ブログ仙岩

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昔の駄菓子屋が復活

2018-02-12 08:14:57 | 問題
今朝の福島民報あぶくま抄、子どもの頃十円玉を握りしめてよく駄菓子屋に通った。・・・

今ではすっかり見えなくなった光景だ。そんな昔懐かしい駄菓子屋が二本松市本町にある。二年前の夏にオープンした。

交通事故で車いす生活となった男性が自宅の新築と合わせて開店した。事故後、男性は将来への希望を失い、部屋に閉じこもる生活が2年間続いた。そうした中家族の勧めもあって体に負担のかからない仕事として駄菓子屋を始めた。

春風の中、小学生や親子連れが元気に店の戸を開け、目を輝かせて十円、二十円の菓子を買っていく。純粋な笑顔に接すると毎日の生活に張り合いが生まれ、遠方から定期的に訪れる客もおり、店内にはおもちゃも飾られ、一歩踏み入れると童心に帰るようだ。男性の表情も穏やかで人の役に立つことの大切さを改めて思う。

今は、寒ざらしソバ、凍み大根、切り干し大根、我が家でも寒肥を植木にしているが、寒いからこそ、ニンジン、キャベツ白菜が甘さを増す。美味しいと人の喜ぶ笑顔を見るために、あえて寒い冷たい川の水で仕事をしている。これも人生!。