ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

第44回五木寛之の歌の旅人 滋賀県編

2014-11-30 09:55:17 | エッセイ
2014.11.30今朝4時台<特集五木寛之の歌の旅人>終章に近づいた感じがするという五木さんのことば滋賀県編を聞いた。

人の世の 喜びや悲しみを映して 歌は時代をこえて流れていきます 故郷の歌懐かしい歌その歌を全国各地に訪ねる五木寛之さんの歌の旅人です。とナレーション須磨佳津江アンカーで語られ、五木寛之作詞松坂文宏作曲「歌の旅人」♪松原健之さんの歌が流れます。

♪地図にない町を探して旅に出る なつかしいあの店は 今でもそのままあるだろうか あのころはお互い若すぎて それが愛だと気がつかないまま 季節は流れた あの店の古い椅子に座りたい・・・・

滋賀県には大変歌が少ないと・・山谷ブルースが飛び出した。五木さんは辛い時悲しい時歌を唄って生きてきましたが、志賀は近江商人全国各地に根を下ろし、近江八景、神社や古寺が多く琵琶湖が県土の約20%を占め、京都から明るい比叡山も琵琶湖から暗い山になっている。その琵琶湖は東西南北の4区域に分かれて海賊とよばれ、争いの絶えない土地がらでもあったと。しかし、須磨さんは野菜がうまいというと五木さんフナ寿司の匂いを語った。

尾木ママ等人物紹介して、細川雄太郎作詞海沼寛作曲「あのこはたあれ」、♪あのこはたあれたあれでしょね なんなんなつめのはなのした・・・

白木屋など創業者の出た滋賀県人は貯蓄が全国1位でガッチリしているとか、ロシア文学専攻の五木さん哲学や思想の本も読みあさり、私の尊敬は医者にかからない生活で、100の生活習慣を語っておられることです。

最後に1917年第三高等学校(現京大)の小口太郎が琵琶湖漕艇部から作詞、吉田千秋作曲で三高の寮歌として広まった加藤登紀子さんの「琵琶湖周航の歌」を聞いて終わりました。♪われは湖の子さすらいの 旅にしあればしみじみと 昇る狭霧やさざなみの 志賀の都よいざさらば・・・

日本の手漉き和紙ユネスコ無形文化遺産登録

2014-11-29 09:44:15 | エッセイ
パリで開催ユネスコ政府間委員会は27日、日本の手漉き和紙技術を無形文化遺産登録を勧告した。昨年の和食に続いて嬉しい限りである。

無形文化遺産は能楽、歌舞伎、雅楽など22件で、登録済みの石州半紙と一括登録されたのが本美濃紙と細川紙である。政府は三地域の和紙は後継者や品質管理に手漉きの重要無形文化財の技術を守る体制が整っていると判断した。

和紙の材料には、楮、三椏、雁皮、竹、パイナップル、パルプなど、楮は雁皮、三椏に比べ繊維が長く美しい和紙に仕上がる。この登録された三和紙は楮だけを使い、塩素漂白した和紙は紫外線で黄ばみ、漂白しないものはだんだんと白さが増し、流し漉きで大変水に強い。

石灰石のない地盤の島根県浜田市の石州半紙は津和野と共に半紙、岐阜県美濃市の本美濃紙は長良川の良水からの和紙で正倉院の戸籍用紙、障子紙、記録用紙に、埼玉県小川、秩父の細川紙は秩父山麓の良水から土地台帳や大福帳などに利用されてきた。

本県にも、二本松の上川崎和紙、いわき市の遠野和紙があり、これからの和紙生産に大変弾みになると思う。写真は今年防火週間に合わせ半紙に揮毫し台所に掲示してあるもの。

福島弁で詩の朗読する油井さんと鈴木尚広選手

2014-11-28 09:05:26 | エッセイ
11/27福島テレビ午後6時からFTVスーパーニュースを見ていると、福島弁で詩の朗読が始まった。

3.11から外さ出らんにゃくさせたのはだんじゃい 福島の果物を食わなくなったのはだんじゃい 

りんごをみな畑さぶちなげたのはだんじゃい 百姓の魂をうばったのはだんじゃい 

天災はあきらめもつくげんちょ 人災は勘弁しらんにぞい

大地に根を張ったりんごの木だから諦めねいぞい  福島を がんばっぞい30年間は

りんごの木の叫びの朗読は福島リンゴ農家油井憲一(78)さんで、原稿用紙一杯に福島弁で書かれた詩、原発事故直後の悔しさと怒りの叫びであった。映像は色づきの良い今年のリンゴ収穫から、事故後妻と二人の作業で売り上げは半減、食べてもらえない悔しさ、わが子が痛めつけられた感じで、リンゴを置いて避難した人、諦めた人、百姓はもうだめだという人・・・ノーモア福島と。

