ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

ススキ

2016-11-30 10:08:29 | 問題
2,3日前ラジオで、沖縄の方?が、畑に生えているススキとトウモロコシの区別ができないと話していた。また、薄は今が盛りで、お月見にはお飾りできないとも。

ススキはカヤとも呼ばれ、茅葺き屋根として利用、薄が用意できない家は藁ぶき屋根で、薄は藁より高級品であった。だから、萱場の焼っきりをしたり、定期的に草刈りをしてススキを大切に昔は保存されていた。茅場町の名前がその名残である。

ススキの名は、すくすく育つ木に由来する。お月見にはススキの穂を稲の穂に見たて、薄のように育つ願いが込められていた。

雑草のススキは、大切に利用されてきた。お月見のススキはまだつぼみで、花が咲きだすと穂先が四方に広がり風を受けて、花粉を飛ばし、他方から飛んできた花粉で受粉する。やがて種が熟すと再び穂を広げ風で飛ばし、やり終えたススキは枯れてしまうが、ケイ酸質を多く含むので、枯れても立ち尽くしたままである。

写真は、原発事故で避難し、1年過ぎて2年目の田んぼがススキで大荒れの楢葉町木戸川手前の6号国道から、上小塙と阿武隈山地(荻塚山)を背景にしたもの。2012.11.18撮影、初公開。この後除染の田んぼや木戸川やなばに行って撮影している。

鉢の底に棲みつくナメクジ

2016-11-29 08:34:50 | エッセイ
ナス、キャベツ白菜など野菜の被害がモンシロチョウ以上かもしれないナメクジさんです。一昨日、蛭の居た隣りの鉢を持ち上げると、ナメクジがおり撮影しました。

さんをつけたのは、ナメクジを食用に食べている民族もいるからです。フランスのエルカルゴ、イタリアでも、しかし、養殖カタツムリで、天然のカタツムリ自身には毒性はなくても、寄生虫に死に至るものがいるので、食べない方がいいようです。

マイマイ目の有肺類で、陸上の巻貝でも、貝殻は退化し、5,6cmの寸胴の体長には暗褐色の3条帯が背にある。頭部には長短2本の触角があり、長い方に目がある。腹全体の伸縮で徐々に這い歩き、粘液の筋の跡を残す。塩をかけると水分が出て縮む。

暗湿所にすみどこにでも潜り込むから始末が悪い。草食性で野菜などに害をなす雌雄同体である。主に春に産卵し、20~60程度産み付け一年中目にできるが、春から夏にかけて数が多い。が、人には嫌われる動物である。

今の生き物「蛭」

2016-11-28 09:14:56 | エッセイ
昨日6時過ぎ、温度計を見て薄暗いコンクリの庭にミミズがいると思い、箸でつまんで畑へと思って近づくと、なんと蛭ではありませんか。急いで戻りカメラで撮影しました。

ヒル鋼の環形動物の総称で、体は細長く扁平で34体節から成っている。前後両端の腹面に吸盤があり、前のものには口がある。田んぼで足に吸い付かれた経験で、グロテスクで好きではない動物である。雌雄同体で、吸血・肉食であり、泥沼や水田、渓流など湿ったところに棲みつく。いわき市遠野には蛭田の性がおおい。

ナメクジと同様塩には弱い。ゼラニューム(あおい)の鉢を持ち上げると、底に蛭がおり、ナメクジの粘液の筋だけが残っていたので、ナメクジが蛭に食べられたのかな?と。

原町の大正ロマン朝日座

2016-11-27 09:53:08 | 問題
原ノ町朝日座は、大正12年(1923)7月2日に開館した、木造建築の芝居小屋兼映画館である。建て主は12人の旦那衆で旧名「旭座」は主に芝居興行が主だった。ハイ!みんぽう11月号より。

無声時代の映画は、専属の楽師たちが呼び込みまでやったと。田舎では、庭の広いところで興行師が旗さお2本にスクリーンを張った青空劇場で、手回しの蓄音機で呼び込みをしていた。

建築はアジア一高さの原町無線塔(大正10年、今は無用となって取り壊し原町道の駅の傍にモニュメントが立っている)建設と同じころで、歌舞伎や浪曲など、そして映画館として親しまれ、戦後個人経営となった。

テレビに押されて、平成3年閉館、建築者の孫に買い取られ生き残った。生涯学習まちづくり講座を通して「朝日座を楽しむ会」の誕生で、アニメ上映など、南相馬に根差した文化発信の場所となった。

我が町にも、海盛座など2つの映画館があったが、いずれも解体されている。矢吹町でも震災で全壊となって解体の運命にあったが、大木さんらによって、半世紀ぶりに屋型医院が大正ロマン館として再会館している。

デコポンと地震の効用

2016-11-26 13:47:55 | エッセイ
今日11/26、1025hPa、気温2度、晴れ、今朝撮影我が家のデコポンです。

背丈1mのデコポンの木ですが、昨年は15個もなり、肥料を施したのですが、開花の時期に寒さがきて、今年は1個だけです。柑橘類の木には、アゲハが産卵します。色づくのは12月の半ばです。

楢葉波倉55km沖で発生した震度5弱の地震で、トイレの水漏れが止まりました。地震の効用ですね。

先月10月12日8時過ぎ、水道のメーターを15分ぐらいで交換しました。

1時間後、トイレを使用、シャワーを使うと、水圧が強く、勢いよくシャワーが出て驚きすぐに止めました。少し水浸しになり、拭き取りました。

ところが、1週間ほどで床とトイレの隙間から水漏れが始まり、雑巾でカバーしても、びしょ濡れで数回水を絞りました。それが、22日の地震で、水漏れが止まっているではありませんか。驚きです。