やさしい家で やさしい暮らし

めざすは一生暮らせる木のおうち。建て主と建築業者を結び、安心を与えるのが私の仕事なのです。

久々のイライラ

2005-09-29 16:32:13 | 建築裏話
ホント、久しぶりです。
何が?ってね、申請関係には自身があったんですがね
今回は、降りないのよね~~~トホホ
っていってもね、私にできる範囲じゃないのよ。
なのに、あぁ、なのに・・・

設計評価の申請なんだけれど
「構造等級3」で、ひっかっかっているのよねぇ。
なにしろプランがすでにできあがっていて
平面、立面だけ作って「構造等級3で申請お願いします。」
っていう仕事の発注のされかたなもんでね。
「これ、無理なんじゃ・・・」ってプランなもんだから
構造計算を専門家に依頼したわけよ。

地震に強い建物を作るには、作り方があるんだ!つうの!
っていうと「間取りに制約がある」なんて思うかもしんないけど
そうじゃなくってね。
どこに、どれだけの壁が必要なのかを
間取りを決めるうちから計画しないといけない!
ってことなの。
この間取りなら、どんな方法で施工したらよいか?を
最初から考えて計画しましょうってことなの。

なんか、イライラすんのよね~~~

気がついたこと(耐震)

2005-09-03 10:10:09 | マイホーム
我々建築の仕事をしている者にとっては
当たり前に知っていることだけど
ふと、気がついたので・・・

木造の場合「耐震」っていうのは、「壁」が一番大事なのね。
在来工法でも、2*4工法でも「壁」が大事なの。
割り箸で□をふたつ作って、床と屋根にたとえる。
割り箸4本を柱にして、たててみる。
グラグラする。
そんな時、壁になるところに斜めに割り箸をいれてみると安定する。
これが「すじかい」っていうやつ。
壁になるところに厚紙を貼っても安定する。
これが、構造壁(構造用合板)っていうやつ。

悪質リフォームで、床下に金物をつけるというのが多いけれど
これ、地震には、無関係。
床下が弱っているなら、重さに耐えられなくてつぶれちゃう。
「100人乗っても大丈夫」っていう物置のCMがあるけど(今はないのかな?)
100人乗っても大丈夫でも「地震」で揺れたら、大丈夫じゃない。
上からの力と、横に揺れる力では、対処のしかたが違うから。

屋根を補強するっていうのも、地震がきたら危ない。
屋根だけ補強してどうなるの???
その下の壁が補強されていなければ、安全とはいえない。

耐震リフォームっていうのは
「見えるところ」を補強します。
見えないところだけを補強する業者は、疑問を持つ。
それだけでも、判断の基準になるんじゃないかなぁ。。。