「先生」と呼ばれる建築士って、どうして「うんちく」が好きなんだろう?
昨日、ある住宅メーカーに私を含む4人の設計事務所さんが呼ばれた。
新しいモデルハウスを作るので提案してほしいということだった。
相手の要望のひとつ、「オール電化住宅」
すると、一人の「先生」が、
「オール電化住宅(暖房を含む)なら、高断熱高気密にしなければ云々・・・・」
「内断熱ではできない、外断熱がいい云々・・・・」
「次世代省エネですと・・・云々・・・」
***はぁ、疲れるぅ。。。そんなん、後で考えられるじゃん!?***←心の声より
しびれを切らした依頼主が「断熱方法もあわせて提案ください」
ふぅ、よかった。
そして、次の要望「外観は洋風で、天然素材をできるだけ表現したい」
するとまた「先生」が発言!
「洋風で素材感を出すということは、ミスマッチだから云々・・・」
「和室を真壁にするには、やはり外断熱でないと云々・・・」
***この人、自然素材=和風住宅 なのかしらん?***←心の声
またまた依頼主が
「今回のモデルハウスには、これといった決まりは何もありません
自由に提案して下さい」
私は住宅をプランニングするとき
「風の通る家」ってことを常に考える。
東北という地域は、「冬」に重点をおいてしまい「夏」を忘れてしまう。
窓をあけても風の抜けない家が多い。
その結果「エアコン」にたよってしまう。
住宅密集地はしかたないけれど、郊外の70坪程度の土地があるなら
「風の通る家」をつくっていきたい。
「先生」方のおっしゃる「断熱方法」も大事なのだろうが
プランにはもっともっと大事にしなければならないものがあるのではないか?
「姿は見えないが声の聞こえる家」ができたら「子供の様子がわかるのでは?」
「お風呂の場所」をどこにするかで「お風呂で倒れる老人が減るのでは?」
などと、考えることはたぁ~~~~くさんある。
そのあとで、天然素材をどこに使うか?
アジアンなら竹もいいかな?なんて楽しみながら絵にしていく。
「技術」が先になると設計はつまらないよ。
うんちく言うより「自由に発想」しましょう♪
***技術は誰かが考える***←心の声 これってダメ???
昨日、ある住宅メーカーに私を含む4人の設計事務所さんが呼ばれた。
新しいモデルハウスを作るので提案してほしいということだった。
相手の要望のひとつ、「オール電化住宅」
すると、一人の「先生」が、
「オール電化住宅(暖房を含む)なら、高断熱高気密にしなければ云々・・・・」
「内断熱ではできない、外断熱がいい云々・・・・」
「次世代省エネですと・・・云々・・・」
***はぁ、疲れるぅ。。。そんなん、後で考えられるじゃん!?***←心の声より
しびれを切らした依頼主が「断熱方法もあわせて提案ください」
ふぅ、よかった。
そして、次の要望「外観は洋風で、天然素材をできるだけ表現したい」
するとまた「先生」が発言!
「洋風で素材感を出すということは、ミスマッチだから云々・・・」
「和室を真壁にするには、やはり外断熱でないと云々・・・」
***この人、自然素材=和風住宅 なのかしらん?***←心の声
またまた依頼主が
「今回のモデルハウスには、これといった決まりは何もありません
自由に提案して下さい」
私は住宅をプランニングするとき
「風の通る家」ってことを常に考える。
東北という地域は、「冬」に重点をおいてしまい「夏」を忘れてしまう。
窓をあけても風の抜けない家が多い。
その結果「エアコン」にたよってしまう。
住宅密集地はしかたないけれど、郊外の70坪程度の土地があるなら
「風の通る家」をつくっていきたい。
「先生」方のおっしゃる「断熱方法」も大事なのだろうが
プランにはもっともっと大事にしなければならないものがあるのではないか?
「姿は見えないが声の聞こえる家」ができたら「子供の様子がわかるのでは?」
「お風呂の場所」をどこにするかで「お風呂で倒れる老人が減るのでは?」
などと、考えることはたぁ~~~~くさんある。
そのあとで、天然素材をどこに使うか?
アジアンなら竹もいいかな?なんて楽しみながら絵にしていく。
「技術」が先になると設計はつまらないよ。
うんちく言うより「自由に発想」しましょう♪
***技術は誰かが考える***←心の声 これってダメ???
garaikaと申します。現在、家を新築中です。
>私は住宅をプランニングするとき
「風の通る家」ってことを常に考える。
東北という地域は、「冬」に重点をおいてしまい「夏」を忘れてしまう。
窓をあけても風の抜けない家が多い。
↑ココのところ、まったく同感です。そして、その傾向は東北のような冬が厳しい地域ばかりではないように思います。
気候温暖な地域に家を新築中の私も、地域の新築物件をいろいろ回ってみたのですが、風通しが軽視されている物件が少なからずありました。
断熱・気密を高めてエアコン生活していて、「次世代省エネ基準」とか胸を張られても、「ちょっとなあ」という感じがしています。
一点言わせていただければ、私は、「断熱」、「通風性能」ともに設計の「技術」だと思っています。
どちらから考えるかというアプローチの違いが設計者にはあるのかもしれませんね。
ご意見ありがとうございます。
温暖な地域でも、風は大事なんですね。
自然素材、天然素材といいながら
「風」を忘れてしまいがちです。
目にはみえないけれど、肌で感じる風は気持ちのいいものです。
「断熱、通風、ともに技術」ということ
ご指摘ありがとうございます。
断熱は目に見えやすい技術、通風は目にみえにくい技術、とでもいうのでしょうかね?
春夏秋はきもちいい風ふきますもん。
いい風逃したら損します。
目に見える、見えないの話は面白いですね。
断熱性能は、家のスペック(設計図、仕様)上は目に見えるけど、活躍するシーンは目に見えない。
通風性能は、スペック上は目に見えないけど、活躍する時は肌で体感できる。
そんな気もします。
ちなみに、私の家を設計した建築家(私は「先生」っていってないけど他の施主さんは言ってるみたい)は風通しをものすごく重視してますよ。
設計者はほんといろいろな人がいると思います。
そうですよねぇ、温暖な地域だからこそ「風が大事」ですよね。
ゴメンなさい。
見える、見えない、は確かにおっしゃる通りだと思います。
図面にあらわせないこと、数字であらわせないことって、たくさんあります。
だから、「対話」しながら住宅を作っていけたらなぁ、っていつも思っています。
garaikaさんは、風を肌で感じる住宅ができたようですね。きっと、設計した方も「施主に満足」していただいて喜んでいらっしゃることでしょう。