山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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■ゆめ機構・代表 

バークリー予防歯科医業の概要:213

2021-07-31 | 好結果をもたらす予防歯科医業:ロバートF.

歯科医師・山田忠生

 

⑨必須歯内療法学で、新しい歯科医師を目指す

根管治療というものを患者は好まず、またそれだけ余裕のある人は少ないということが、多くの歯科医師の偽りのない気持ちであり、ほとんどがこの考えのもとに開業してきた。この姿勢は歯科大学での経験に由来するところが大きく、地域によって抜歯に対する治療の割合が10対1を下回ることもあるほどである。歯科医師によっては自分を歯内療法を行うには不適当だとする考えもあり、治療をして修復した大臼歯も歯内治療を行ったばかりに、弱くなるのではないかという考えを抱いているのである。抜歯の方が、より安全な選択肢のようである。臼歯を1歯、抜歯する度に長期治療の目標がどれほど妨げられるかを、歯科医師は思い知るべきである。抜き取った歯の数に反比例して、成功が予測しにくくなる。患者に可撤式の装置を薦めるならば、歯の喪失のために異常な圧をうけて、遠心にある支台歯が侵されていくであろう。抜歯に続くそのような問題が鬱積して、徐々に人の心に留まるようになるにつれて、歯内療法はあらゆる歯科医師にとってさらに魅力のあるものとなるはずである。

 

 

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デンタル・コミュニケーション:110

2021-07-30 | デンタル・コミュニケーション

歯科医師・山田忠生

 

質問:患者は意見の違うことを、        ことを、あるいはその話題についての議論を   ことを望んでいるのかもしれなければ、   返事をしようとしているのかもしれない。

回答:気に入っている、避ける、事実に基づいた

以下のような質問は、「いいえ」という返事が、どちらの意味にもとることができる。

●耳に何か障害は、ありませんでしたか。

●しばしば、鎮痛剤を服用されますか。

●義歯に何か問題はありませんでしたか。

●以前に何か気分が悪くなったことはありませんでしか。

●頭痛はこれまでに、ありませんでしたか。

●食べ過ぎる方ですか。

●飼い犬をけったりすることはありませんか。

●子どもにガミガミ言ったりしますか。

 

  

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パンキー歯科診業哲理:263

2021-07-29 | パンキーフィロソフィ:日本語版山田忠生新

歯科医師・山田忠生

 

”目は心の窓である”ということを、Dr.パンキーは私たちに思い出させてくれる。患者をお金の対象として見ているならば、そのことは患者にわかってしまう。患者になってチェアに座り、どのような治療をしてほしいと思うかを想像してみよう。そうすればもっと患者の本当の関心事に対応でき、密な関係が構築されるであろう。患者はあなたの顔を見つめ、自分の幸福に気づかってくれる人は、どのような人なのかをわかろうとするであろう。愛情と信頼が恐怖心を取り除くのである。患者の共感を確実にしたいと思うなら、トム・ローレンスの提言を実行してみることだ。つまり、患者ひとりひとりが自分の額に、”私を大切にしていると感じさせてください”という点滅付きのネオンサインをつけているかのように思って、その患者を見るのである。

あなたの人々への好奇心や楽しみを、その人の話を聴き、その行動を観察するということに使うこと、他人の立場に自分を置くためには、その人の心の中に入り、何がその人を動かしているのかがわからなくてはならない。超感覚的な能力をもっている人は別にして、通常の感覚を通して受け止められる情報のもとに、心を読み取るテクニックもいくつかある。その人のボディ・ランゲージ、ふるまい、声の調子、言葉遣いなどすべてがこれに該当する。チェアの上で指をきつく握りしめ、目を大きく開けている人は、少しばかり歯科治療に不安をもっている。

 

 

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ザ・デンタルフィロソフィ:148

2021-07-27 | ロッカード「ザ・デンタルフィロソフィ」

歯科医師・山田忠生

 

自己管理は、経営者の第一の義務とはメンバーが自分の可能性を発見して開発し、そして役立たせるのを援助することであるということを、歯科医師が認識するかどうかにかかっている。どのような組織でも、その気風は必ずトップから下へと浸透する。そのためにチームメンバーが成長していくには、歯科医師がともに成長しようとすることが必要である。

●自己管理は、スタッフメンバーが技術のみの作業者から、なぜそれを行うのかということも認識している頭脳労働者に成長したいと思うようになることを求める。

●自己管理は、信頼と知的誠実性(自分に正直である資質)を必要とする自己責任とによって育まれる。

●自己管理は、意見の相違に対する寛容の大きさと、過ちをする権利とを求める。

●自己管理は、危険なことを行うのを認める寛大な気持ちによって束縛から解放されるような、創造的精神から生まれる。

●自己管理は、チーム万バー全員が誠実であることは尊大なことではなく、最も大切なことなのである、という信条をもって生きていこうとする環境において、初めて最大の効力を発揮することができる。

 

 

 

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マークス「完全歯科医業学」:346

2021-07-26 | マークス「完全歯科医業学」概要:パンキー

歯科医師・山田忠生

 

関連したアプローチに、”その週の話”というのがある。隔週ごとに(それぞれの重複をさけるため)、興味のある項目――なるべくなら歯科の進歩や改良を示している一つを――さまざまな情報から選択し、患者がその週に来院したときにその話をする。「先日、興味を覚えるものを読んでみたのですが、多分あなたも関心があると思います。」しばしば患者から、「私の先生」からの興味のあることを繰り返し話されると、必然的にその恩恵を受けられるだろうと人々はその情報に向かおうとするようになるものである。私たちは患者に思い出させるためにいくつかの方法を提示してきた。つまり、(a)歯科治療から得られる恩恵であり,(b)ある一部の人々がもっている特別な知識の欠如であり、(c)自分が新しく得た知識を他の人々に伝えようとするのが本来の義務である、ということである。歯科医師はそれ以外にも、自分のために方法を開発することになる。

 

 

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