山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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デンタル・コミュニケーション:128

2022-04-30 | デンタル・コミュニケーション

歯科医師・山田忠生

 

その他の落とし穴としては、性急に安心感を与えてしまうということがある。「わかりました、大丈夫です。」という言葉ほど、話し合いを終わらせてしまうものはない。性急に安心させてしまうことは、必ずと言ってよいほどのその本質についての話し合いを中止してしまうことになる。データを集めているときには、最もあってほしくないことである。さらにデータが必要であったとしても、安心させてしまえば不可能になってしまう。あなたの場合でも言葉の上だけで安心するように言われるよりも、その問題について話す機会のあつ方が、ずっと安心感をもつようになるはずである。

データの収集中に患者やインタビュアが防衛的な姿勢をとれば、そのインタビューの効果は薄れてしまう。ほとんどの場合、防衛的な姿勢というのは批判の産物であり当惑、深い、恥辱として経験するものである。あなたが批判を下すのではないということを、忘れないように。患者が自分の目的に達するように理解し、援助することがあなたの仕事なのである。その目的も、あなたが患者に押しつけたものではない。いろいろな目的のあることを患者に自覚させるのは、あなたの役割であるが、どの方向に向かって進んでいきたいかを選択するのは患者の役割なのである。

 

 

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パンキー歯科診業哲理:279

2022-04-28 | パンキーフィロソフィ:日本語版山田忠生新

歯科医師・山田忠生

 

治療室はどうだろうか。あなたにとって働きやすいだろうか。一経費を節約するという誤った考えから、間に合わせや時代遅れの器具を使っている歯科医師が多数みられる。本当は適切な器具を使えば、それだけあなたの必要性に応え、よりすぐれた歯科医学が展開できるのである。ハンドピースのバーをいつも交換しているのなら、なぜハンドピースを2つ使用しないのか。すぐれた器具は最高の投資なのである。自分の器具について考えてみよう。改善のために借金をしようとも、その投資は十分な効果をあげる価値のあるものである。

能率を考えたとき、頻繁に使用する器具は手じかにあり、必要な器具はすぐに使用できるべきである。Dr.ワトソンはこのように話している。”患者の後ろのテーブルにノートを置いている。アシスタントに何かを頼んだとき、それが私に手渡されるまでに5秒以上かかったときには、アシスタントはそれをノートに書いておく。あるいは、何かを取り出すのに間違った引き出しを開けるたびに、それも記入させる。

 

 

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マークス「完全歯科医業学」:362

2022-04-27 | マークス「完全歯科医業学」概要:パンキー

歯科医師・山田忠生

 

初回のリコール来院の第2段階ではレントゲン写真をとることや、口腔の予備的調査をする。最終段階では歯科医師は家庭管理指導に関する患者の協力程度をチェックし、目的を再確認するべきであり、明らかに何かがあるときには治療の実施手段を提示するか、あるいは現時点ではプロフィラキシスの治療は必要ではないことが明らかになったことを指摘する。

2回目の来院で臨床前の結果を提示し、臨床検査を実施して結果の確認、治療計画、費用、その支払い方法について提示する。プロフィラキシスや治療はその後に始めることを薦める。特にすぐに診ることができるレントゲン写真だけのときなど、なぜ2回目の来院を初回にしてしまわないかと理由を求める歯科医師も存在する。患者を守るためには、ほんの数枚のレントゲン写真でも、自由な時間のあるときに研究して考慮するべきでるというのが私たちの提案なのである。

 

 

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ザ・デンタルフィロソフィ:157

2022-04-26 | ロッカード「ザ・デンタルフィロソフィ」

歯科医師・山田忠生

 

毎朝、私は患者が来院する前に予約担当者と会って、個々の患者のスケジュールとその日の全般的な予定について検討する。私に電話のかかってくる予定のある場合や、予約担当者に何か手伝ってもらうことがある場合にはそのことを確認する。

また、チェアサイドアシスタントと十分に予定について話し合い、個々の患者の治療について検討を加える。そうすることで、治療をおこなう前に何をするかが理解できていることになる。

あなたが患者に与えることができるサービスの質には、これでよいという限度はなにのである。そのためにはしょうじき、完全、誠実、感情移入といったものをもった態度が必要である。スタッフそれぞれは患者の感情や、その人特有の行動に対して敏感でなければならない。

 

 

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「歯周病」とは、どのような病気か?

2022-04-23 | 「歯福のひととき」レターより転載

歯科医師・山田忠生

 

「ムシ歯」と並んで、口腔内の細菌感染で発症する病気であり、近年の高齢化に伴う「ドライマウス」患者の増加が、「歯周病」の悪化に拍車をかけている。

 

 

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