すがわらの工房日記

東北は岩手県一関市の呉服屋。こつこつと友禅染めをしています。

オリンピックの振袖

2019-04-06 15:27:11 | 友禅
皆さんこんにちは!

こちら岩手県一ノ関市の京呉服すがわらでございます。

東北にある小さな呉服屋ですが、店内の工房らくぜんで

きもの屋がきものを作っているんですよー!


入学式で晴れ着の親子連れが眩しい今日この頃、

良い季節ですね、テンションが上がります。

さてさて、

イマジンワンワールド・きものプロジェクトという企画があるのを皆さんご存知でしょうか?

~世界はきっと、ひとつになれる~ というコンセプトで

オリンピックに合わせて参加国全ての国々のテーマで振袖を制作しようという壮大なものです。

ありがたい事に私にも声がかかりまして、

私が担当する事になったのは

「ウルグアイ東方共和国」です。

浅学な私は全く知識が無いもんで、市立図書館で借りて来た本がこちら


あの国連演説で世界中を沸かした、世界で一番貧しい大統領「ホセムヒカ(元)大統領」の国です。

日本から見て地球のちょうど裏側にあたり、日本から最も遠い国です。

ブラジルとアルゼンチンに挟まれた小さな国土ですが、

肥沃な酪農国でリゾートも盛んな美しい国だそうです。

サッカーも有名ですね。


いろいろ資料は読み漁りましたが、ほぼ文字の情報しかなくて、

イメージを掴みかねて困っていたんですが、

ちょうど一か月前に
主催者の高倉さんと日系人のMORIYAMAさんが遥々来て下さいました!


大使館で通訳をなさっているMORIYAMAさんに

ウルグアイの風土や人々の暮らし、雰囲気などを教えて頂き、

さらに嬉しい資料の数々~、こりゃあ百人力だ!


そしてこれも!


ウルグアイと言えば「これ」なんだそうで、

「マテ茶」と「マテツボ」です。

MORIYAMAさんが置いて行って下さいました。

マテ壺は本来は瓢箪の下半分で作るものなそうですが、これは陶製で革でくるんであります。
なかなか良い佇まいです。

淹れ方も教わりました。


まずマテ茶の茶葉をマテ壺に入れます。

けっこう入れます。
MORIYAMAさんもこんぐらい入れてた。多すぎないはず。

直にお湯を注ぎ、こう。


何とも丁度いいサイズ。

刺さっているのはこれ


スプーンみたいですが、匙の部分に小さな穴がじょうろの様にに空いていて、

中が空洞の筒状でストローみたいになってます。


そして柄の部の吸い口分から吸って飲むのです。

こんな風に


うぐあ、渋い、渋い、んん~マンダム。


とりあえず気分はもうウルグアイ人です。
いいグアイです。なんちゃって。

マテ茶片手に鉛筆を走らせます。


ウルグアイ人の気持ちになりきっていよいよ図案の制作スタートです。


京呉服すがわらは東北の小さな呉服屋ですが、

着物が好きな方、楽しくお召しになりたい方のお手伝いを一生懸命しています。

気になった方はどうぞお気軽にお問合せ下さいねー。


京呉服すがわら ホームページ

http://kimono-sugawara.jp/




コメント (4)
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