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大手新聞3紙の社説比較 

2024-02-22 09:21:37 | 日記

   今日は、いつもとちょっと趣向を変えて、大手新聞比較といっても3紙だけ、しかも「社説」のみの比較をしてみます。

   読売新聞、朝日新聞、東京新聞の3紙の同じ日の社説です。ちょっと忙しくて、書こうと準備しつつ遅くなってしまったので、2月15日の新聞です。まずは、ご自分で比較して、3紙の違いを考えてみて下さい。

      読売新聞

    <朝日新聞>

    <東京新聞>

    読んでみてどんな違いを感じられましたか?

    では、今度は私が比較して纏めたものを記しておきます。

(読売新聞)

読売として述べた意見

本気で改革を主導するなら、政治資金規正法の改正の論点について首相なりの見解を具体的に示すべきではないか

・政治資金規制法を蔑ろにしてきた責任は重大だ。

野党が言っている~とコピペ 

野党は、「やる気が全く感じられない」と批判した

・このため野党は「脱税行為だ」と追求した

野党を批判

野党の姿勢にも問題がある。政倫審への出席は、本人が承諾しなければ実現しない。安倍派幹部の出席を強制できないことを見越して首相に確約を迫るのは、内閣のイメージダウンを狙う戦略のように見える。

 

(朝日新聞)

朝日新聞として述べた意見

・これ以上。解明の足踏みは許されない。まずは国会の政治倫理審査会で当事者に説明を求めるべき時だ。

・外部の弁護士も加わったとはいえ、党幹部という「身内」による聞き取りでどこまで真相に迫れたのかは疑わしい・・・さも事態が進んでいるように見せかけるのは、やめるべきだ。

・疑惑をもたれた政治家が説明責任を果たす場である政倫審の開催は最低限のつとめだろう。

・安倍派幹部や、二階元幹事長等が確実に出席するよう、自ら働きかけるべきだ。

(東京新聞)

東京新聞として述べた意見

・身内による調査の限界を露呈した

・裏金の実態把握には程遠く、自浄能力を発揮しているとは言い難い。

・実態解明にも再発防止にも「ゼロ回答」を続けていては、政治の信頼回復に向けて「火の玉」になる、との言葉が空虚に響く。

・裏金問題も身内による調査では事実を解明できないことは明らかだ。調査を第三者に委ねるか、疑惑を持たれた議員が政倫審で進んで説明するよう求める。それを拒むなら、参考人招致や証人喚問で実態を解明すべきは当然だ。

 

さて、「社説」とはなんでしょう?下のように、定義されていました。

社説(しゃせつ)は、新聞などに掲載される論説記事の一つで、時事のさまざまな問題に対し社としての意見や主張が書かれる
読売新聞のは、社説といえるでしょうか? これまで政権寄りの立場での記事を書き続けてきた新聞。今さら政権の問題が次々露呈しても批判を書くことにためらいがある。だから、一応少しは苦言をていするが、批判は、野党の声をコピペして批判意見を掲載。そして、なんと野党への苦言を書いて、政権や政権よりの人のご機嫌を損ねないように配慮した社説。これ、社説でしょうか??? みっともなさ満載です。
 
それに比べて、朝日新聞と東京新聞は、社説で意見を述べるのに、野党の批判なんかの引用は使っていません。
今も、習慣で読売新聞を読んでいらっしゃる方は、是非 読んでいる新聞があなたの読むのに相応しい新聞か見直してみて下さい。
あなたの意見にぴったりくる新聞を探してください。
 
 いま読んでいる新聞の購読料は月いくらでしょう?けっこう高いはずです。高いお金で、意見もちゃんと社説に書けないようなつまらない新聞を購読し続けるのは勿体なくないですか?
 まず、購読料も千円前後安く、社説の意見も揺るぎのない平和や国民に根ざした記事を書いている東京新聞から試しに読んでみませんか? 故・坂本龍一さんもお薦めしていた新聞です。私は、朝日新聞も好きで購読していますが、坂本さんと同じく東京新聞を押している勝手連です。
 
コメント
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