felizmundo's website

月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

雨が止み、お月様が木星と顔を出した!

2021-09-18 21:19:25 | 惑星・天体ニュース

   台風が近づいているというので、今日はお月見は諦めるしかないかなぁ~と思っていた。ところが、なぜか午後になって晴れ間が見えてきた。それでも暗くなると雲がいっぱいになって・・・やっぱりダメかな。ところが・・・・

        

     雲の間からこんなにきれいなお月様が姿を見せてくれたのです。こんなに雲に囲まれていたのに。月の上にポツンと明るく光っているのが木星。雲から出たり入ったりしてましたが、こちらは今すっかり雨になりました。

               

       ところで、今日は「福島50(フクシマ・フィフティー)のDVDを夕方から今まで見ていた。正直、菅首相の描き方が一方的で当時のいきさつと違っていると思えたこと。福島原発事故は首相の突飛な行動が事故を招いたのではなく、安易な「原子力神話」によりかかり、東電が地震や津波のリスク管理対策を軽んじ先延ばししてきたことが引き起こした人災だった判明しているのに、それが十分に描かれていないことに、不満が残った作品だった。但し、これを見て、福島事故が「事故を拡大させないために頑張った人たちの力はあったが、大爆発を回避できたのは奇跡に過ぎなかったということ。東京も含む半径250キロ圏内から住民が避難しなければいけない東日本壊滅の危機すらあったのだ」という重い事実はしっかり描けていたと思った。その意味では、再稼働や「原子力安全神話」をゾンビのように復活させている勢力を叩きのめしてくれる力になる映画ではあると評価する気持ちも持った。

       そして、菅首相がこの映画をどう見たか?と思って調べてみたら、本人がインタビューで語っている記事をココに見つけた。

よくぞ、あそこで止まってくれた、と思っています。「神の御加護」があったから日本は助かったと、本にも書きましたが、最後の最後は、「御加護」があったとしても、吉田(昌郎)所長をはじめとする現場の皆さんががんばってくれたことが、大きかった>と、感謝をのべ、<周囲の人は、「(首相の)描き方が戯画的だ」とか色々言ってくれるんですが、そんなに、ひどいとは感じていません。劇映画ですしね>と鷹揚な反応。<この映画も、もちろん事実と微妙に違う点はいくつかあります。それについては、私のサイトでも説明してありますので、見ていただければと思います>として、下のような「福島原発事故」(特設ページ)を紹介していた。

      

              <中略>

          <以下も省略>

       大事なのは、福島原発事故の原因が(ヘリコプターで乗り込んだ首相に時間を取られた~)などではなく、2にあるような、根本的な原発の立地や設備の問題。リスク管理のあり方に問題があったことだ。

       また、前記のインタビュー(ココ)にも書いてあったが、最初の24時間は東電トップが、2人とも旅行で不在だったこともあり、責任者をあいまいだったこと。テレビ会議で事故現場の吉田所長とも話せるのに、それすら東電が官邸に伝えなかったから、首相がヘリコプターで行って確かめざるをえなかったこと。東電内に「統括本部」を設置することにした15日に東電に乗り込んで、政府は始めて「テレビ会議の存在」を知ったのだという。

       原発事故の原因を当時の首相ひとりに押しつけ、原発政策を長年推し進めてきた責任を回避しようという原発推進派たちの作戦には、呆れてしまう。「神の加護がなければ、東日本壊滅だった!」という当時の危機的状況を多くの国民が共有し、「再稼働」を平気で進める自民党の無反省ぶりを感じてもらうのも大事かとも思った。

       でも、私がお薦めするのは、いつものことだが原発裁判の弁護士・河合監督が法廷提出のために集めた画像から作りyoutubeに 無料公開している映画「日本と原発 4年後」と「日本と再生」だ。是非、ひとりでも多くの人に見て頂きたいので、拡散をひき続きお願いします!

       

       

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする