７０歳からの歯科治療：２２

歯科医師・山田忠生

■「すれ違い咬合」のケースー１
このような「すれ違い咬合」、つまり上顎に歯のある反対の下顎には歯がなく、下顎に歯のある反対の上顎には歯がないというケース。
歯型だけの模型では、上下がどのような咬合をしているのかが、歯科医師でもわからない。

７０歳からの歯科治療：２１

歯科医師・山田忠生

 

■咬合関係を診査ー３

はたして、どれ程の臨床歯科医師が半調節性咬合器を使用しているか、調査の方法もないのでわからないが、まったくこのような診査のないままで治療を進めていくことは、私にはできないことは確かである。

７０歳からの歯科治療：２０

歯科医師・山田忠生

 

■咬合関係を診査ー２

フェイスボーを使用して、顎関節に対する上顎歯の３次元的関係を記録する。

次いで、故ドーソン先生考案のテクニックを使って、咬合記録をワックスで採得する。

７０歳からの歯科治療：１９

歯科医師・山田忠生

 

■咬合関係を診査ー１

どのような咬合をしているのか、上下の歯型を採取して、半調節性咬合器に装着して診査する。

 

７０歳からの歯科治療：１８

歯科医師・山田忠生

 

■原則：「歯」と「インプラント」の混在は疑問

歯根膜支持のある「歯」と、歯根膜支持のない「インプラント」が混在することは咬合の観点から大いに疑問がある。