ブログ仙岩

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有馬温泉の人気はなぜ冷めないか?

2018-02-06 09:28:47 | エッセイ
ブラタモリ東の草津に対する西の有馬の旅で、関西の奥座敷として知られる神戸市北区の有馬温泉、私も過去に一度お邪魔している。六甲山の北側標高363m、わずか1Km四方の小さな温泉街で、訪れる人は年間180万。しかもその人気は、なんと1400年も前から続いている人気の秘密に迫るもの。

まずは、有馬温泉を代表する公衆浴場「金の湯」の赤湯は日本書紀に登場以来、時の権力者から庶民まで、誰にも愛され43度の大変熱いお風呂。塩分は海水の1.5倍、パイプから吹き出る炭酸で炭酸水を作って頂いたタモリ近江さん二人で飲んで確かめ、有馬は人気の温泉地となったと。

しかし有馬温泉の周辺には、火山がないところでの温泉は地下60㎞の熱水が有馬断層の地殻変動で600万年前の海水がマントルで熱せられて湧き染み出た岩の割れ目の赤色を工事現場で確かめた。

有馬温泉街へ出たタモリさん、有馬の表玄関の右六甲山左にすぐ京大坂の道標を見て、谷を利用した温泉街の1階はお店、2階はお宿、有馬を豊臣秀吉は道をまっすぐにして、座って入るお風呂を造らせたものが当時のまま残っていた。

江戸後期にお湯が出なくなった事件は、炭酸カルシウムが詰まってしまったため。現在は掃除費用が高くつくので、4日に一回パイプそのもを交換しているという。

そして明治以降「炭酸」を使って生み出された名物「炭酸煎餅」をタモリ・近江さん舌鼓して、火山からの湯でない鉄塩炭酸カルシウムの600万年前の地下水であったと。