教育とは、学校で学んだことをすべて忘れた後に、残るものをいう。
アインシュタイン
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アインシュタインの名言の中でも、私がいちばん好きなものの一つ。
本当にそう思う。
高校3年生の、12月? 1月? 最後の物理の授業。私は大学受験は物理で選択した。理数科の高校に通い、高2まで理系科目の方が得意だった。
物理の先生(担任の矢口祐一先生、通称「ブー」。高木ブーっぽい容貌から)が、最後の物理の授業で、
俺はアインシュタインになりたかった
と、人生の夢を語った。矢口先生は、隠居された今も、数学だか物理だかの問題を独り解いて楽しまれている。
教育とは、夢を語ること。
誰かがそう言った。
教育とは、背中を見せること。
これに同意しない人はいないだろう。
最後の最後に、夢を追う、その背中を見せた矢口先生に、生意気な高3の私は、「おいブー、いいこと言うじゃねえか、こういうのはもっと早めに言ってくれよ」と思ったのを思い出す。
誠にクソ生意気なガキであった。今もあまり変わっていないかもですが、、
物理のことはすべて忘れてしまいましたが(矢口先生、すみません)、最後の授業で夢をお語りになったその背中は、しかと心に刻ませていただいております。
私も、いつまでも、夢を語る人間でありたい。