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明治日本の精神史に燦然と、まではいかないまでも、いぶし銀のように?光る、新井奥邃。オウスイ、って読みます。
スウェーデンボルグっていう、それこそスウェーデンの、万能の天才で、霊界に行っちゃったような、魔術師みたいな人がいる(例えて言えばレオナルドダヴィンチみたいな人)。
そのスウェーデンボルグの精神性・宗教性を受け継いだのが新井奥邃。エキセントリックなクリスチャン。有神無我って言葉で象徴される。
その新井奥邃からキリスト教的なことを受け継いだのが田中正造。足尾鉱山のあのおじさん。
田中正造は、自分をクリスチャンと定義するのは嫌ったけど、いつも聖書を読んでいた。死んだときの所有物は、マタイ伝と小石3つくらいしかない。
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ここまでは私もこのブログで何度か書いてきましたが、あの有名な、SBI北尾さんが神のように私淑する、森信三も、新井奥邃の影響を受けていた。
この事実も、しっかり記憶できていなかった。
こういう「精神の系譜」を辿ることは、歴史の縦糸を遡るようで、私には楽しい。
我々は、過去の偉人たちが、脈々と築いてきた巨大な肩に乗って、生きている。
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稀代の読書家の堀内勉さんも、スウェーデンボルグを知らなかった、とFacebookでカミングアウトされていた。
だからかなりマニアアックな世界ですが、、、