川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

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後藤徹という十字架

2023年05月05日 | 社会・時事など
家庭連合(統一教会)に後藤徹という信者がいた。

「脱会屋」とかの反統一教会派によって12年半、拉致監禁されて、強制改宗(ディプログラミング)をされそうになった。まあ拷問ですね、戦前の共産党にやったような。

しかし。

後藤さんは耐えた。

12年半も耐えた。

1995年から2008年の、12年半。 陳述書

183センチなのに、体重は39キロまで落ちた。

文字通り、骨と皮になった。



その肉体的苦しみはいかばかりか。

それだけではない。

精神的痛みはもっと烈しかったはずだ。

脱会屋と結託した肉親から、精神的な拷問を受けた。

お前は馬鹿だ、人間じゃねえ、的な。人格を徹底的に否定された。

それを、12年半。

オレなら耐えられるかな、、、

自信ない。

いや、こんな、肉体的、精神的な拷問に、12年半も、耐える自信がある人って、いるのか。

だから思う。

後藤さんは、家庭連合の十字架である、と。

拉致監禁被害の象徴。

被害者であること(私が最近良く書く「構図B」)の象徴。


後藤さんが、構図Bの象徴。

だから、後藤さんが、十字架。

拉致監禁の被害者は、少なくとも4300人いるらしい。

後藤さんだけではない。

でも。

12年半という長期の監禁は特別。

その後の法廷闘争。

2008年に監禁が解けた。

それから刑事、民事で戦って、最終的に最高裁で勝ったのが、2015年。

7年の法的闘争。

このストレスもいかばかりだったか。

だって、脱会屋のみならず、拉致監禁に協力した、親族を法廷闘争の相手方とするんだから。

だから、後藤さんは、20年も戦った。

拉致監禁で12年半。

その後の法廷闘争で7年。

これはすごいよ。

20年間、十字架を背負っていた。

20年間ですよ。

小野田寛郎が、戦後29年間、ルバング島で戦士として戦っていた。この昭和49年までの29年も、長かった。

しかし、小野田は、上官の命令に従っていただけ。

後藤さんは、拉致監禁の被害者として20年。

ネルソン・マンデラの投獄27年と比肩する。

その他に、20年単位で、投獄とか監禁とかいう、「移動・居住の自由」(日本国憲法22条1項)まで奪われるような迫害を受けた人がいるのだろうか?

いたら教えて下さい。

____________

後藤徹さんが、家庭連合の十字架。

家庭連合には、後藤徹さんという十字架がある。

だからなんだ、というわけではありませんが、人が言わないことをひらめいたので、書き残しておく。

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