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いくつになっても人生これから

がんセンターに行った話

2023-02-16 10:34:00 | 物申したい!

 

前回の記事で血液検査でのコレステロールの話を書きました。

この時の検査でもっと大変なことが起きていました。

 

コレステロール値が高いということから頸動脈の血管の太さを測定して

動脈の状態を検査しました。エコーです。

 

その結果、動脈硬化が少し進んでいることと、甲状腺の中に腫瘍が5つほどあるので

がんセンターに行ってよく調べてきてということになりました。

甲状腺の裏にも怪しい物があるのでそれが悪い物だったら手術だよだって。

 

こりゃ面倒なことになったよ。

 

で、今は自覚症状がないので、具合が悪くなったらそれなりの対処をお願いしたい

と言ってみた。

 

時間が経過すると手術が大掛かりになるから診てもらった方がいい

 

スタチンの時は「どうする?」だったのに、これは主導権をとられた。

 

ということで紹介状を持って がんセンターに行きました。

診察や検査自体は案外すいすいと終わりまして、医師がみたところ

3ミリくらいのおできが3つある。大きくなれば生活に支障が出るけれど

大きくなるまで10年以上かかる。形状から見て良性と思われる。

そのほかは問題なし。

 

なんだ、そんなもんなのか。おどかされたけどさっさと帰ろう。

 

と思ったらがんセンターってところはそんな生易しいところじゃないよ。

 

一応 細胞診をやっておこう

 

なーんて言い出したよ。まあ通常のコースなんだと思われるけど。

別の部屋で専任の人に説明を聞くと、のどに針を刺して細胞を取るんだって。

 

こ、こわいですね。

 

患者さんからしたらこわいですよね、でも専門の技師がやりますから大丈夫です

 

で、流れに乗って予約をしました。またまた流れに乗って、何に必要なのかわかりませんが

血をたっぷり取られ、耳たぶを切られて「血がどのくらいで止まるか」という

検査をしました。 (頼んでないけど、タダじゃないよ)

 

なんだかわからないままあっちへ行きこっちへ行き。ぐったりです。

 

結果から言うと、細胞診は後日断りました。

調べてみるとセンターの医師が言ったとおり、大きくなるのに時間がかかる。

転移したりして死に至るまでは数十年かかる。

消えてしまうことも多く検査自体が必要ないとも言われていることがわかったから。

その上、韓国ではこの甲状腺の腫瘍をめぐって膨大な数の不要な手術が行われ

社会問題になったんだって。 

日本の福島でも似たようなことが起こっているんだって。

    (詳しくは 「医学会新聞ー過剰診断で苦しむ人をなくしたい」)

 

たとえ進行するとしても死ぬまで数十年かかるものを、私の年で細胞までとって

検査して何になるんでしょうね。

私としてもそんなもので、のどに針を刺されるなんてとんでもないのでお断りしました。

がんセンターでもものによっては検査に年齢制限をして、どうしても希望する人は

検査するという風にすれば、だいぶ経費が削減できると思う。

 

過剰診断、過剰医療というのが問題になってるらしいけど、無駄な医療費って隅々にある。

公的医療費制度のもとでは医師や患者が医療費や受診を抑えようという考えにならないらしい。

ものすごく技術は発達したけど使い方がちょっと・・・。

 

がんセンターを紹介した医院の医師も、細胞診をしようとするセンターの医師も

なにか悪い催眠術にでもかかってるみたい。

 

自分の体は自分で守る・・・・か

病院に行かないのが一番いいような気がするね。