ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

東電事故4町村避難指示解除と都民

2017-03-31 08:38:29 | エッセイ
2017.3.31今日は待ちに待った解除、プロ野球開幕、甲子園履正社VS大阪桐蔭決勝戦が行われる記念の日でもある。

浪江、富岡は一部分(明日の4/1)であるが、川俣の山木屋、長泥以外大部分の飯館が今日から、我が家に住める。

世間では、賠償金もらっていい暮らししているとねたまれたりして肩身の狭い思いで生活してきたと思う。我が家ほどいいところはない。寿命を縮めた分、一日も早くその苦労を取り除いて欲しいと願う。

解除対象者約3万2千人という。生活するうえで、買い物、病院、憩いの場所などあれば、よりいいが、まず、身近な我が家の掃除、除草して住みやすい環境を整えることが、最短の除染である。

毎日、テレビや新聞で、環境モニタリングでの結果、いわきは0.004~0.11と・・・・。これはあくまでも環境汚染のデータである。我が家の裏山のモミの木の下は2.565、我が家の玄関の雨樋の下0.334、屋敷平均0.195で昨年より16%も自然浄化されている。降雨が最大の原因というが・・・。ちなみに、0.23μSv/h以上が除染。

こういう劣悪な環境で生活していると、豊洲移転なぜできないかと、無駄な維持費用だして都民はばかに見える。

ブラタモリ奄美の森へ

2017-03-30 08:21:52 | エッセイ
3/25ブラタモリの録画を観て、なぜ奄美大島は生き物の楽園になったかを探る旅であったが、ハブの嫌いなタモリさん一刻も早く大島を抜け出したいと2度もぼやいていた。鹿児島から380km離れた奄美の固有種(植物124、動物29)、知床0、小笠原(植物161、動物4)。

まず、龍郷町赤尾地区からスタート、海岸へ本州に見られない青い海を見て、サンゴの言葉がすぐタモリさんから出た。大島もきれいだが、石垣島の海の色も大変きれいだったことを思い出す。

ホームセンターでハブとり棒を購入し自然の森へ、建物の近くに生えるカンアオイは100年かかって仲間を増すもの、下の地面近くに、何とも言えない色の花が咲いていた。昆虫を呼ぶきれいな花でなく、アリなどによる地味な繁殖をしている。このような固有種は奄美大島が一番多いという。次に、人通りのある木に手の届くところに「ルリカケス」の巣があった。カラスの仲間で案内人が泣きまねをしていた。そして、ハブにかまれ激痛で、テレビの音でも痛く感じると。3か月は循環機能としびれの運動障害があったと言っていた。

展望台から、海岸を眺め、入り組んだ山がちな地形は古い証拠で、大陸に住んでいた生き物が分離して島になり、固有種が奇跡的に生き残った。毒を持つハブは怖れられ自然を守る働きをしていた。

次回は、カヌーで汽水のマングローブを探検する。






大石邦子「ツルと息子と」を読んで

2017-03-29 09:04:13 | エッセイ
新聞もテレビもトランプ大統領の登場しない日がなくなった。・・・・過激な発言は本気なのだろうか、世界中が困惑してるように見える。

2005年5月、宿泊した近くの国会議事堂のキャピトル丘に建つ「全米日系米国人記念碑」には、第二次大戦時「大統領令」で、敵国人として強制収容され,亡くなった若者800人の名前が刻まれており、「有刺鉄線でぐるぐる巻きにされた二羽のツル」のブロンズ像を見て凍り付いた。

彼らは、アメリカのために戦ったのではなく、有刺鉄線で囲まれた収容所の父母や家族と同胞のために死んでいったのだと涙がこぼれたと・・・・。息子たちは、有刺鉄線からツルを解き放ちたかったのだ・・・。

1988年レーガン大統領はこの政策の過ちを認めて、謝罪と賠償を行い、記念碑を建てた。

先の大戦では、日本もアジアの国々に大きな過ちを犯した。戦争は正義に名を借りた最大の罪であるように思う。

トランプさんは次にどんな大統領令に署名されるのか、森友学園や甲子園で少し薄くなったが・・・。

那須雪崩遭難に思う

2017-03-28 08:42:54 | エッセイ
27日朝8時半ごろ、那須湯本のスキー場で、登山講習中の高校生が雪崩に巻き込まれ、8人死亡、40人がケガをした。犠牲者のご冥福をお祈りします。ケガで優勝した稀勢の里の後だけに残念な事故である。

東北の湘南いわきでも昨日は朝4度、12:30には3度に下がったみぞれの日であった。こんな日にどうして雪中訓練をするのかと、登山で身に迫る危険を感じたら、即中止引き返す勇気が必要である。過去の経験で、1700mの安達太良登山へ車を走らせていると、山に黒い雲、即引き返した。

1585mの八甲田山遭難を思い出す。日露戦争開戦2年前の1902年1月23~31日、青森県八甲田山での陸軍210名が雪道踏破訓練中、吹雪に巻き込まれ視界を失い199人が亡くなった事件である。天候を無視した大隊長山口少佐の判断ミスで、あとになって判明した事件であった。

これと似たような事故で、旅館の方は、春の雪で一晩に30cmも積もる雪は珍しいと。そんな時に、2泊3日の最終日、1915mの茶臼登山を止めて、スキー場でラッセル訓練をやりだしての雪崩事故という。リーダーの判断ミスの何物でもない。

改めて、登山では危険を察知したら、直ちに中止、引き返す勇気が大切である。肝に命じよ。写真は10/11那須峰の茶屋。