川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

口封じ目的のない名誉毀損訴訟があるのか。

2024年05月23日 | 法律・海外法務
鈴木エイト氏関連で、家庭連合側を「SLAPPだ」「口封じ目的だ」と騒いでいるメディアがある。日刊ゲンダイあたりかな。

しかし。

そもそも「口封じ目的」を全く有さない名誉毀損訴訟というのが本当にあるのだろうか。かつてあったのだろうか。

名誉毀損訴訟には、必然的に口封じ効果が付随する。勝てば必ず口封じになる。勝って口封じ効果が発生しない名誉毀損訴訟はありませんよね?

だったらその「勝ったら必ず生じる口封じ効果」を目的とすることは、果たして非難されるに値するのだろうか。

こういうところから、きちんと自分の頭で考えましょう。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 正義を保つために | トップ | カズは10倍 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

法律・海外法務」カテゴリの最新記事