武道の源流、姫路に集結! - 第36回 日本古武道演武大会 見聞録①/小笠原流弓馬術 -

2013-02-15 23:31:56 | うんちく・小ネタ
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平成25年2月10日(日)、久しぶりに姫路へ行ってきました。

姫路城は、平成26年度の竣工に向け、大天守の保存修理工事を続行中です。







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また、街中にはこんな貼り紙が。

平成26年の大河ドラマは、姫路出身の戦国武将・黒田官兵衛を主人公にした「軍師官兵衛」に決定しました。
大天守の修理工事の竣工と、大河ドラマの放映に向けて、今年の姫路は一層の脚光を浴びてゆきそうです。







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この日、「第36回 日本古武道演武大会」が、兵庫県立武道館(姫路市西延末)で開催されました。

同大会は、財団法人日本武道館と日本古武道協会の主催により、古武道の保存、継承を目的に「技と心」を披露する日本最高峰の演武大会です。

古武道は、自らの身を守る護身術として誕生し、武士の戦いの技として発展しました。
その後、戦国時代を経て、江戸時代になると全国の各藩で独自の発展を遂げてゆきます。
そして、武士の戦いの技としてだけではなく、武士としての心身鍛錬、人間修養の精神性が加わって体系化され、現代武道の源流となりました。

日本の歴史と伝統の中で受け継がれてきた古武道諸流派の中から、今回は34流派が選ばれて奥義を披露しました。
その中からいくつかをご紹介したいと思います。





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1.小笠原流弓馬術

小笠原流弓馬術は、源頼朝の糾方(きゅうほう)師範となった小笠原長清によって創始されました。
(※ 糾方は弓馬術礼法を意味します)

江戸時代中期、8代将軍徳川吉宗に糾方師範と同時に騎射目代を命じられ、流鏑馬を正式な儀式として制定しました。


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今回の演武は、「百々手式」(ももてしき)です。

祈願・魔性退散又は祝事・祭事に際して行われる儀式です。







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射手は直垂(ひたたれ)を着用し、引立烏帽子を被ります。

弓道では一人の射手が、甲矢・乙矢2本の矢を射ることを一手と言います。
これを10人の射手が各自十手ずつ、合計百手射ることから「百々手式」の名があります。
(今回は時間の都合もあり5人の射手が一手ずつ射ました)







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的に対しては、一番前の射手から順次、雨垂れ拍子に的に中るように射放つことが重要とされています。



(以下、次号)