川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

手塚治虫はいじめられっ子だった

2024年06月08日 | コーチング
手塚治虫が漫画を描き始めたのはなぜ?

漫画が好きだったから?

否。

いじめられっ子だったから。

いじめられっ子だったから、存在意義を発揮せねばと思って、その必要に駆られて、描き出した。

人間万事塞翁が馬。

何がプラスするか分からない。

ピンチをチャンスに。

なんでも、ピンチをチャンスに変えんとするメンタリティが大事なのかも。

ーーーーーー

今仕事で、ある会社の不祥事事案を担当している。

私のコーチングテクニックを活かした仕事をさせていただいている。

社長に対してコーチングを施したり。

その仕事で、「このピンチをチャンスに変えるには?」って「斜め上」のお題を出そうか、なんて考えている。

ピンチを、ピンチだピンチだ、って慌てふためいてもしょうがない。

起きたミスを、いつまでもクヨクヨ責めてもしょうがない。

考えるべきは、このピンチを「どうやってチャンスに変えるか」という発想の転換では。

「マイナスをゼロに戻す」という発想を捨てる。

「マイナスをゼロどころかプラスに変える」という発想にしてみてはどうだろうか。

5年後10年後30年後、「ああ、あの失敗があってむしろよかったね」と思える状況にできないだろうか。

いや。

「どうやったらあの失敗があってよかったねと思えるだろうか」

って問いを立てるべきかもしれない。

ーーーーーー

これは我々一般にも言える。

人間みなミスをする。

ミスをすると、落ち込む。悔やむ。他責する。過度に自責もしたりする。

いや。

一晩経ったら、「どうやってこのミスを『あってよかった糧』に転化できるか」を考えましょう。




大難大変に遭うて動転せぬというはまだしきなり
大難大変に遭うては欣喜雀躍して勇み進むべきなり

葉隠
 
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