川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

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議論の信頼性は人格に担保される

2024年08月04日 | 社会・時事など
議論の信頼性は人格に担保される。

昔も少し書きましたが、改めて。

私が信頼する書き手。

司馬遼太郎、山本七平、高坂正堯、会田雄次、曽野綾子、渡部昇一、谷沢永一、林望、勢古浩爾、徳岡孝夫、若松英輔。昔は内田樹。

ぱっと思いつくままに。他に全集を持っているのは、伊丹十三、小島直記、松永安左エ門、森信三。SBI北尾吉孝さんも。イエローハット鍵山さんとか。中村哲さん。

いくらでも出てきそうですが、みな、人格として立派だと思っている。

ノンフィクション作家でも、フィクション作家でも、エッセイを書くことが多い。そのエッセイで人となりが分かったりする。

エッセイでつまんないこと書いて「大した事ない人間だ」って思うと、その人の本を読む気が失せる。

最近知ったのは、ノーベル物理学賞受賞者の朝永振一郎さんの洒脱な人格とか。物理学をするのにも、細かい論点から「逃げない」とかの、インテグリティが重要になるだろう。どんなプロフェッショナルにもインテグリティは必要。

ってか、プロフェッショナリズムってほとんどインテグリティと同義だし。

評論家が、苦手な点、不利な点から「逃げない」のも、インテグリティ。山本七平ライブラリー(全集)とかで、山本七平が逃げずに100人斬り論争とかをしていた。

評論家が「逃げない」態度を取る。そこには人格が発露している。

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って考えるので、私は、評者の議論の巧拙というか是非に、人格が関係すると感じている。議論の質を人格が担保する。

だから私も、自分の人格を知ってもらうべく、ここに赤裸々にプライベートなことまでを書いている。

私の人格は人に自慢できるようなものではないですが、それでも、人格を人に晒そうとしている(≒人格を向上せしめんと志している)点、私の「逃げない」という点だけは、評価していただくに値するかなと、かすかに(ほんとうにかすかに)期待している。

私のことはともかく、どんな話題、どんな些末な話題、どんな時事の話題についても、深く論じるなら、その人の人格がにじみ出たり、垣間見えたりしますよね。

議論ってのはそういうものだと思っている。

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卑近な例では、反家庭連合諸氏(紀藤正樹、鈴木エイト、霊感弁連弁護士ら)は、人格を見せようとしない。

匿名の鈴木みらいとかもしかり。匿名である時点で人格を隠している。

また、彼らは、苦手な・不利な点(拉致監禁)から逃げる。後藤徹事件等から逃げる。

一方、私とか徳永信一先生は人格を見せている。どんな本を読み、どんな人生を歩み、どんなことを思ったかを赤裸々に語っている。

N値がとても少ないですが、それでも彼我の違いに何かを感じている。

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俯仰天地に恥じず。

そう生きて生きたい。



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