良かったのに、降りるタイミングを失ってしまい、結局バスターミナルまで行ってしまった。
 昼ご飯。



 バスターミナル近くでご飯を食べた後、マルシュルートカを捕まえてマザールへ向かった。マルシュルートカの中では突然英語で話しかけられてビックリ。英語で話しかけられたのはカザフ初。マザールでガイドをしているらしい。2ヶ月前に日本大使御一行様を案内したらしい。「ハラダさん、知ってる?」とか言われたけど、知るわけない。

 ガイドさんは、マザールまで連れていってくれたうえに、中を簡単に案内してくれた。タダで(笑)。ラッキー♪ マザールのドームは中央アジアで一番デカイらしい。確かにサマルカンドのものよりもデカイ。
 マザールの正面。


 マザールの横から。中央アジア一のドームは修復中なのか屋根が付いていた。


 少し離れた位置から。


 これはヤサウィー像?確認するの忘れた。


 ガイドさんと別れた後は、一人でウロウロした。が、暑い!!! さっきガイドは「50℃ある」とか言ってた。さすがにそんなにはないと思うけど、それにしても暑い。バカになる暑さだ。コーラばっかり飲んでしまう。で、あまりの暑さにさっさと退散。結局、トゥルキスタンに居たのは1hちょっとだけだった。

 シムケントに戻った後は、ホテルの周辺を少しだけ散策。ガイドブックによれば、戦闘機のミグのモニュメントがあるらしかったが、見つからず… 壊してしまったのかな?
 オルダバス広場。


 キレイにまっすぐ真ん中に撮れたので、嬉しくて載せてます。


 広場のそばの高台にあった公園のモニュメント。


 逆光バージョン。


 夕食にはシャシリクとビールを食べた。これで今日はジュース4本にビール3杯。飲み過ぎ。また腹壊しそう。


 ホテルに戻って日記を書いている途中で、まさかの停電…orz いつになったら復旧するんだ??


 <世界遺産29個目(文化遺産21個目)>・・・ホージャ・アフマド・ヤサヴィー廟
 トゥルキスタン市内。入場料無料。
 シムケントからトゥルキスタンへは、サマルバスターミナルからマルシュルートカで約2h。サマルバスターミナルへは、シムケントのオルダバス広場から市バスの69番(19番でも行けるらしい)。
 シムケントからトゥルキスタンへ行った場合、左側にヤサヴィー廟が見えるのでそこで降りればいい。降りずにトゥルキスタンのバスターミナルへ行った場合は、マルシュルートカの2番で行ける。

 <宿泊地>ホテルオルダバス ツイン 3000Tg
 オルダバス広場に面している。
 トイレ&ホットシャワー&エアコン&朝食付き。Wi-fiなし。2階にネットカフェあり。

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KFC<173日目> in シムケント行き夜行列車

2011-08-16 23:00:00 | 中央アジア
 ホテルに荷物を預けてアルマトイ市内の観光に出かけた。ホテルの目の前がバザールなので、とりあえずバザールの中を少しだけ歩いたが、いい加減バザールにも飽きてきたので、ほとんどスルーしただけ。

 バザールの南にある公園に入ると教会があった。たぶんこれもロシア正教の教会だと思う。ちょうどミサのようなものをやっていた。平日でもやっているんだな…
 教会の前から。


 後ろから。


 公園の名前にもなっているパンフィロフ隊の像の一部。


 公園で見つけた虹(人工)。



 街を歩いているとアジアというより、ヨーロッパの雰囲気を感じる。というか、アジアの雰囲気を全く感じない。アジアっぽく思うのはバザールの周辺だけ。ビシュケクよりもヨーロッパに近い雰囲気だ。ちょっと新鮮な気分。。
 なんとエッフェル塔まで発見(笑)。


