山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

竹林を探索するが探し物は見つからず  令和4年2月22日

2022年02月24日 | シダの仲間
 昨年の今ごろは渓谷に咲くセツブンソウが満開になっていた頃である。フクジュソウも咲いていたはずだが、先日の雪の影響で今年はどうなっているだろうか?見に行ってみる。


    林道にはまだ雪が残っている。


    渓谷にもまだ雪があって寒々しい。


    ツララも解けていない。


    セツブンソウの咲く場所だが・・・まだ何も出ていない。

 セツブンソウは雪の影響で今年はまだ葉も出ていなかった。2週間くらい先になりそうである。おそらくフクジュソウもまだ早いであろうから、ここで撤退する。

 行き先変更し、以前から探索したいと思っていた竹林の中を歩いてみることにする。詳細な場所は不明なのだが、マツバランが生育していたという未確認情報を耳にしたことがある。


    竹林の中を探索してみる。


    中は倒れた竹だらけ。進むのに一苦労である。


    荒れ放題の竹林。


    竹が疎になって日が当たる場所にはハナワラビの仲間が生えていた。


    葉の辺縁は鋸歯状、葉質は柔らかい。アカハナワラビのようだが・・・?


    近くに紅葉している葉があった。全体が紅葉しておりこれはアカハナワラビで間違い無さそうだ。


    数は結構あった。

 1時間ほど竹藪を漕いだが探し物のマツバランは見つからない。橋を渡って対岸の竹林に入ってみる。


    別の竹林に入ってみる。


    これはアカハナワラビのようだ。


    紅葉しているのはアカハナワラビだが、違うのも生えている。


    先ほどのアカハナワラビに比べて辺縁の鋸歯が鋭い。小羽片の切れ込みが少なく、辺縁がうっすらと紅葉している。


    これはオオハナワラビであろう。中間型のような紛らわしい個体もあった。


    群生していたオオハナワラビ


    粗な竹林に出た。このような少し日が当たる場所にマツバランは生育していると思うのだが見つからず。


    またしても大藪に突入。ここを強引に突っ切って上にある林道に抜け出る。


    抜け出た林道。


    探索してきた竹林を見下ろす。

 見つかったのはアカハナワラビとオオハナワラビくらいで探していたマツバランは全くその気配が無かった。この周辺にはまだたくさん竹林があり、宅地造成のために犠牲になってしまったマツバランもあると聞いている。きっとどこかに生育していると思うのだが、最初の一株を探し出すのが大変である。暖かくなると藪蚊が発生して探索は難しくなってしまうため、次の冬のシーズンに持ち越しとなってしまうであろう。

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