関東弁で「ばか、好きにきまってるよ」を、兵庫弁で言うと
「あほ、好きにきまってるやねん」(女優、有村架純さん)
関東弁は、喧嘩を売っているように聞こえます。これに比べて兵庫弁は軟らかく聞こえます。
「好きだよ」は、北九州弁だと「好いと-よ」となるそうですが、これはまた誠に情感が籠もっています。
関西では「うるさい」より「やかましい」と言うそうです。店で騒いでいると、大阪では臨席から「やかましいなあ」の声。が、そういう席のほうが実はやかましい。そして双方ますますにぎやかになる。京都の店では「お元気でよろしいな」の声。しかし顰蹙を買っているとはすぐには気づかない。その場限り、後に引かないのが大阪流。後でじんわり効いてくるのが京都流。ご近所なのに大差です。
あのまだるっこいような、圭角のとれた関西弁は、「論争」や「処断」に使う言葉ではなく、「話し合い」「座談」の時の言葉です。私には、関西弁は、やわらかく、洗練された言葉のようにも聞こえます。
「あほ、好きにきまってるやねん」(女優、有村架純さん)
関東弁は、喧嘩を売っているように聞こえます。これに比べて兵庫弁は軟らかく聞こえます。
「好きだよ」は、北九州弁だと「好いと-よ」となるそうですが、これはまた誠に情感が籠もっています。
関西では「うるさい」より「やかましい」と言うそうです。店で騒いでいると、大阪では臨席から「やかましいなあ」の声。が、そういう席のほうが実はやかましい。そして双方ますますにぎやかになる。京都の店では「お元気でよろしいな」の声。しかし顰蹙を買っているとはすぐには気づかない。その場限り、後に引かないのが大阪流。後でじんわり効いてくるのが京都流。ご近所なのに大差です。
あのまだるっこいような、圭角のとれた関西弁は、「論争」や「処断」に使う言葉ではなく、「話し合い」「座談」の時の言葉です。私には、関西弁は、やわらかく、洗練された言葉のようにも聞こえます。