 ウロウロと歩いていると、カフェに大きくWI-FIの文字があった。ちょうどipod touchを持っていたので、設定してみるとネットに接続できた。ラッキーだ。カフェの前でネットでKFCの場所を調べた。Silk Wayという大型スーパーのフードコートにあるらしい。道理で街中を歩いてもKFCが見つからない訳だ。

 ずっと歩いてレスプブリカ広場に到着した。これはレスプブリカ広場にある独立記念碑。


 これで一通りアルマトイ市内で見たかったものは終了。いよいよKFCに行くことにした。旅行人を見るとさっき調べた大型スーパーはホテルの近くにあるっぽい。全然気づかなかったけれど…

 地図の場所まで戻って大型スーパーを探してみたが、やっぱり見つからない。ここまで来たら意地になってきて、どうしても見つけたい。それでもやっぱり地図の示す場所の周辺には見当たらない。

 ふとロンプラに載ってるかもって思って調べてみると、全然場所が違っていた。しかも今居るところからは結構遠い。そこまでしてKFCに行きたいのかって思うとそうでもなかったけれど、それでもこんなに頑張ったんだからとさらに歩いてようやく発見。結構お高い値段だったけれど、充分満足。


 ちなみにこれがカザフ土産。またもや壊れやすいものを買ってしまった。どうしよう??


 ホテルに戻って荷物を取った後、駅に向かった。駅に到着してしばらく待っていると、列車が到着。やっぱり青かった(笑)。




 草原の中をひた走る。。


 列車の中は暑い。前に乗った西安から嘉峪関までの電車もキツかったが、今回はそれ以上。コンパートメントの窓が開かない。サウナのような感じで汗が止まらない。腹の調子が悪いというのに、飲み物が手放せない。なのに、車内販売がほとんどない。一度だけ飲み物を売ってる車内販売が来たが、高い。しかも冷たくない。それでも仕方なくコーラを買った。途中で気づいたんだけれど、どうやら途中駅に着いたときにホームに居る売り子から飲み物や食べ物を買うのが普通っぽかった。
 買い物の様子。


 途中駅で見かけた電車の先頭車両。



 コンパートメントは暑いので、通路側の開いた窓のところでずっと立っていた。






 突然、対向列車が来てビックリ。死ぬかと思った。



 太陽が沈んでいく。今回の旅行でゆっくりと夕日が沈むのを眺めるのはいつ以来なんだろう? 結局、ずっと見ていた。








 夜になっても眠れない。暑い。こんなに列車がキツいとは… 勘弁して欲しい。


 <宿泊地>シムケント行き夜行列車 クペー(2等寝台) 3000Tg
 16:18発、翌日の6:00着。3等寝台が無かったので、つい2等寝台にしてしまった。値段は2870Tgだったけれど、お釣りをチョロまかされた(それとも手数料?)。気づいたときには遅かった。

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タムガリ・タス<172日目> in アルマトイ

2011-08-15 23:00:00 | 中央アジア
 う~~ん… やっぱり体調が良くない。こんな状態で夜行を何度も使うのは辛いので、結局、アスタナへ行くのを諦めて5日間でカザフスタンを抜けることにした。5日間というのは、外国人登録をしなくて済むギリギリの日数。ひょっとすると国境で登録が済んでいるのかもしれないけれど、いちいち確かめにオヴィールへ向かうのもめんどくさかった。

 5日で抜けるなら抜けるで忙しい。体調は良くないが、今日は郊外へ出かけることにした。目的は、世界遺産のタムガリ・タス(タムガル・タスかな?)の岩絵。まずは、バスに乗って最寄りの街のカプシャガイへ向かった。


 1.5h程度でカプシャガイに到着し、タクシーを探した。バスターミナルにたむろしているヒト達に聞いても、「タムガリ・タスってどこだ?」みたいな顔をしてる。。。こんなに無名な世界遺産もあるんだな。世界遺産になっても観光客が増えた訳ではなさそうだ。