少し早い伊達市川柳教室の忘年会の席で、詩の朗読をリクエストされ終わって、仲間は方言だから本心に迫ると、とつとつとして飾らないからあの言葉涙が出ると語っていた。

ニュースウォッチ9後のスポーツで相馬出身巨人鈴木尚広(36)選手の延長戦でフアスト強襲転がるすきに一気にセカンドからホームを突き間一髪でセーフさよならと、セカンド走塁は少し沈みながら走るコツなど特集していた。一番早く球場入り、イチロー同様一定のリズムでトレーニングをこなし並々ならぬ努力が盗塁の成功につながりこれからも続けていきたいと。


NHK福島放送で市民が見つめる福島の海

2014-11-27 08:56:06 | エッセイ
26日昨夜はま・なか・あいづで6時半から八木淳一さん所属のいわき海洋調べ隊「うみラボ」の活動放映を見た。

3.11震災原発事故から海は汚染され操業停止、試験操業で安全が確認されているというが、確認の実態が明確でないため市民は不安な毎日を送っている。八木さんは岸壁で釣り糸を垂れてもリリースするだけで釣り人の姿も見えない。

漠然と福島の海はダメだという不安を解消するため、ならばと市民の手で立ち上がった「うみラボ」のグループが昨年から2か月に1回、魚や泥を採取して調査してきた。6回目のこの日も10人が乗り込み、小名浜港から1時間で第一原発の間近くで海で海底の泥を採取、1時間足らずで、50㎝超の大物のカレイなど17匹をゲットして帰港した。

近くのアクアマリンで検査すると、泥には270Bq/kgが検出、近郊の土壌でも500Bq/kgで多くないことが分かった。また釣り上げたヒラメは成長が早く、事故当時の60㎝超のもが40BQq/kg,、50㎝以下のものは不検出という。しかし、生息範囲の狭いメバル、アイナメ、イナダなどには比較的多かったが、一番多いメバルで80Bq/kgであったという。

これで海の中は陸地より安全、アイナメなどガラものには注意する必要があるが、ヒラメなど超大物以外は安全であるという。

メバル・アイナメ・イナダの線量、Cs134と137は9Bq/kg以下、K-40でも77Bq/kg以下であった。染色体や白血病など影響し半減期はβ、γ線を出すCs134は2年、Cs137は30年でこの程度の調査結果であった。この3年間の線量の推移が問題と語っていたが、K-40は白米33Bq/kg、昆布1600Bq/kg、牛乳45Bq/kgなどで不必要なものは排出されるので人体に不可欠な元素であるから問題ないと考える。

プロフェッショナルバスケ部監督井上真一を見て

2014-11-26 08:54:00 | エッセイ
23日勤労感謝の日、めったに見ないテレビ夜10時からNHK総合プロフェッショナル仕事の流儀桜花学園女子バスケ部井上真一監督の映像を見た。

1946年愛知生まれ井上は中村高校から早稲田へ、一流のバスケ選手にと入部したが、理不尽な走りだけのトレーニングに嫌気を指し退部、名古屋の中学校教師に、バスケ部員指導で教えても空回り、転勤をきっかけに選手一人一人と向き合い全中6連覇を成し遂げた。

1986年桜花学園高校の監督に就任、29年間で主要三大大会で56回も優勝するには何か選手育成に秘密があるのではないかとみていた。しかし、体罰もなければ上下関係もない、門限以外一切なしのコートを離れればただのおじいちゃんであった。

夕方4時半から体育館コートに出ると、厳しい言葉が飛び、オヘンスに対してデヘンスをボールを持って身体で指導していた。選抜した選手の他に志願してきた1年生の選手に、何もできていないではないか走っていろと指示、その後練習試合に抜擢して褒める。選手は初めて褒められやる気満々であった。

食堂ではただのおじいさんになり、生徒から持てはやされ和気藹々の雰囲気であり、帰宅するとメモを取り一人一人の良し悪しをチェックしていた。また、アメリカで指導不足を補い、選手である前に人間であれという理不尽な練習でなく、厳しい練習に耐えいい選手になれば自然いい人間に育ってくという信念であった。

怒鳴り散らす言葉は真に怒っているのでなく生徒に対して紳士であり、毎年選手が変わる中での優勝にはプライドを捨て、興味わく環境作りに信念を持って選手を褒め、一人一人の選手と向き合う人育ての極意であった。