すがわらの工房日記

東北は岩手県一関市の呉服屋。こつこつと友禅染めをしています。

引き裾訪問着制作中、お蚕さんも飼育中

2017-06-21 21:26:50 | 友禅
皆さんこんにちは

こちら岩手県一ノ関市の京呉服すがわらでございます。

東北にある小さな呉服屋ですが、店内の工房らくぜんで

きもの屋がきものを作っているんですよー!
イエイ!


さてさて、
現在工房では訪問着を2着、同時進行してるんですが

片方は糸目友禅で、もう片方は生地に直に描き込む予定の引き裾の訪問着

どちらも総柄で気合の入った作品です。


こちらは直に描く方の訪問着
図案を見ながら白生地の仮り絵羽に藍花でアタリを付けています。

一発で決めないといけない仕事なので、下準備は入念に行っています。
ここんとこもうずっとこれに掛り切りです。

明日辺りから染料と墨でいよいよ本番に入る予定です。


それはさて置き

こちら一関市でもちらほら養蚕をやっているんですね

地元でもそうして絹糸を生産している方々がいらっしゃるからこそ、きものの文化も受け継がれて

私もこういう仕事が出来ているのだよなあ、等と誇らしくも感慨深くも思っておるのですが、

ひょんなご縁で

「お蚕さんを育ててみる?」なんて声がかかりまして

子供が「うん、ボク飼う!」なんて言ったもんだから

どんぶり一杯頂いたんですけど、数え方それで良いんでしょうかね?


そんなこんなで
バーン!

今 我が家の玄関でこのように育てているのですよ。

最初は一センチもあるか無いかくらいの小さい芋虫だったんですが、

みるみる大きくなるから手狭になって箱が増えていったんです。

もうね、毎日毎日食べる食べる!桑の葉をバリバリ喰うんですよ!!

朝晩近辺から桑の葉採って来てあげて、いくらあっても足りないくらいです

ずい分育って、今は7~8センチ、小指くらいになりました。

うひぃ~ぃぃぃぃ、


実は私、この手の芋虫毛虫の類はどうしようも無く苦手なんです。

苦手なんですが、子供が喜んで世話しているので良いんですが、

私も手伝わないといけないし、結局は私がお世話しているんですけど、怖いです。

でも彼等は絹糸を生みだす尊い虫なのだと、お蚕さんなのだと自分に言い聞かせて

なんとかお世話している私、頑張れ私。

でもこれ100匹以上いるんですぅぅ。←泣いてる


京呉服すがわらは東北の小さな呉服屋ですが、

着物が好きな方、楽しくお召しになりたい方のお手伝いを一生懸命しています。

気になった方はどうぞお気軽にお問合せ下さいねー。


京呉服すがわら ホームページ

http://kimono-sugawara.jp/






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