 結局、タムガリ・タスを知ってるヒトを見つけたが、値段が思うように下がらない。結局5000Tgもした。これが高いのか妥当なのかがよく分からない。とりあえずここまで来て行かない訳にはいかないので、それで納得。


 車はしばらく舗装道路を走ったが、いきなり草原へ突入。道はあるとはいえ、ちょっと不安。「ここで車停められて、いきなり強盗にでもなられたらどうしようもないなぁ?」とか考えながら、後部座席に座っていた。周りは一面の草原。景色はなかなか良い。時折、放牧しているヒトたちが通ったりもした。
 遠くには天山山脈。


 放牧。





 しばらく走って川が見え、さらに走ると川沿いにボロい門が立っていた。通るときに眺めてみるとタムガリ・タスと書いてある。これで一安心。ようやく到着した。

 車を降りると、ちょうど観光客らしきおじいさんが1人降りてきた。手に持ってるのはなんと地球の歩き方だ。日本人だった。ちょっとビックリ。というか、こんなマイナーな世界遺産に来るようなヒトが他にも居たんだとちょっと嬉しくなった(笑)。どうやらこのおじいさんはアルマトイからタクシーを借り切って来たらしい。費用は100ドルだそうだ。


 岩絵はスグそばにあった。期待していたより、鮮明に岩に掘られている。予想外。。どうせしょうもないとタカをくくってきたから、正直ちょっと感動した。仏の絵や昔の文字などはハッキリ残っていて良かった。動物の絵はイマイチかな? おじいさんが持っていた歩き方には、ちゃんとした動物の岩絵が載っていたが、それは見つけられず… でも、仏の絵だけで充分だった。
 メイン?の仏の絵。


 アップ。


 何語か分からん。後ろには仏の絵もある。


 これまた、何語??


 弓を持ったヒトと牛だと思うんだけど、分かるかな?


 宇宙人??(笑)


 イリ川。




 これは、わいせつ画像になるのかな?(笑)



 カプシャガイに戻って、タクシーの運転手にお金を払ったところで、運転手が「Do you speak English?」と聞いてきた。「えっ!!?英語喋れるの!?」なんで今までロシア語だったんだ…orz 最初から言ってくれれば、コミュニケーションに苦労せずに済んだのに… まったく…

 アルマトイに戻った後、明日の列車のチケットを買いに駅へ行った。駅のチケット売り場は、日本の銀行と同じで番号札を受け取り、それが呼ばれるのを待つシステムだった。立って並ばないでいい分だけ中国よりマシだ。それでも1hくらい待った。それにしても、なんで列車のチケットを買うだけで1人あたり15分以上もかかる客が居るんだろう?? 日本のシステムを導入して欲しい。それともヒトの問題なのか?
 駅前の像。後ろの建物が駅。


 電車。青色(カザフ色)で統一?



 無事にチケットも買えたので、ホテルに戻った。そして、晩ご飯。というか、今日初めてのご飯。ラグマンとビールだけで6ドル強。確かにちょっと高そうなカフェに入ったけれど、それにしてもちょっと高い。カザフスタンに入ってから金遣いが荒くなってきた。そもそもまだカザフスタンの庶民の価格が全く分からない。


 それにしても1人になると日記が長くなる(笑)。


 <世界遺産28個目(文化遺産20個目)>・・・タムガリの考古的景観にある岩絵群
 イリ川の河畔にある。入場料無料、というか管理されてるように思えない。
 アルマトイのサヤハットバスターミナルからカプシャガイまでバスで約1.5h(サイランバスターミナルからもある)。カプシャガイからは公共の交通機関がないのでタクシーをチャーターして4~50分。カプシャガイからバカナス方面へ舗装道路をしばらく走った後、草原の未舗装道路を突っ切るとタムガリ・タスに到着する。


 <宿泊地>ホテルトルキスタン シングル 3000Tg
 詳細は昨日と同じ。

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