山田歯科エクセレンスクリニック:山田忠生の歯医者人生&文化活動人生

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2014-08-30 | 山田忠生:論文・提言などなど(過去から現
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


“痛みを止めて、そして咬めるようにする”ことからの決別
過去、約100年間、歯科医学の目的は今まで述べてきましたように、“痛みを止めて、そして咬めるようにする。”ということでした。覚えておられると思います。

そして、約20年前に私たちは、「麻酔・レントゲン・ハイスピードタービン」という三種の神器を手に入れました。

さらに約10年前にプラック・コントロールの考えが展開されるようになり、現代歯科医学の目的は“健康の回復と、その維持増進”ということに大きく変わったのであります。

私たちは、健康の回復と維持増進、あるいは“いつまでも健康な奥地を保つ”を目的とした医療サービスができるようになったのです。


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宝塚ガーデンフィールズ跡地利用と手塚治虫記念館

2014-08-29 | ごまめの歯ぎしり(ブラキシズム)
歯科医師・山田忠生


今から20年前の1994年に開館した手塚治虫記念館。開館した1994年には来館者数は約58万人。翌年、阪神大震災があったにも関わらず来館者数は28万人。そして、10年間の総来館者数は約250万人。1年平均25万人ということになる。それから20年後の今年、総来館者数が350万人。つまり、この10年間の来館者数は100万人ということで、1年平均10万人ということになる。

この年間25万人から、10万人への減少の一つの原因として考えられるのは、開館9年目の2003年に宝塚ファミリーランドが閉園したことが考えられる。ファミリーランドは閉園前の2002年まで、確実に年間200万人以上の来場者があった。その流れで記念館に来館していたことが十分に予測できる。単独となった手塚治虫記念館は、それでも年間来館者数が10万人というのは健闘しているかもしれないが。

観光集客都市として発展し続けることが宿命づけられている宝塚市にとっては、やはり相乗効果の期待できるものが必要だろう。しかし、開館して4年目の「宝塚文化創造館」は、集客交流施設として開館させながら、まったくといって目論見もはずれ、手塚治虫記念館にとって期待できる施設ではない。

そこにタイミングよくというか、隣接地のガーデンフィールズ跡地。跡地の手塚治虫記念館に隣接する約1ヘクタールは、宝塚市が購入したことから市立の施設を建てるわけだから、市立の手塚治虫記念館と関連づけて魅力ある集客文化施設を企画し、それに沿って建てられた施設をしっかりと管理運営することが求められる。ただ、これまでの行政の動きを観察していると、宝塚文化創造館と同じような運命をたどることになるのではと一抹の不安もある。それでも、宝塚市の行政センスと判断に期待したい。


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バークリー予防歯科の概要:46

2014-08-27 | 好結果をもたらす予防歯科医業:ロバートF.
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


確かに学生の抜歯方法の習得は、重要な歯科訓練の一端ではあるが、といって不必要な抜去を教えることはない。このようなことをしていると、パームリーのいう「歯を抜く人と呼ばれる方がふさわしいような低級で無知な開業医」に、歯科学生をしてしまうことになるだろう。

歯科医学は無歯顎の人をつくることを止めなければならない。これは抜歯による機能喪失が身体に悪いという明白な理由にもよるが、極端な場合を除いて、この旧式な処置は採らない方がよいことを示す現実的な証拠があるからである。すなわち、精神科医によると歯は骨にしっかりと根付いているが、より深く精神に根をおろしており、すべての歯がねじられ、ゆるんでしまうと、その患者は取り返しのつかない精神的打撃をこうむるという。

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シュースター「卓越歯科医業学」-4

2014-08-26 | シュースター「歯科開業学」
宝塚仁川/山田歯科エクセレンスクリニック 歯科医師・山田忠生


現在実施している以上の高品質のサービスを提供したいと熱望している歯科医師が、これまで以上に多くなってきているということを、私が強く信じることがなかったなら、このマニュアルを著さなかったであろう。私の知るところでは多くの歯科医師にとって、その診療目的の第一は自分へのサービスであり、患者へのサービスは二番目である。多くの歯科医師は、プロフェションをそのサービスを受ける人々にささげられる特別な専門職としてよりも、“お金を稼ぐ”ための職業かビジネスのように考えている。

また残念なことではあるが多くの歯科医師は、歯科診療を成功させるための“心理的技能”、“コミュニケーション技能”、“マネージメント技能”に欠けている。そしてわたしの信じるところでは技術的卓越性や個人的な進歩、成長がなければ、ある種の平凡さに陥り、安易な方法をとる妥協の精神をもつようになる。つまり手近な物質的利益のための生産ばかりして、まず第一に自分たちの仲間(患者)にサービスをするということを通して正当な報酬として伴ってくる金銭的、物質的利益をもった、そのような利他的な報酬を求めるという考えをもたない。こうしたことがあると確信するので、このマニュアルがあなたの進歩、成長に関わってくるあなたの旅を早めるであろうと信じている。

何度も同じ言葉を使うと時間を浪費した繰り返しになるので、それを避けるために人間を表すのに男性人称名詞を使用した。

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宝塚ガーデンフィールズ跡地利用で考えた

2014-08-25 | ごまめの歯ぎしり(ブラキシズム)
歯科医師・山田忠生


ガーデンフィールズの跡地、約1ヘクタールを宝塚市が購入し、利用計画を検討していることに、少しわけができて現状を調べた。
調べたといっても、私に調査能力があるものでもなく、現状を私よりもくわしく知っておられるのではと思われる複数の人々に、2014年の熱い夏の最中、出向いて話を伺った。

もちろん、最終的には宝塚市長が判断されることだろう。聞くところによると、有識者会議を設けて、意見を聴かれ、その答申を尊重されるということだ。しかし、まったく白紙の状態でその会議に委ねられるはずもなく、またそうであれば有識者の方々も判断に困られると思われる。どの程度のものかはむずかしいところだが、市としては何らかの構想案を提示されて、それについて検討されると考えるのが妥当だろう。

当然のこととして、その約1ヘクタールすべてが緑地か、公園ということは考えにくい。やはり、公立の施設が建てられると考えるのが普通だ。それでは、どのような目的をもった公立施設であるのか、ということがこの跡地利用の最大のポイントだ。

私の考えでは、今の宝塚にもっとも欠けているのは公立、民間を問わず〝集客文化施設”という「場」ではないだろうか。
この跡地には、その〝集客施設”が建てられるべきだ。宝塚にふさわしい、訪れてみたい施設とは、どのような目的と機能をもったものなのかは、見識をもった有識者の方々が検討されるのだろう。とにもかくにも、魅力ある“集客文化施設”だ。


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