やさしい家で やさしい暮らし

めざすは一生暮らせる木のおうち。建て主と建築業者を結び、安心を与えるのが私の仕事なのです。

また地震がやってきた!

2008-07-24 10:59:53 | Weblog
訂正
7月19日の内容で、阪神大震災も休日にあったと書きましたが
休み明けの早朝でした。
失礼いたしました。


またまた、大きな地震がありました。
しかも、平日の夜中!
眠りについたところをおそわれ、飛び起きたものの
やはり、揺れがおさまるまで何もできず・・・・

みなさま ごきげんよう
怪我人も12人を超えたとか。
お見舞い申し上げます。

今回の地震、震度6強の地域があるにもかかわらず
建物倒壊が少なく、ライフラインも、大きな被害がなかったことは幸いです。

報道によると、震源地が深いことが影響しているとか。
先日の岩手宮城内陸地震は、震源が浅かったから被害が大きかったというのですが。
さて、真偽のほうはどうなのでしょう?

気象庁震度が同じなら、同じ大きさの揺れがあるはず。
なのに、被害状況が違う?
震源地の深さに影響されるのなら
建物の耐震等級の表現もややこしくなっちゃう。
「震源の深さが●メートル以下(深いところ)では、震度6強まで大丈夫ですが
●メートル以上(浅いところ)なら震度5強までしか保証できません!」
なーんてなっちゃうんじゃないかしら?
そして今、当たり前になっている「地盤調査」も
支持地盤深度を調査するだけでは足りなくて
「貴方の土地の近くには、活断層が通っていますので
直下型地震がきたら、地割れしますので、補強のしようがありません!」
なーんてことも事前に調査報告しないといけなくなっちゃいそう。
本当に地震に対して安全な建物かどうかなんて、わけわかんなくなっちゃう。
(と、書いている自分がわけわかんなくなってきた)

地震で被害がないことはもちろん大事なことだけれど
ちょっとくらい建具が歪んだり、ちょっとくらい壁がはがれおちるくらいなことが
あったほうがいいのかもしれない。
だって、そのほうが家の点検できるきっかけになるもん。
大工さんでも、建築業者さんでも、
「ここ」の壁がおちたから、といって「ここ」だけ見るってことはありえない。
プロの目で一通りみてくるはず。これが人情。
ガッチガッチに固めて、地震にはビクともしませんでしたが
その数年後、壁の中で、断熱材がカビていて、木材が腐っている、
なんてことになったらどうしようもない。
政府の提案している「200年住宅」も、何もせずに200年もたせるっていうんじゃなくて
「10年ごとに点検しましょう」っていう前提があってのもの。

ちょっとくらいの破損、被害なら、こんなおおらかな気持ちで、対処するのも
「この家のため」かもしれません。

もちろん、ちょっとの被害であって
住めなくなるような倒壊は、あってはいけないことです。


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