ブログ仙岩

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常磐線全線開通へ試験除染

2015-08-19 08:26:57 | エッセイ
明日20日から、JR常磐線・夜ノ森~双葉間の高線量区域を除染し、年内に終わって来春にも全線開通の目安が提示される見通しになった。

6号線が除染で昨年全線開通、続いて常磐道が今年開通して、残るJR常磐線が未開通であった。が開通への明るいニュースである。

夜ノ森から大野駅まで、避難指示準備解除区域9.5mμ/h(20ms/年)以下で、盛土や切り取りで除染する。大野~富沢間約3キロが帰還困難区域(20mμ/h、50ms/年以上)で、富沢以北双葉までは9.5ms/h以下である。

大野~富沢間で高線量の6ヵ所で、一番高い28ms/hで、一番低い所で2.8ms/hである。盛土や切取り土で、3.8ms/h(20ms/年)以下の避難指示解除区域の値にする目安という。

子や孫の世話になりたくない高齢者の足になる鉄道は、大変ありがたい生活に欠かせない通院、買い物に役立つ。

今朝の新聞でも、双葉の避難70代女性がいわきの仮設住宅近くで遺体で見つかった。一人暮らしで自殺の可能性ありというが、このような事故を防ぐためにも、一日でも早く除染完了して欲しい。

また、人は日本のどこにいても2.4ms/年被ばく(宇宙3.5、ラドン等空気中1.3、大地0.4、食物0.35)、α線やβ線のセシウムは粒子線で衣服を通さないが、γ、X線は衣服を通す電磁線。宇宙船にいる油井さんは150ms/5ヶ月の被ばく、胸の検査のX線は4msの被ばくしていることなどの知識も避難者に説明して欲しい。