夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

望月諒子著「大絵画展」 〈新潮文庫〉

2024-05-20 07:47:15 | 本と雑誌

 

 

 

 

 

「大絵画」シリーズは「フェルメールの憂鬱 大絵画展」〈2016年〉

「嗤う北斎」〈2020年〉とあります

 

ーポール・ニューマンとロバート・レッドフォードに捧ぐーという一文が本作は掲げられております

かの「スティング」〈1973年 アメリカ映画〉

興味を持たれた方はこちらのサイトさんをどうぞ↓詳しいです

スティング (映画) - Wikipedia

最初に観る時は 騙されること請け合いのコン・ゲーム

誰がはめられているのか・・・

痛快 ごきげんな娯楽作に仕上がっております

 

そうこの小説も騙しのお話なのです

誰がはめられて騙されカモられているのか

騙す側は誰なのか

それはどういう動機で・・・と

いい家のぼんぼんながら長男の甚六で 母親に心配かけっぱなしの男は儲け話にひっかかり にっちもさっちもいかない羽目に

 

過去の借金ふくれあがり どうにかしなきゃとスナックのママは これも騙されて・・・追い込みかけられる身の上に

 

この二人と同じく どうにも追い詰められた立場にあるらしき男は とんでもない盗みの計画を実行する

しかし本当の目的は絵を盗むことではなかった

ある男への復讐

さて復讐は首尾よく成功するのか

それとも?!

 

こいつら みんなグルだった?!

 

新潮文庫版は カラーで物語に出てくる数々の名画も掲載されております

狂ったように高額に絵が買われていた時代もありました

 

丁寧かつ詳しい解説は 村上貴史さん

 

 

 

コメント欄は閉じております

ごめんなさい



最新の画像もっと見る