ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

いわき市津波避難訓練に参加して

2014-08-30 13:15:56 | エッセイ
8月30日午前8時40分サイレンの音と共に、いわき市津波避難訓練が始まり身支度して300米離れた指定場所如来寺の境内に集まった。早朝3時半土砂降りの雨で心配したが、ぱらぱら降りの中何とか参加できた。

集まった顔ぶれは高齢者、主婦、子どもたちで若者は少なかったが、仕事ある人や高齢者で具合の悪い人は不参加のようであった。

避難訓練だから、避難することに意義がある、3・11の時は四倉高校体育館に避難、掲示板の名簿欄に記入したが、翌日12日原発事故で内郷高坂小体育館に夕方近く名簿に移動の記録もせず急いで避難、後で、親戚のものが四倉高校体育館に来ても居ないので、捜すのに大変苦労したと言われた。

この教訓から、避難訓練には名簿作成、移動の有無をはっきりせねばと痛感している。

実際3・11地震直後は駐車場に集まった人たちはしゃがみ込んで、何をすべきかわからずただ茫然とした状況であった。津波が来るなどと予想も出来なかった雰囲気であった。みんなを急き立てて裏山に一番乗りで避難したがブレーカーも下げずまして防寒服など身につけない人が多かった。岩手のばーちゃんのてんでこに逃げるの言葉が生きるためには、日頃の対話で伝えることが大切である。

松本アナスポーツ名場面の裏側で

2014-08-29 14:23:37 | 日記
松本一路アナ担当の今朝1時台「スポーツ名場面の裏側で」、元NHK高校野球解説者原田富士雄氏、藤井彩子アナのトークを聞いた。

まず、原田さんから今年の高校野球は雨で2日延長、終わってみれば大阪桐蔭の優勝、三重の準優勝でしたと。やはり7回2点タムリーで逆転しての優勝でした。私もラジオ聞いていてどちらが優勝してもおかしくないチームであった。

そして、ホームランによる逆転劇もあったが18年間解説してきての原田さんは平成7年の決勝戦をあげていた。また、松本アナは満塁ホームランをスタンドに飛び込む前にアナウンスしてしまったと。そして、原田さんは名場面では余計なことは言わずしばし無言でとも話していた。

また、途中から藤井アナが加わり、18年前の新人時代、開会式直後の試合の実況中継では、松本アナは女性アナに反対したが、押し切られて登場した藤井アナは成績とかチームの様子の下調べをしても、いざ放送となると夢中であったと。そこに、原田さんは解説者として、投手の球種のミスを指摘したが、女性の違和感はなかったと。実際はミスをすると足をけ飛ばしたりしたと原田さんは裏話を語ってくれた。

私もすっぴんの藤井アナが野球放送していたなどとはつゆ知らず、その時の生放送の経験が今の4時間生放送に役立っているとも言っていた。

沙羅双樹は憲法解釈をどう見ているかと

2014-08-28 08:57:40 | エッセイ
ハイッ!みんぽう9月号続:風のあとさきで、大石邦子エッセイストは「沙羅双樹」に載せている。

縁側の前に大木の沙羅双樹がひっそり咲く儚い白い花を見て晩年の母は何を思っていたのだろう。その母は湾岸戦争でハイテク爆撃のテレビ見たくないといった晩にうなされていた。翌朝聞くと防空壕の夢を見ていたという。

その母は戦争を語りたがらなかったが、軍国主義時代の若き女教師が戦場へ教え子送った後悔と無力さは生涯の哀しみであったろう。

戦後69年、戦争の反省から生まれ日本を守り、国民を守り続けた日本国憲法が、歴代の内閣も同じ保守ながら、閣議決定で憲法解釈を変えるなどという姑息な手段はとらなかった。

しかし、世界に誇るべき平和憲法の礎が、一内閣の論理の暴走によって砕かれようとしている。何故そんなに戦争のできる国にしたいのかわからない。花の終わった沙羅双樹の枝が天を仰ぐように伸びている。

また、その時々の政府が憲法解釈を変更できるという先例を残すことは立憲主義の根幹を破壊するものと東大奥平康弘名誉教授は集団的自衛権について述べている。集団的自衛権の拡大解釈は許されない。

学力テストから算数数学教育と数学

2014-08-27 08:26:52 | 日記
福島県は8/25から2学期の授業が始まった。その日の午後小学校に設置されているモニタリングポストの線量計は0.093μSv/hを表示していた。また、遺書がないからと東電が渡辺はま子さんの自殺を原発事故との関係を認めなかった裁判は避難生活苦の自殺と認めた。

昨日に引き続き学力テストから見えるものは、公表から得るものはなく、逆に競争から点取り学習へと進む弊害が多い。活用問題のダメなことは結果を重視するからで、数学的思考は問題の原因から分析して思考するプロセスにあり、記憶して答えに結びつけるものではなく、たとえ答えが出なくても構わない。

例えば、「60人乗りの観光バス一人の運賃が580円、貸し切りにすると運賃が20%引きになるとき、50人の時は貸し切りの方が得か」の問題で、580X50=29000→29000-580(1-0.2)X60=29000-27840=1160より、貸し切りが得である。サー次の問題とドリル式ではいけない。27840X1/580=48から48人を超えれば得で、それ以下では損をするし、更に10%引きでは54人を超えないと損をするからといろんな状況でも活用できる力をつけることである。

数学出来る人は頭がいいとか、数学は凡ての学問の基礎とか言われるが迷信で、数学は人の作ったもの純粋なものでもなく、自然科学である。平行線は何処まで行っても交わらないのは当然で、交われば終いに列車が脱線してしまう。しかし、ギリシャ数学の平面上での思考で、地球の球面上で考えると平行線は北・南極で交わってしまう。これが数学でいうユークリッドと非ユークリッド幾何学である。

福島県の学力の結果は4科目平均以下

2014-08-26 08:55:21 | 日記
文科省は25日、小学6年、中学3年の今年度の実施の全国学力テストの結果を公表した。本県は小6では算数B、中3は国語A、B、数学A、Bすべてが平均以下であった。小6の算数Bが-0.4、中3数学A-2.7、数学B-3.0で、算数の活用、数学の基礎と活用では大きく落ち込んでいる。

何故か、計算ドリル技術と暗記や記憶に依存の授業を行っているからである。私は7+5=?の答えはすぐ出せない。暗記していないからである。算数数学の嫌いな人は考えられないほど電話番号を記憶していたり、テレビに出る俳優の名前を知っている。私は我が家の電話番号だけ記憶している。必要な時に電話帳や辞書から、また、先の足し算では7+3+2=12と答えを出す。このやり方は2進法、6進法、カレンダーの7曜、12進法、60進法とどんどん活用範囲が広がる。数は個数だけでなく、連続数から量へと発展させねばいけない 。

確かに学力の結果も大切だ。しかし、数学の活用の応用力はその思考の過程にある。問題があり、そこから内容を把握してイメージ図式化して結論にたどり着く。これは経験と読書からの思考で自分で探すものである。壊れたら捨てるのでなく、その原因を追究し、修理しよりいいものに変えていくことである。

ドイツ・ニュルンベルクの小学校の算数授業参観したとき、乗用車の購入方法について学習していた。ローンや現金購入からいかに効率よく安く手に入れるかを学習していた。廊下から教室の中は見えず、蛇口の並ぶ手洗い場もなくペットボトルから一口飲む児童が一人いただけの授業であった。